7日目
今日はトルコで過ごす、最後の日となりました。
午前中は自由行動だったので、私達はオプショナルツアー「ボスフォラス海峡クルーズ ・ガラタ橋散策と世界一短い地下鉄体験」に参加しました。
イスタンブール郊外のホテルからバスで30分ぐらいで市内に出て、世界一短い地下鉄に乗る為に綺麗な街並みを歩きました。
イスタンブールの街並み
この地下鉄は日本のケーブルカーみたいなもので、全長600m、所要時間は約3分という事で、乗ったらすぐ降りる感じでした。
この地下ケーブルカーはヨーロッパ商人が、ガラタ橋側からイスタンブールのヨーロッパ側に、荷物を運ぶために造られたといわれています。どうして、そんな短い距離を運行しているのかと思いますが、急坂を登ってくれるので、市民の重要な足となっているそうです。
世界一短い地下鉄
チュ―リップ柄の綺麗な青タイルが貼られた地下鉄駅
地下鉄駅から、歩いてガラタ橋を渡って、ボスフォラス海峡クルーズの船着き場まで向かいました。
ガラタ橋は人気の釣りスポットで、1日じゅう釣りを楽しむ人の姿が見られ、また二重構造の橋なので、下段にはカフェやレストランがあり、その店先には上から釣り糸が何本も下がっているという、不思議な光景でした。
ボスフォラス海峡クルーズ 船着き場、後ろの方に「スレイマニエ・モスク」?
いよいよ、ボスフォラス海峡クルーズに出発で~す。
ボスフォラス海峡は黒海とマルマラ海を結び、アジアとヨーロッパを分ける、長さ約30kmで、世界で最も美しい海峡のひとつだそうです。
船の手配が付かないとガイドさんが言っていたので、小さな船かと思っていましたら、な、な~んと数百人乗りの大型船にたった24人の貸し切りでした。
行きは、イスタンブールのヨーロッパ側を見ながら、帰りはアジア側の景色を見ながらの、1時間30分のクルーズです。
海峡の両側は、いろいろな建築様式で建てられた、宮殿やホテル、迎賓館、博物館、別荘などがところ狭しと並んでいました。(ガイドさんが説明してくれたのですが、たくさん有りすぎて忘れました)
その他に、豪華客船やクルーザーなど、何艘も停泊していました。
ドルマバフチェ宮殿
オスマン朝スルタンの最後の居城として、共和国の父アタテュルクの執務場所として有名な宮殿。
大理石の豪華な宮殿建物の横幅は600mもあり、285もの部屋と43のホールがあって、調度品や名画が展示されているそうです。
クズ塔(アジア側の最後の方にある)
クズ塔はボスフォラス海峡の入口の島に立つ塔で、かつて刑務所や灯台とし使用され、現在は中にレストランがあるそうです。
別名「乙女の塔」と名付けられた理由は、ある日、皇帝は娘が蛇にかまれる夢を見て、この塔に避難させて、寂しいだろうと贈った果物かごの中に、蛇が潜んでいて、悲劇を招いたという伝説からだそうです。
ボスフォラス海峡クルーズ の写真をスライドにしました。
スライドショー画面の右下の四角ボタンをクリックすると大きな画面で見られます。
ボスフォラス海峡の素敵な景色を楽しんだ後は、予定には入っていなかったのですが、地元の人も買い物に行くという、エジプトバザールの中を見て歩きました。
エジプトからの交易品やスパイスの専門店、土産物、雑貨屋さんがありました。
エジプトバザール
エジプトバザールの路地
エジプトバザールのメイン通り
空港に向かう途中、昼食は「ドルネケバブ」というものでした。
今日は牛肉をひつじの脂で焼いたものだそうで、豚肉は食べないとの事でした。
最近は日本でも、トルコ人が大きな肉のかたまりを回しながら焼いて、それを削ぎ切りにして、薄いパンなどに野菜と挟んで売っていますよね。
そう、こんな感じ!画像はHPより拝借
実際に出て来た、ドルネケバブ
付け合わせは白チーズが入った春巻き「シガラボレイ」と松の実が入ったバター風味ピラフ「サーデ・ピラウ」
そしてフライドポテト、デザートはイチゴのムースでした。
イスタンブール空港をPM6時に飛び立ち、成田にAM11時に着き、11時間のました。
8日間という長旅は今回が初めてでしたが、時差も6時間ぐらいでしたので、さほど疲れたという感じはありませんでした。
トルコ国内は移動距離が長いので、1日に1ヶ所ぐらいしか観光出来ませんでしたが、今まで行った国とは、また違った、素晴らしい景色と雰囲気を味わえた良い旅でした。
アップするのに時間が掛かってしまった上に、つたない文章でお恥ずかしいのですが、皆さんのこれからの旅の参考にしていただければ幸いです。
最後まで、読んでいただきまして、ありがとうございました。