黄泉の国へ

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詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-07-24 16:44:00 | 日記
父が大好きなゴルフに行けてない
って


女性がまた何かをしたのだろうか


ワタシは直ぐに思った



心不全や
脳梗塞で入院したことで
心配をかけたことから
年齢的に
もうゴルフを辞めたらどうかと
よく女性には言われていたそうだけど


父が辞めずにいたら


なんと
女性はガレージの乗用車を
売り飛ばしていた


乗用車は車検前だったらしく

女性は
高い車検代を払ってまで
ゴルフに行くなら


車を売ればいい


勝手に売ってしまえたのだ


女性が乗り回す父のセカンドカーは
軽自動車だから
ゴルフバックが入らない


だから
ゴルフも辞めてしまえるし
ゴルフ場の会員権も不用になる


というわけだ



でも


どうやって
車が売れるわけ?
なんで?


父は
怒る様子もなく
ガックリはしているものの
あきらめていると
ワタシに話した


なんでも
女性の母国は車検代が安いらしく
同郷の知人が買いとり


名義変更もやってのけたと


そして
傷ひとつない
シートも総革張りで
サンルーフつきの車が


たった一万円だったといい

ポケットから一万円札を出して

「安かったから、もらいますよー」

って
いい放ったそうだ


勿論お金は
パチンコ代に消えて行った



本当に一万円だったかは


ワタシも父にも
わからない


買った相手の顔も
名前すらもわからない




なんで
こんな
怖いことが


簡単にやれてしまうんだろうか






つづく













詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-07-23 13:52:00 | 日記
 父も母も郷里は隣県で
時々法事があったり
父の兄弟の訃報を聞けば
ワタシは運転手になり
お酒を沢山呑む父と一緒に
出席をする


そすると



親戚の誰もが
喜んで迎えてくださった


悲しみの中でも
父がその輪に入れば
涙が笑顔になり
故人の思い出話に花が咲き
すぐ宴会のようになる


父には
そんな不思議なパワーがあって


やはり
逞しく
頼もしい


父の姉(私の叔母)が
「今日奥さんは、どうしたん?」
父に聞けば

父は叔母とは時々話をしていたのか
「これよ」と
手を回しす仕草で
叔母にはわかるようだった


そんな時でも
女性は
父の携帯に電話をかけ
父の兄弟や叔母にも
「きょうは、ようじができてしまって、行かれなかった」
日頃は
父の世話をしていると言う
アピールをする


そりゃ
誰も疑わないわ
来てないんだから


パチンコ屋にいるんだから



車の中では
少し酔った父に
普段は話さない
女性のことや
生活の様子を
探りながら聞いたりして



よい距離感をとるようにすることで
父が困ることのないようにと


気を使うことを


女性は知る由もない


それどころか
父から楽しみを
ひとつ、またひとつと
奪っていった


ゴルフにあまり行けておらず
辞めることになりそうだ




つづく



















詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-07-22 15:03:00 | 日記
 父のこの入院くらいから
女性の父に対する接し方に
優しさが見れなくなることが多くなり
手荒さを感じるも

医師や看護師さんの前では
甲斐甲斐しい姿を演じているようで


ワタシも女性だけど

「女性って.....怖いな」
と思ってしまうほど
不自然な振る舞いの女性


だからか
父が少し弱くなったように
見えた


逞しい
強い父が

この女性なんかに
虐げられてたまったもんぢゃない



父が退院してから
母との生前最後の約束どおり
ワタシは父と
それまで以上に仲良くした


女性を眼中にいれず
父がワタシを必要とする時は
必ず側へ行き


父の兄弟の法事などにも
一緒に参列させてもらい


女性はもう
父のプライベートに参加したり
共に付き添うことも
全くしなくなっていて


ワタシの出番が増えた



親戚に会えば
逞しく、頼もしく
面白可笑しく話をする
以前のままの父がいて


少しずつ
色々な状況が
上向きに見えはじめ



ワタシも
この頃に
商売で作った借金を
やっと
きちんと完済することができた


ますます親孝行しなければ




つづく





詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-07-20 15:23:00 | 日記
トイレ完備の個室に入るも
父は尿管に管を入れて
酸素マスクをつけ
点滴をしている


はずが


点滴をしながら
液がぶら下がったそれを
コロコロ動かして
廊下を歩いている


どうしたのだろうか
急に元気になったのだろうか


トイレで用を足して
戻ってきた父に寄り添って
個室ではなく
大部屋へ戻った


女性がいないうちに話を聞いたら
点滴を受ける父の
ベッド傍にあるテーブル上の
お茶に手を伸ばした女性が
尿管の管に引っかかって


父があまりの痛さで看護師を呼び


飛んできた看護師さんに
もう外してください、と
頼んで



外してもらい


部屋も大部屋に変えてもらったと



そして
トイレは歩いて自分で行くことにしたのだ



つづく




詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-07-19 14:16:00 | 日記
 兄が娘を連れて
父が入院した病院へかけつけた


まだ父には面会できず
容態もあまりわからない状況なのに
女性は直接ではなく


ワタシから
もしもの時にもらえるお金は
実家を売却した程の金額を請求したい旨を
兄に言ってほしいという


娘が一緒の兄に
とても言えないし


もし言ったら
一喝されるのは
ワタシだ


だから言わないでおいた



兄が一人だったら


いや、


言わなかっただろう


兄と娘は実家に泊まらず
ワタシの自宅に泊まり


翌日面会が少しできるようになった
父のもとへ向かった


父は顔色は少しよくなり
ワタシ達や
特に長く会えていなかった
兄の娘が来てくれたことを
とても喜んでいて

酸素マスクをずらしながらも
面白おかしく話をする姿に


回復の兆しが見えた


主治医の先生からも
まだ頑張ってもらって
退院を目指して治療をしますと



言葉をもらったので



兄と娘も少し安心して
帰っていった



ただ


ワタシと息子は
気が気じゃない



心配は
まだ続いていた



つづく