入院生活は６日間でした
右腕リハビリを兼ねて、配膳係をしていた所を先生は見てられたみたいです
「杉本さん…今日の参観日抜け出して行くか？(笑)
こんなに動いていて元気だし、子供さんの元に早く帰ってあげよう！明日午前中に退院する？」
「先生、明日にお見舞いに来たい方々がおられるんです。後1日こちらでお世話になってもいいですか？」
私の退院は日曜日午前中に決りました。
同じシングルママの年配顧客様が
「退院時は、私が送迎させて頂きますね！家も近いから、そのくらいさせてちょうだい！！」
タクシーで帰る予定にしていました
私の右腕をかばいたかった配慮を知りました
入院生活中で違う病棟の患者さんとも知り合えましたので、ご挨拶回りへ
同じ乳癌を患った奥様がおられるおっちゃんの病室へ行きました。
「忙しくなっても、検査や治療を怠ったらあかんで！右腕の大きな傷口を見て、悲観的にならず、その傷口のおかげで命拾いできたんやから…前向きにな！
夢必ず実現できると自分を信じろ！ワシらは一生涯仲間や！」
未だこの言葉は傷口を見て思い出します
私の右腕の大きな傷跡は
命拾いできた勲章 退院おめでとう
とうとう明日なんや私は同じ病室の患者さんに見守られながら、荷物をまとめ始めました
病気を患い、手術、入院しなければ…
この方々との出逢いはなかったはず…
その出逢いに心から感謝しました