職場の年長の方から勧められて、「天国の5人」という本を読みました。
読みたい本があったら、図書館サイトでインターネット予約をすると、すぐ近所の支所まで配達してくださるんです。支所に届くと、携帯にメールも届きます。便利ですよね。
「天国の5人」
高校生の課題図書になっているんだそうです。
これがとってもいいお話でした。結構簡単に読めてしまうので、機会があったら、読んでみてください。
★ ★ ★ (以下は本の内容なので、本を読まれる方は読まないでね)
「人生の中には、まったく自分が預かり知らぬところで色々なことが起こっていて、関係ないことの様でも、実は様々な人の人生が交錯している。
主人公のエディは「ルビー・ピア」という遊園地の乗り物メンテナンスの仕事をしている。父の代からの仕事だが、やりたかった仕事ではない。
戦争で不自由になった足のせいで尽きたかった仕事にも就けず、すっかりやる気がおきずにダメな人間になってしまった。
ただ漫然と生きてきた。最愛の妻は、もう随分前に亡くなっていた。
物語はエディが亡くなる50分前から始まる。
毎日繰り返される、いつもの日常の中のほんの一瞬・・違ったのは、彼の目の前で遊園地の重たいカートが故障で宙吊りとなり、次の瞬間、小さな女の子の上に落下したこと。
その瞬間、彼は痛む足を引きずって、女の子を助けようと、落ちてくる遊具の下に飛び込む。そして死んだ。
彼は死んでから天国で5人の人に会う。
1人目は小さい彼が1度だけ話をしたことがある「ルビー・ピア」の見世物小屋の男だった。
兄とキャッチボールをしていた幼いエディは、ボールを取りそこね道路に飛び出す。そのとき車でそこを通りかかったその男は、間一髪エディをよける。無事だったエディは何事もなかったようにその場を離れる。しかし男は彼をよけたことが元で事故を起こし、心臓発作で亡くなる。
2人目は戦争に行った時の上官。
戦地で負傷して運ばれてから、彼とは一度も会っていなかった。その後その上官は戦死したと噂で聞いた。
エディは戦争で不自由になった足をずっと呪っていた。この足のせいで、自分は人生を狂わされたと。
彼は天国で、そのときの状況をその上官から聞くことになる。
エディはベトナム戦に従軍していたが、捕虜なってしまい上官以下数名とともに敵の村に火をつけ逃亡する。ところが彼は罪の意識からか、火の中に逃げ惑う子供を見たような気がしてパニックを起こす。上官は暴れる彼をその場から助ける為に背後から彼の足を故意に打つ。彼はそこで気を失って、気が付いたときには病院であり、本人は敵に打たれたと思っていたのだ。気を失ったエディを担いで部隊を率い、上官は逃亡を続けるが、部下を助ける為に地雷を踏み、彼は逃亡途中で亡くなる。部隊は無事誰もかけることなく帰国することが出来たのに。
3人目はルビーという年老いた女性。一度も会ったことはなかった。
彼女はエディが勤めている遊園地「ルビー・ピア」の初代創設者の妻だった。
彼女は病院で偶然にもエディの父の死に際を隣の目にしていた。
父とはずっと不仲だった。遊園地のメンテナンスを仕事とし、自分にもその仕事を無理に継がせ、すぐ手を上げ怒鳴る父をエディはずっと憎んでいた。
エディは父が何故入院することになったか、そして、その死に際何といっていたのかをルビーから初めて聞く。
4人目は最愛の妻だった。いつも愛していた。彼女のそばにいれば幸せだった。
でも、子供には恵まれず、養子を迎えることになった。女の子だった。
その子が始めてくる日、エディは彼女がすぐに帰ってきてね、といったにもかかわらず、友人と競馬場に行ってしまう。
車で彼を迎えにいった妻は、不良少年たちが歩道橋から落とした洋酒のビンがフロントガラスに当たり事故を起こす。養子縁組の話はなくなってしまった。
その後彼女は脳腫瘍を病み、亡くなる。
5人目。
小さな女の子。彼女は全身にひどいやけどをしていた。彼が火をつけた村の子供だった。見間違いではなく、その女の子は確かにそこにいたのだ。
でも、女の子はエディと話をするうちに、綺麗なかわいい女の子に戻っていく。
そして、沢山の子供たちが現れる。
「ルビー・ピア」で楽しいときを過ごした沢山の子供たちが。一人ひとりはまったく知らないし関係のない子供たちだが、間違いなくエディはその子どもたちの楽しい時間を作ってきたのだ・・何年もの間・・。
その女の子は、エディに伝える。「あなたはその瞬間、確かにあの宙吊りになったカートの下に飛び込んで、女の子を外に押し出した」と。」
★ ★ ★
自分の人生の中で、自分のことは全て知っている、そんな気がしてしまうものです。
でも、知らないことがいっぱいあるんです。
私の…天国の5人って、いったい誰が来るのでしょう?
