父は70歳を過ぎても
ゴルフや釣りを楽しんだ
ワタシは
再々父の元に訪れる暇を作れずな毎日
それこそ
傾いた商売を立て直すために休みなく働き
借り入れの返済に頭を悩ませながら
息子にご飯を食べさせることが精一杯だ
趣味を楽しみながら
年金で暮らす父には
心配をかけたくない
女性が父に心配をもらうのだし
父とワタシは
あまりお互いの本音も話さず
相談もしあわないようになった
父の状況は
聞かなくてもわかったし
電話をかけて
女性が家にいるのかと尋ねれば
大概
「今、国へ帰っとるんぢゃ」
とか
「チンヂャラほいほいぢゃ」(パチンコの事)
とか
出稼ぎ?っぽい言い方で、県外へ
ほいほい出かけているという
父が楽しんで平和に暮らしてくれたら
女性がどこで何をしていようと構わないのだ
つづく