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スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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宿題大変です、1年生。

2017-10-14 | 育児
ネルカの学校生活、何かと盛りだくさんな日々を送っています。(そして私たちも毎日ちょっぴり盛りだくさん)

昨日の夜はネルカの学校の宿題で、「家族の写真を教科書の家系図に貼る」というものがあり、子供たちが寝た後、マルツェルと夜遅くまで家族8人分(両家の祖父母と両親と子供たち)の写真を探して編集していました。それを今日私がプリントしに行き、ネルカが帰ってきたら一緒に切り取って貼る。写真も今どき、撮ってもプリントすることってそうありませんよね?だから記憶を辿ってデータを色々見て、ちょうど良さそうなものが見つかったらトリミングして…となかなか時間のかかる作業でした。

先週末は学校からゲストまで迎え、ネルカは大喜びでしたが私たちはあれこれ頭を悩ませました。
ネルカとサクルカが大好きだったアニメ、ペッパピッグで、週末クマのぬいぐるみを幼稚園から持ち帰り、どんな風に過ごしたか、写真や絵に文章を添えて絵日記のようなものをする話があったのですが、見ておいて良かった、まさにそれです。ネルカが持ち帰ったのはセサミストリートのエルモのぬいぐるみ、ネルカたちのクラスではエルモがクラスのマスコットになっているのだそうです。金曜日、エルモをネルカがキラキラののりで何やら描いて棚の上で乾かしていた、その上に置いて、「持ち帰って早々洗濯」のハプニングに始まり、ネルカとサクルカがエルモに服を着せたり、夜は人形用のベッドに寝かせたりしてたっぷり遊び、土曜日の午前中はネルカの課外活動に一緒に連れて行き、夜は巻き寿司を作り、日曜日に写真をプリントして日記を書き、なんとかそれらしくまとめました。月曜日のホームルームで先生がその絵日記をみんなの前で読んでくれれ、ネルカによると先生が読んでくれるのをみんな笑い転げながら聞いたそうで(おそらく一番笑ったのは当の本人ネルカでしょうが)一安心です。

学校には日本でいうところの学童のようなものがあります。1ヶ月6ユーロで、学校の教室で、副担任の先生がみてくれます。学校が始まるのは8時からですが、共働きの家庭で朝早く両親が出勤しなければならないような子供は確か朝6時から子供たちを預かってくれます。そして放課後も夕方5時まで。この学童の時間には外で遊んだり、手芸をしたり、工作したりして過ごし、クラスの半分以上の子が学童にも参加しているようです。ネルカはちょっとした工作が大好きなので、迎えに行くと「せっかく刺繍をしてたのに、ママが早く来るから一針しか縫えなかった!」と文句を言われてしまうほど、楽しんで参加しています。

この学童に加え、更に不定期で土曜日に活動する課外活動があり、これにもネルカを入れることにしました。先週末、その第一回目の活動があり、それにゲストのエルモを連れて参加しました。担任の先生と副担任の先生と同じクラスの子供たち6人ほどが参加しタトラ山脈のハイキングコースの清掃(ゴミ拾い)、ツタを使った籠編み体験をし、持たせたお小遣いでお土産を買って帰ってきました。鉄道の学割(無料パス)を持つネルカは参加費50セント、山で出合う動物や植物について先生が話をしてくれたりもしたそうです。こんなに安い費用で(先生方は無償でしょう)休日も子供たちの活動に携わってくれるなんて本当に熱心な先生方には感謝します。

月々のお小遣いをまだあげていないネルカには、こうしてでかけるときだけお金を持たせています。たいてい、色々考えて何か一つだけ買って帰ってくるのですが、今回は持たせた5ユーロを使いきってきました。駅のプラットホームで私たちの姿を見るなり興奮気味で何を買ったか話してくれました。何を買ったと思います?瓶から蜂蜜をすくう、木製の道具と、ガラスの鹿の置物でした。もちろんネルカの好きなピンクで、キラキラのラメまでついたガラスの鹿、子供心をガッチリ掴むそのコストパフォーマンス高いお土産に思わずマルツェルと目を合わせ笑ってしまいました。帰ってから、ネルカがマルツェルにコンコンとお金の価値について、お小遣いの遣い方について語られたのは言うまでもありませんが。

盛りだくさんな新生活、ネルカはとても楽しんでいるようで私もとても嬉しいです。


土曜日の課外活動の集合場所へエルモと向かうネルカ


2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
先生の熱心さすごい! (仁仁母)
2017-10-15 08:30:44
こんにちは!
日本では、学童がいっぱいで入れないなどの声が多いなか、学校でしかも副担任の先生が見てくれたりするなんて、すごいですね。
子どもたちも親にとっても安心感ありますね。
土曜日までも課外活動があるなんて、驚きです。
先生方はどこまで勤務で、どこが勤務外なのでしょう。課外活動、楽しそうですね。
エルモと向かうネルカちゃんの後ろ姿がかわいいです。
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仁仁母さん (chihirko)
2017-10-16 05:52:12
日本では女性が働く環境がなかなか整っていなくて大変ですよね。やはり2児の母の妹の話を聞くと大変だなと思います。
こちらは共働きの家庭がほとんどなのでさすがにサポートもがっちりです。学校と学童が一体化していて、放課後そのまま教室に残って学童代わりになっています。なので学童の先生=副担任になるんですよね。

更に、担任の先生方に恵まれたので学校生活がとても充実したものになっています。たぶん、土曜日の課外活動は担任の先生によりけりで、ないクラスもあると思うんです。熱心な先生方に受け持ってもらうことができて本当に良かったです。

コメントありがとうございました。
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