静と動の趣味日記

以前習った押し花作品やエコクラフトバックなどを掲載。運動不足解消に始めた卓球の事や旅先の事を気ままに書いています。

アルペンルートとトロッコ列車の旅

2008年05月13日 | Weblog

今回はお友達が「立山黒部の雪の大谷を見てみた~い!トロッコ列車にも・・・」と言うので、各社の旅パンフレットを見比べ、早速、4人で申し込みをしました。

でも、次の週に別会社から送られて来たパンフレットには「壮観!雪の大谷ウォーク」の見出しが・・・・・おぉ~!
「出来れば雪の大谷を歩いてみたい」と言っていたのを思い出し、前の予約をキャンセルし、即、こちらに鞍がえしてしまいました。

5月10日
朝、5時半出発で、バスに乗ること8時間、富山県宇奈月温泉に到着。
早速、冬用のフード付きジャンパーを着込み、宇奈月駅から念願のトロッコ列車に乗車し、新緑の黒部渓谷の中を爽快?に走りました。


後曳橋を渡るトロッコ列車


昼頃からチラついていた雨も止み、出発した時には爽快だと思いましたが、途中は寒くなり、フードを被って寒さをしのぐ場面もありました。


お城の様な「新柳河原発電所」


黒部峡谷は北アルプスの立山連峰と白馬岳・鹿島槍ケ岳を連なる後立山連峰との間に深く刻み込まれた大峡谷で中部山岳国立公園に指定され、この渓谷を流れる黒部川は数多くの渓流を合わせながら富山湾に注いでいるそうです。
宇奈月温泉から鐘釣駅まで、約1時間、切り立った岩肌や緑の木々と白い雪のコントラストを楽しみました。


展望台からの万年雪


鐘釣駅では足湯などもあり、鐘釣三尊像や万年雪を見たりして、帰りのトロッコ列車で宇奈月に戻って来ました。
そこから富山市内の宿泊ホテルへ、1日12時間の旅程でした。

5月11日
ホテルを7時30分に発ち「立山黒部アルペンルート」へ。
アルペンルートは富山市から長野県の信濃大町まで、北アルプスを横断する全行程90kmの山岳ルートで、ケーブルカー、高原バス、トンネルトロリーバス、ロープウェイ、地下ケーブルカー、トンネルトロリーバスと乗り継いで行きます。
今日のお目当ては美女平から室堂間約50分の高原バスで、標高1000mから2450mまで変化する車窓からの景色と10m以上の雪の壁(大谷)、それに黒部ダムです。
生憎の雨で車窓からの風景は遠くを見る事はできませんでしたが、杉の巨木やブナの自然林、立山杉などは見られました。
室堂に近づくと、出てきました、出てきました雪の壁!!



この日は14mの雪の壁

バスを降り、雪の大谷を歩く事に、雨は雪に変わったのですが、道路はびしょびしょの雪で大変、それでも雪壁の高さに圧倒されながら、シャッターを何度も切りました。
欲を言えば、晴れていて雪壁の上が青空、展望台からは立山三山、剣岳、大日連山、天狗山などの山々が綺麗に見えたら良かったのですが残念。
まあ、ドシャブリにならなかっただけ良しと考える事にしました。

アルペンルートの最終観光地、黒部ダムは世界でも屈指の高さ186mのアーチ式ドームダムで、7年の歳月、513億の工費と990万人の作業者によって作られたそうです。


黒部ダム


ダムの上を歩いて、対岸まで行きましたが、その時はダムの大きさはあまり感じませんでした。
ダムを脇から見る展望台に行って見ると、綺麗なアーチ型とそのスケールの大きさにびっくりし、「こんな山奥まで資材を運んで、1年の半分が雪なのに、たった7年で完成させたなんて凄いな~!」と思いながらしばらく見とれていました。


ダム横の展望台にある黒四建設記念碑


5月なので、まだ放水はしていませんでしたが、6月26日~10月15日までは観光放水するそうですので、その時期はもっと迫力があるでしょうし、紅葉の季節も良いそうです。

扇沢から帰路につき、1日14時間の旅程でした。

今回の旅行はメンバーの1人が元バスガイドさんだったので、このコースで通る、県や市、温泉、観光スポットについて、27ページにも及ぶ説明書を作って、事前に渡してくれたので、予備知識を持って観光することが出来、またメンバーにも恵まれ、とても良い旅となりました。
感謝感謝で~す。