ちょこの昭和探索

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346 coffeeりんご 大阪⚫︎大阪

2024-12-31 16:05:06 | 🍭大阪府の喫茶店
みなさんは今回紹介するお店以外の現存する喫茶店で、ひらがな表記の「りんご」という名の喫茶店をご存知だろうか?

わたしは全国各地の喫茶店を調べているのだが、ここ以外で、ひらがな表記の喫茶「りんご」には出会ったことがない。
つまり、今のところ全国で「りんご」という名の喫茶店はここだけということになる。
林檎と漢字表記だったり、林檎の木という喫茶店はそこそこあるのだが。

わたしは2年ほど前ここを見つけた。ひらがな表記の「りんご」が嬉しくて。今すぐにでも行きたいと思った。

当時口コミはなく、おそるおそるストリートビューで見てみると、直近の年で営業されていることが確認できた。
だから安心して現地に向かった。

ストリートビューから想定していた通り、かなりこぢんまりとした喫茶店だが、常連さんでいっぱい。
ママさんは我々の訪店に一瞬困惑したのだろうが、「古い喫茶店を巡っている」と言うと、そこからはゴリゴリの関西弁で嬉しそうに楽しそうにお店の歴史をお話ししてくださった。

メニュー表から、アイスティーを注文。するとレモンかなにかが切れていた(?)ようで、常連さんと言うよりもお手伝いさんと化したおばちゃんが買い出しに(笑)
途中で買い出しに行くシーンに遭遇するのは何度目か。でもこういうドタバタ劇もおもしろいから喫茶店巡りはやめられない。
きっと、常連さんのコーヒーonlyの注文で成り立っているから、アイスティーなど久しぶりに出たのだろう。(後々知ったがアルコールの提供もあるため、コーヒーとアルコールで成り立っている)

ちなみに創業は1994年と、平成の開業である。もともとこの場所は「わらく食堂」と言う食堂だったのだが、平成2年に閉めるときに食堂の兄ちゃんから、ママさんに店やらんか、と声をかけられたのが始まりだそう。
シュガーポットもりんごでキュンとした。
ちなみに3度目の訪問の際に、メニュー表どこにいっちゃんたんですか?と聞くと、「どっかにあるわ〜値段変わったからね」とのこと。
シュガーポットもこのメニュー表もめちゃめちゃかわいいよね…











この照明も「わらく食堂」の頃のまま。



珈琲は黒い魔女のコーヒーミルやコーヒー豆の缶をお店に置かれている喫茶店は本当に少ないので、貴重な喫茶店である。
2022年はまだまだコロナ対策万全の喫茶店が多く、ここもそうだった。
パーテーションが邪魔してカウンターと照明をキレイに撮るのに手こずった。
ストリートビューで見た時は珈琲は黒い魔女の置き看板があったのだけれど、ママさんもご高齢で腰を痛めており、いちいち店の外に出すのがしんどいそうで、真っ二つになって、ドアと窓にはり付けられていた。これはこれでステキかも。
あと、ドアも変わっており少し残念に思っていたが、珈琲は黒い魔女の看板は健在でもうそれだけで嬉しい。

ちなみに、店名の由来は、ママさんと娘さんでいろいろ考えたのだが、なかなか決まらず、所謂”みてもらった”そうだ。

帰りにマッチを伺うと、家にあったはずやわ〜次持ってくる!と最後まで気分良く過ごせた。そしてツーショットもお願いしてしまった。雨の日でもいいことあったからいいや!


2022年6月6日訪問


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2年半ぶりにりんごに再訪。
ママさん覚えてくださっているかな〜と淡い期待を抱きつつ、だけど緊張しながらドアを開ける。
「(来るの)初めてやんな?」
と言われてすこし撃沈。
そこで、
「あの、帰りに写真撮ったあの喫茶店巡りしてる人で前は母とs…etc…」
消え入りそうな声で言うと、ママさんが思い出した!と言う表情で、これまたどうぞどうぞと迎え入れてくださり楽しい時間を過ごすことができた。
この日は朝イチで、着席してすこし経つと、モーニングが到着!

店内もパーテンションが外され、キラキラの照明が。








ここで、ピカピカのマコちゃんのコーヒー豆缶が棚に並んでいるのを発見し、ママさんに見せて欲しいとお願いすると、快く袋から出してくださって(もう本当におこがましい私)、見せてくださった。
おそらく新品なのに、ママさん本当にありがとうございます。
モーニングをいただく前に撮影会を開始してしまった。




カウンターの中にまで入らせていただき、コーヒーミルも近くでみれて本当に幸せだ…
ちなみにこれ、現役なんですよ…!



