福岡県医療用ウィッグ(かつら)を作る再現美容師chikaブログ

美容師のわたし…シングルマザーのわたし…乳ガンだったわたし…更年期障害と闘ったわたし…素直な想いを綴り伝えたい

初・投与後の私

2009-08-07 19:43:54 | 日記

保育園へお迎えに行き、帰宅後…

ちょっと気持ちが悪いな吐き気が…

おトイレへ


何かこれって…

つわりと似てる


寝たらきっと大丈夫やろ

翌朝は特にかわりない朝を迎えました


抗癌剤って思っていたよりも怖くないかも
このままスムーズに8本射てたらいいな


私はそう願いました


翌週の月曜日も同じように二本目を射ちました

化学療法室内の雰囲気には相変わらず慣れずでしたがウォークマンと美容師雑誌を観ては時よりウツツと居眠り


呑気な患者さんでした

30分の吐き気止めの点滴と点滴抗癌剤で約三時間半
やはり間でおトイレにも行きたくなります


ガラガラと点滴抗癌剤と一緒にお向かいのおトイレへ…


その回りには外来患者さんがズラリと診察待ちをされています。


化学療法室内から出た私を見つめていた視線がいやに気になってしまいました。

内心…化学療法室内から点滴ぶら下げて出た私は『只今癌治療中なんです』って言ってるのとおなじやな

視線を感じ視線を背ける人達を感じ…

複雑な想いだった。


患者意識はあまりなかった私でしたが…


この時だけは癌患者と言う意識になりました


私は今、闘っているんですだから何も言わないでほしい。そっとしておいてほしい。


自宅にお見舞いに来て下さる人、電話でのお見舞いにメール


暇してるやろ?


のメールはさすがに悲しかった


自宅に居ても居留守をしたり、朝から息子と公園に行ったりする体力はまだまだありました。


しんどくてもわざわざ会いに来てくれる方々へしんどい顔ができないし言えない自分に苛々していた時期でした