そんな話をしていたら、「ちづちゃんは、5人じゃすまないかもね」といわれた・・(w)
読みたい本があったら、図書館サイトでインターネット予約をすると、すぐ近所の支所まで配達してくださるんです。支所に届くと、携帯にメールも届きます。便利ですよね。
「天国の5人」
高校生の課題図書になっているんだそうです。
これがとってもいいお話でした。結構簡単に読めてしまうので、機会があったら、読んでみてください。
★ ★ ★ (以下は本の内容なので、本を読まれる方は読まないでね)
「人生の中には、まったく自分が預かり知らぬところで色々なことが起こっていて、関係ないことの様でも、実は様々な人の人生が交錯している。
主人公のエディは「ルビー・ピア」という遊園地の乗り物メンテナンスの仕事をしている。父の代からの仕事だが、やりたかった仕事ではない。
戦争で不自由になった足のせいで尽きたかった仕事にも就けず、すっかりやる気がおきずにダメな人間になってしまった。
ただ漫然と生きてきた。最愛の妻は、もう随分前に亡くなっていた。
物語はエディが亡くなる50分前から始まる。
毎日繰り返される、いつもの日常の中のほんの一瞬・・違ったのは、彼の目の前で遊園地の重たいカートが故障で宙吊りとなり、次の瞬間、小さな女の子の上に落下したこと。
その瞬間、彼は痛む足を引きずって、女の子を助けようと、落ちてくる遊具の下に飛び込む。そして死んだ。
彼は死んでから天国で5人の人に会う。
1人目は小さい彼が1度だけ話をしたことがある「ルビー・ピア」の見世物小屋の男だった。
兄とキャッチボールをしていた幼いエディは、ボールを取りそこね道路に飛び出す。そのとき車でそこを通りかかったその男は、間一髪エディをよける。無事だったエディは何事もなかったようにその場を離れる。しかし男は彼をよけたことが元で事故を起こし、心臓発作で亡くなる。
2人目は戦争に行った時の上官。
戦地で負傷して運ばれてから、彼とは一度も会っていなかった。その後その上官は戦死したと噂で聞いた。
エディは戦争で不自由になった足をずっと呪っていた。この足のせいで、自分は人生を狂わされたと。
彼は天国で、そのときの状況をその上官から聞くことになる。
エディはベトナム戦に従軍していたが、捕虜なってしまい上官以下数名とともに敵の村に火をつけ逃亡する。ところが彼は罪の意識からか、火の中に逃げ惑う子供を見たような気がしてパニックを起こす。上官は暴れる彼をその場から助ける為に背後から彼の足を故意に打つ。彼はそこで気を失って、気が付いたときには病院であり、本人は敵に打たれたと思っていたのだ。気を失ったエディを担いで部隊を率い、上官は逃亡を続けるが、部下を助ける為に地雷を踏み、彼は逃亡途中で亡くなる。部隊は無事誰もかけることなく帰国することが出来たのに。
3人目はルビーという年老いた女性。一度も会ったことはなかった。
彼女はエディが勤めている遊園地「ルビー・ピア」の初代創設者の妻だった。
彼女は病院で偶然にもエディの父の死に際を隣の目にしていた。
父とはずっと不仲だった。遊園地のメンテナンスを仕事とし、自分にもその仕事を無理に継がせ、すぐ手を上げ怒鳴る父をエディはずっと憎んでいた。
エディは父が何故入院することになったか、そして、その死に際何といっていたのかをルビーから初めて聞く。
4人目は最愛の妻だった。いつも愛していた。彼女のそばにいれば幸せだった。
でも、子供には恵まれず、養子を迎えることになった。女の子だった。
その子が始めてくる日、エディは彼女がすぐに帰ってきてね、といったにもかかわらず、友人と競馬場に行ってしまう。
車で彼を迎えにいった妻は、不良少年たちが歩道橋から落とした洋酒のビンがフロントガラスに当たり事故を起こす。養子縁組の話はなくなってしまった。
その後彼女は脳腫瘍を病み、亡くなる。
5人目。
小さな女の子。彼女は全身にひどいやけどをしていた。彼が火をつけた村の子供だった。見間違いではなく、その女の子は確かにそこにいたのだ。
でも、女の子はエディと話をするうちに、綺麗なかわいい女の子に戻っていく。
そして、沢山の子供たちが現れる。
「ルビー・ピア」で楽しいときを過ごした沢山の子供たちが。一人ひとりはまったく知らないし関係のない子供たちだが、間違いなくエディはその子どもたちの楽しい時間を作ってきたのだ・・何年もの間・・。
その女の子は、エディに伝える。「あなたはその瞬間、確かにあの宙吊りになったカートの下に飛び込んで、女の子を外に押し出した」と。」
★ ★ ★
自分の人生の中で、自分のことは全て知っている、そんな気がしてしまうものです。
でも、知らないことがいっぱいあるんです。
私の…天国の5人って、いったい誰が来るのでしょう?
そんな話をしていたら、「ちづちゃんは、5人じゃすまないかもね」といわれた・・(w)
是非読んでみてください、とても素敵なメルヘンです。
特に、「ホセさんの尋ね人」の章は涙なしでは読めませんでした。
作者は、池澤夏樹さんです。
進歩ねえなあ~
イチゴ様・・・イチゴ様が難しい哲学の本を読んでいる・・とか想像すると、かえって熱が出ないか心配してしまうので、ぐっすり眠ってくれちゃったほうがいいです(w)
もも様・・もも様には雲の写真集なんか出版して欲しいですわ!そのときはご連絡を!(w)
素朴な挿絵とプラス思考な詩が書かれた絵本です。
幼少の頃、その絵本から考え方ひとつで楽しめるという事を学びました。
その本の名前は「大丈夫」です。
雨が降っても 大丈夫。
びしょ濡れになるってきもちいい。
壁があっても 大丈夫。
壁にもたれて 楽ちん楽ちん。
何があっても 大丈夫。
仲間がいるって 素晴らしい。
大丈夫 大丈夫・・・。
と、このような素朴な詩と挿絵からなるものです。
おいらの子供心にストレートにインスパイアされ、
大人になった今でも「何があっても 大丈夫。」と、心の中でつぶやいてます。
今日、「南の島のティオ」が届きましたので、ではでは次は「大丈夫」を借りてみましょう!