年季を感じさせるマコちゃん。大好き。
マコちゃん缶やコーヒーミルの撮影をして、モーニングをいただいているうちに、店内は貸切になった。
ママと最近の話とか世間話とかいろいろできて、いい朝だった。









ちなみにこの高級感と存在感のあるりんごのオブジェは常連さんからのお土産だそう。

以前はドアにはりつけられていた看板の片方がが店内に移動していた!
今回は快晴でよかった。以前は雨だったからね(梅雨だったのもある)
快晴とりんご、似合うなぁ…

ママ、朝だとさらに若々しく見える…80代とは思えない。
ちなみに、マッチは家に1個だけあったそうで、次は持ってくるわ!電話してや!とのこと(笑)

ほんまにりんごママの「ありがとうな〜!」「気ぃつけて帰りや〜!」「また来てな〜!」
は元気出るわぁ…。

2024年10月5日訪問
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3度目の訪問。おこがましいとは思いつつ、交換した番号に電話をかけた前夜。
「明日店やってるでー!」「待ってるわー!」「マッチ見せるなー!」
溌剌としたママさんの声に安心して店へと向かったのは4時過ぎ。
ちなみにこの日は閉店時間まで過ごさせていただいた。

到着した時、案の定お店はカウンター以外満席。すでに4本いや5本呑んじゃっているおっちゃんもいらして、愉快な時間だった。だが閉店時刻が近づくにつれ、次第におっちゃんたちは帰っていった。

ちなみに、「純」な喫茶店ではなく、アルコール、コーヒー、紅茶が現在の主なメニューと思われる。
ここは喫茶店というよりかは、カラオケ設備のないスナックといった表現の方が正しいのかもしれない。しかしママも常連さんたちも皆さん良識はあるので、安心していられる場所。初めてのお客さんにも優しく接してくださる。

今回は念願のマッチを見せていただけるはず…だった。がしかし!(笑)ドアを開けるとママが「マッチ家に忘れてもうたねん!今からとってくるわ〜!」と取りに帰ってくださった(泣笑)いや本当にここまで自分をおこがましいと感じながら綴るブログは初めてかもしれない。
しかし、取りに帰ってくださった以上、待つことに。正直、マッチを見たかったというのが事実だから。

約10数分後、ママさんが手渡ししてくださったのはなんとも可愛らしい、テントの「coffeeりんご」と同じ書体のマッチ。
ずっと聞きそびれていた。どなたがデザインされたのか伺うと、娘さんお友達で現在沖縄でデザイナーをされている方だそうだ。

ママは2回目の訪問時から「あげたいねんけど、これはうちの宝もんなんや。30年分の想いが詰まってんねん。」そうおっしゃるママのお顔は誇らしげだった。

写真は撮らせていただくことに。



ブログだから書くのだが、正直にいうと、わたしInstagramとかのSNSでマッチを手に持って撮影する方苦手なんですよね…。ほんまに苦手なんですよなんか。
今回はわたしも手に持っているけれど…。



ママさんが(外の)電気つけたでー!って(わざわざつけてくださったんですねありがとうございます…)おかげでいい感じの写真が撮れました。

2回目の訪問時のところで、快晴とりんご似合うなぁ的なことを書いたと思うのだが、夜のりんごの方がステキかも。

クリスマスに喫茶店巡りも悪くない。むしろいい。

「年明けも待ってるで〜!」とママ。もちろん伺うに決まってる。

ママさんお体に気をつけて。いいお年を。

2024年12月25日訪問


















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岐阜県の廃業喫茶店まとめ

2024-12-31 15:46:17 | 廃業喫茶店
岐阜喫茶旅行で発見した廃業喫茶を掲載する。

①珈琲ふじ
閉業からかなりの年月が経っていそう。喫茶鳩を出てすぐ発見。


②コーヒーハウススヌーピー
めーーーっちゃくちゃ入りたかった喫茶店…。当時Googleマップでは閉業になっていなかったから、割とワクワクして行ったら廃業という結末。
母が車を降りてドア越しに中の様子を伺いに行ってくれたのだが、もう完全に物置状態だったそうだ。



③田中屋本店喫茶

④たつみ茶寮

⑤カドヤ喫茶店
2000年時点では営業していた。
転用された店も廃業してテントが外されれば、色褪せたコカ・コーラの看板があらわに。
ここが喫茶店だったことを密かに後世に伝えようとしている。




