16年前の4月23日。
大きなお腹(臨月)だった私は、朝、破水したことに気付きました。
すぐさま、押入から入院用品一式を持ち出し、夫に送ってもらって病院へ。
予定日まであと10日ほどあるし、初産は遅れるって聞いてたので、かなりあたふた。
病院で診てもらったら、今日中に産まれるでしょうとのことで、即入院。
陣痛はまだきていなかったので、病室では暇でした。
夕方から陣痛が始まって、陣痛室に移動。
大きな病院なので、陣痛室も広くて、ベッドがいっぱい並んでます。
この日は、すごく人が多くて、5、6台あるベッドはいっぱいで、
部屋の隅にもストレッチャーにのせられた妊婦さんが、唸ってました。
お隣のベッドとは、カーテンで仕切ってあるだけ。
なので、様子がとてもよくわかります。
右隣の人は、めちゃくちゃ痛がってて、叫びまくり。
看護師さんに「赤ちゃんも頑張ってるんだよ!」って怒られたり、反対になだめられたり。
「もういや~!!なんとかして~!!」と大変騒がしい方でした。
私はその時まだ、あまり痛くなかったので、これからくる痛みを想像して、
かなり怖かったです。
そして左隣の人。
こちらは、うってかわって静か。
「ひっひっふ~~」の呼吸の音しか、聞こえてきません。
どうやら、3人目を産むようでした。さすが、慣れてるのね~と感心してました。
がしかし、様子を見に来た看護師さんが、「あ!頭が見えてるよ!」
お隣さんは大慌てで、分娩室に運ばれて行きました。
頭が見えてるなんて!!そんなに簡単に出てくるものなの??
こんな二人に挟まれた私は、このあと自分の体がどうなっていくのか、とても不安で怖かったです。
でも、泣き叫ぶほどの痛みもなく、突然頭が出てくることもなく、
その数時間後、無事、息子は産まれてきました。
息子の顔を見て、今までお腹の中にいたのよねって思うと、とっても不思議な気持ちだったなあ。
あれから16年、たいした病気もせず(小さいのはちょこちょことあったけど)、
よく育ったもんだ~!
数年前に私の背を追い越し、数ヶ月前には父親の背も追い越し、まだまた伸びそうです。
中身はまだまだ子供なんだけどね。
いつものように、息子の大好きなチーズケーキを焼きました。
クリームチーズの箱に書いてある、超簡単なレシピで。
生クリームと卵を増量したので、とっても濃厚なお味で、とってもおいしかった~!
おいしい物を食べると顔がニヤケる息子。
このケーキももちろん、ニヤケながら食べてました