2022年に入り、高校2年生に進級した頃(アリア)と同時期だったかなぁ…滋賀・彦根のパーラー風月が閉店すると言う情報がTwitterで広まっていた。
まず、彦根まで行って、営業していなかったらかなりの大ショックを受けることは間違い無いので、母がお店に電話してくれた。
そしたら電話に出たのは、パーラーの店主ではなくて1階の風月堂の店主で、営業時間を尋ねると、「知りません、わかりません」言われたそうだ。この対応にちょっと母はピリッと来たようで、かなりプンプンしていた。
まぁ、喫茶店巡り、いいことばかりではないよな。今大学生になって、ひとりで喫茶店巡りをしてると分かります。まぁ電話は訪問前の出来事だけど…。
しかし、これで2階のパーラーと1階の風月堂の店主は違う方だということが判明した。パーラーの店主がどんな方か少々怯えながら、彦根に向かうことにした。
またまた和歌山から遠い彦根まで母に運転してもらい、やってきました彦根へ。
やった!営業してる!
ウッキウキで、そこそこ急な昔のビルの階段を上る。
素敵な看板ばかりでもう感無量ですわ…
無事入店し、ママさんに閉店されるとの情報をインターネットで見て来た…と伝えると、驚きの事実が判明!
「まだ閉店しない」とのことだった。
つまりはデマ…ではない。
実際に、12月?か年末?に一度閉店されたそうだ。たくさんのお祝いなどもいただいたりもしたそう。
しかし、常連さんたちの熱い想いにより、営業再開を決断されたとのことだった。
なんだぁ…焦ったよ〜…。でも、次いつ彦根に訪れることができるかわからないから、来てよかった。(まさかこの2年後に進学する大学が滋賀県で、滋賀に住むことになることになるとは、この時思ってもいなかった)
でも、もし本当に閉業されるとのことだったら、本当に後悔しただろうからね。何事も後悔する前に行動しよう。だから彦根まで行ってよかったー!
しかし、営業日は金曜、土曜、日曜日のみ。というのも、ママさんは年齢より若く見えるが、82歳。そして足を悪くしてしまいしんどいからとのことだ。ちなみに2025年現在も営業されているとのことで安心安心。
まずは感想を。
看板、ガラス製のオレンジドア、三連レトロペンダントライトを見ることができて幸せだった。本当に素敵なパーラーだ。
思いがけず、カーテンも素敵なことに気が付いて、窓際の席はやっぱり好きだ。
カーテンのデザインが60〜70年代感がプンプンして、もう恋してる。
いいねぇ…チェアはブラウンで統一されている。
ママさん、ここの照明のこと、お話ししてくれたなぁ…メモ不足であんまり覚えていないけれど…
注文したのはプリン。メニュー表にはプリンと「風月プリン」なるものがあって、両者の違いを尋ねると、風月プリンの場合はプリンが2つ、とのことだった。
手作りの昔ながらの固めのプリン。まっすぐに美味しかった。
ここまで長いなぁ文章…。と思っていたそこのあなた、注目ですよ!!!
5連発失礼。素敵すぎて。最大の見どころよね。
カウンターも撮らせていただいた。
レトロドア好きとしては、オレンジすぎるドアに感激!
たとえば姫路の喫茶アーミはプラスチック製でこちらはガラス製だった。同じものがないし、店によって特徴があらわれていて、たしかに風月はガラスドアの方がしっくりくるな。もちろん開業時からのドアですよ。
ドア越しのショーケース。すってき!!!
最後に窓側を振り返って、客席方向をパシャリ。
ほんまに、このカーテン、欲しいなぁ…柄がレトロすぎる。
ママさんは内装のことなどいろいろお話ししてくださった。
お会計でレジに向かうと、レジスターのあるテーブルにマッチを出していてくれたママさん。
もう我々のような喫茶店巡りをしている客に慣れているんだろうな。
退店して、外からもパシャリ。
このギリギリのアングルだと三連ペンダントライトが綺麗。
それにしても、2階にも同じ大きさのショーケースがあるなんてすごい。
あと、お気づきですよね…。
ショーケースの下に、1階のカラフルな看板とお揃いの看板がこちらにもあります。
ポスターのお姉さんも昭和のままだ。
最初に載せた階段を下りる。
この看板、ほんとう欲しくなっちゃうよね。昭和のデザインってやっぱり素敵だなぁ。唯一無二で。ポップで。個性的でうまくはみ出している。
ビルがそのものがいい味出してる。
何回建てだ?10階?にしては低めの頭上か。
彦根のその他の訪問した喫茶店やまち歩きで得た写真は、次回以降投稿しますのでお楽しみに〜!
2022年6月19日訪問