スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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ネルカ、ピカピカの1年生!私も就学児ママ1年生。

2017-10-08 | 育児
すっかりご無沙汰してしまいました。

ありがたいことに私もマルツェルも4週間の夏休みをいただき(と言っても私は有休を全部消化してしまったので、冬休みは無給休暇になってしまいますが)日本に帰ったのはもう遠い昔のことのよう。こちらはもうすっかり秋、木々は黄色に染まり、朝は車のフロントガラスについた霜をガリガリこする季節となりました。

9月からサクルカは幼稚園2年目の年少さん、ネルカはピカピカの一年生になりました。
サクルカは昨年と同じクラスで担任の先生もそのまま持ち上がり、ネルカは後半2年間泣きながら幼稚園に通った努力がようやく報われ、念願のおばあちゃん(義母)の働く学校へ、担任の先生にもクラスメートにも恵まれ、毎日楽しんで通学しています。

私もようやく学校のペースに慣れてきましたが、ネルカよりも私の方が慣れるまで大変でした。こういうときに頼りになる義母が学校の始まる最初の1週間、少し遅めのバカンスに出かけてしまい、マルツェルとふたりであれこれ分担してなんとか乗り越えました。

まずは入学式、私も行きたかったけれど、長い休みをもらったばかりで仕事を休むわけにもいかず、マルツェルに行ってもらいました。マルツェルは午前休を取り、私は出勤時間を少し早目にしてもらい仕事へ、マルツェルが正午、出勤時に職場にネルカを連れてきてくれ私と交代。世の中の共働き家庭、みなさん大変ですね。義父母の留守中にそのありがたさを改めて感じました。

さて入学式の日の夜、「入学おめでとう!学校はどうだった?」とネルカのゴッドファザーとゴッドマザーからメッセージが来たのですが、学校2日目の準備に追われ、返事をする間もなく…。始めての小学校は入学式よりも2日目の方がとても大変でした。
入学式で色々と説明を受け(私でなく、マルツェルに行ってもらって良かった)、そして長い長い持ち物リストとともに帰ってきました。それを「全部次の日に持って来なさい」と、早々に母親失格ですが全ては揃えられませんでした、私。

こちらの幼稚園ですでにおなじみのトイレットペーパーやポケットティッシュ、石鹸は事前に買っておきましたが、その他のものは義母にあらかじめ聞いておいても、初日に学校でリストをもらうから大丈夫よと。

その長い長いリストはこんなものでした。

・ノート(511が2冊、513が1冊、624が2冊とか指定されています)
・教科書全てにカバーをつける
・筆箱の中には
 ・鉛筆2本
 ・鉛筆削り
 ・カラーペン
 ・色鉛筆
 ・ハサミ
 ・ノリ
 ・消しゴムは入れないこと!!

・水彩絵具とアクリル絵の具
・水彩絵の具用筆とアクリル絵の具用筆
・パレット
・水入れ
・布巾
・クレヨン
・パステル
・木炭
・粘土
・色鉛筆もう一セット
・のりとハサミももうひとつずつ
・画用紙白とカラー、A4とA3が各××枚
・エプロン
・ビニールテーブルクロス
・お道具箱

・くつのバッグ
・体操服のバッグ
・体育館履き
・なわとび
・クッション
・ランチョンマット
などなど

リストにあげられているものの内の半分近くは私にとって新出単語、もしくは意味は分かってもどこで売っているものなのか知らない等々、なかなか難しかったです。「シュビハドロって何?」と思わずネルカに聞いてしまいました。縄跳びですって。どこに行ったら良いかわからずとりあえずおもちゃ屋さんに行ってみたら、店員さんが最後のひとつですって奥の方から見つけだしてくれました。

体操服や靴を入れる袋、これは日本ではナップザックって呼ばれていたような、紐をシュッと絞めてリュックのようになる袋、あれをみんな使うようで、手作りするのかと思ったら、文房具屋さんで手に入ります。

何かと安易に他力に頼るのが私のスタイルなのですが、今回もスーパーでリスト片手に自分で右往左往して探し出すなんて絶対に無理だと思い、町の老舗の文具店に行きました。カウンターに立つ店員さんに舌を噛み噛みリストを読みあげ、店員さんに手伝ってもらい買い物終了。体操服のバッグ含め、リストのほとんどのものは文房具やさんで揃うことがわかりました。

そんな持ち物をそろえたのもまたもう遠い昔のことのよう。今は毎日帰ったら宿題チェックです。
大した量ではないのですが、毎日チョロッと宿題が出ます。毎日、成績?評価もつけられるので、復習も欠かせません。日本の小学1年生ってもっとラクだったような…。これはスロバキアの学校生活でずっと続くことのようでちょっと大変な気もしますが、でも学校の授業をきちんとすれば塾になど通う必要はない。なんだか本来学校のあるべき姿を証明してくれているような気がします。

そうそう、学校が始まってお弁当作りも始まりました。給食があるのでお弁当というほど大それたものではないのですが、休憩時間に軽食を食べるそうで毎日、その軽食を用意する必要があります。サンドイッチにしたり、おにぎりにしたり、ネルカは放課後の学童にも行っているので午前と午後の2食、毎日頭を悩ませますが、先日の保護者会(またもマルツェルだけに参加してもらいました)で先生に「健康的なお弁当」とお褒めの言葉をいただいたそうで、良かったです。こちらの子、お菓子やジュース、甘いものを持ってくる子が多いそうで、ネルカのようなおにぎりに卵焼きにミニトマト(なんて簡単すぎて日本のママたちには笑われてしまいますね)の入ったお弁当箱は目を引くんでしょうね。

ネルカと一緒に私も日々新しい世界を体験しているので、久々に復活したブログですが、今後しばらく学校ネタが続くかと思います。


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