福岡県医療用ウィッグ(かつら)を作る再現美容師chikaブログ

美容師のわたし…シングルマザーのわたし…乳ガンだったわたし…更年期障害と闘ったわたし…素直な想いを綴り伝えたい

⭐️ ふりかえり…京都時代✂️ ② ⭐️

2023-08-20 04:08:00 | ひとり言
アシスタントの人に、シャンプー後、セット面に移動、カットクロスを付けてもらいYさんが登場✂️

先ずは、ヘァスタイルのカウンセリング…
毛量が当時まだ多かったので、質感調整とミディアム位の長さはキープ、デザインはお任せと言う感じだったと思います。

私が美容師という事は、先程記載したカルテに書いていたので、Yさんは既にご存知でした。

カットしてもらってる最中Yさんが何故ここに来たのかと…尋ねられました。

私は、今ある技術力に行き詰まりを感じ悩んでいると正直に伝えました。Yさんにカットしてもらったら何か気づくきっかけをもらえるのではないかと思って来た事とパートで5時半迄のサロンワークとひとりで子ども2人育てていると言うこと迄…素直正直にありのままその想いを話しました。

Yさんは『わかりました。では…1日何人担当できますか?』

私はプチ嘘をついて『 2人くらいですね 』

Yさんは、私が何処のサロンで勤務してるのかそんな事は一切聞かずに…1日担当するお客さんの人数だけ聞かれました。
そして、明日からのカットワーク中の進め方…先ずはウェットの状態でベースカットしてから髪の毛を乾かしてドライにする。質感調節をドライカットで行う…その時にセニングのハサミはできるだけ使わずにシザーのみで、このように髪の毛をシェープして、この角度をキープしながら、毛量調節したい所に対してシザーをこのように持って毛束と平行に真横からこうして動かして行く…最初は全く髪の毛が床に落ちないと思うけど、その事を毎日、毎回、シザーと髪の毛が当たるまで、繰り返していくとある日必ず自分が量を減らしたい所にシザーが捉える事ができるから明日から諦めずにやってみて❗️そして今度ここに来店した時にどうなったか報告してと…
自ら考案した質感調整のドライカットの技法を私の髪の毛を切りながら鏡に映るその手捌きを私に見えるようにゆっくりと切り進めながら、その行程を理解できるように事細かく…惜しみなく教えて下さいました。

私は、眼鏡をつけたり外したりしながらもう鏡に映るそのテクニックを見て覚えるのが必死でした😆✂️

『そのような角度でシザーを持った事ないので、カット中シザーを落としそうになるかもしれませんね😆』

『慣れるまではそうなる恐れはあるから気をつけて❗️例え髪の毛にシザーが中々当たらずに床に髪の毛が落ちなかったとしても諦めずに何度も何度継続してみて❗️』

私は、ただカットしてもらって料金を支払って帰ると想像していたのに…こんな事ってほんまにあってええんやろか🧐

美容師して来た中で、こんな経験したのは本当に初めてで…こんな不思議な気持ちになった事も初めてで…心のモヤモヤした曇り空の事もスッカリ忘れてました。
あまりにも衝撃的な出来事過ぎて…
サロンを後にしてから…
Yさんとの約束を絶対に守り…果たし…必ずモノにしてやるぞ‼️‼️と心に決意表明しました。

やったろぉ…美容師魂…


炸裂✂️

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