地図が正解ならば、この場所にあったのだろう。


⑦リオ喫茶店
1枚目のサンホテルは廃業していません。大変昭和なホテル…泊まってみたいなぁ。
駅前むかしは相当賑わっていたんだろうな。




⚫︎以下から中津川市

⑧サトウクン
廃業していると薄々分かっていながら、母に店の前を通って欲しいとお願いした。
案の定営業している気配は全くない。「サトウクン」と言う店名が気になって仕方がないんだが?マスターがサトウクンだったのかなぁ…。

⑨純喫茶チヨ
国宝級純喫茶だね。すばらしい佇まい。でもわたしにとってはここを超える喫茶店跡があった。それはいちばん最後に。


⑩喫茶マチ
営業していたら間違いなく入った。中津川、魅力的な喫茶店と喫茶店跡が多すぎやしませんか?

11喫茶ツル
事前に下調べしていて、最も気になっていた喫茶店である。
中津川は最初は行くつもりがなかった。でもツルを見つけて、無理言って恵那、中津川を追加してもらった。
ツルのスモークドア自体がステキだし、お城のシールも昭和。ドアが200点満点!いや、200点じゃ足りないな…。

サッポロビールの表記もあったので、お酒も提供されていたんだろう。
ドアが開かないことにわたしがあまりにショックを受けていたので、近くの美容室に母が聞きに行ってくれたのだが、どうやら廃業されているとのことだった。本当に悲しかった。


2022年5月2日〜4日撮影



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345 喫茶グリルさくらんぼ 岐阜⚫︎多治見

2024-12-31 15:15:41 | 🍭岐阜県の喫茶店
喫茶ゆうを出て、もう日暮れが近づいている。母が高速乗るまでの道に喫茶あったら入っときよ!と言ってくれたから、検索をかける。(本当はゆうでキレイに終わろうとも思ったのだが)
検索でヒットしたのと走行中に発見したのとどっちが早かったのかは覚えていないけど、こんな喫茶店見たら入るに決まってるでしょ!思ったのがここ。
店名も「さくらんぼ」だし。

父親の第一声は「営業してんのか?ここ」←(失礼)だったけど、わたしは駐車した母の車から降り、ズンズンと入り口へ向かった。
ママさんが迎えてくださり、ホッとしたのだが、照明が一つもついていない(泣笑)
外観同様内装も一昔前の喫茶店といった感じで、昔はすごくゴージャスで、道路沿いにあることも手伝って、かなり賑わっていたのだろう…と容易に想像できる。
しかし正直な感想を書くとするならば、かなりくたびれた喫茶店だ、と思った。
せめて照明はつけていただきたかった…。






シャンデリア。

この看板がこのお店でいちばんすき。


テントにも色褪せているが、さくらんぼのイラストが。

ちなみにマッチは数年前、どばっとマッチをくださいというお客さんがきて、もう無くなってしまったそうだ。後々調べたところ、黄緑色がベースのマッチにさくらんぼのイラスト入り。欲しかったなぁ。


これにて岐阜喫茶旅行終了☑️めちゃめちゃ楽しい2泊3日だった。

2022年5月4日訪問



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344 喫茶ゆう 岐阜⚫︎中津川

2024-12-30 21:27:41 | 🍭岐阜県の喫茶店
訪問した2年前、ほとんど口コミがなくて、ワクワクしながら入店した思い出。それが今蘇ってきている…。

限りなく「純」喫茶に近いのだが純喫茶表記はない。
内装とくにカウンターがかなりかなり私好みで大興奮した。

それでだけじゃなくて、ママさんのお人柄。すばらしいな、と。喫茶店の全店主がこんなお人柄だったらいいのに…なんて思っちゃったりして。
とは言っても、店主のお人柄も十人十色だから、巡る価値があるとも捉えられるか。

ママさんは本当にたくさんお話ししてくださって、1966年(古いっ!)にママさんのご両親が開業された。そして、現在の建物になったのは開業から10年ほど経ってからで、当時はバーテンダーさんも雇われていたそうだ。

近くのあそこも古いよ的な会話になった時、わたしが「(喫茶)たなかさん」と言ったら、「よく知ってるねぇ」と謎に感心された(笑)

インターネットに掲載することも大歓迎だそうです(笑)ほんっまに素敵なママさんやった…。
内装もモダンで素敵だったし。

アイスティーはボコボコグラスで提供される。








ん…?画像下の赤とネイビーのモダンなタイルはなんだって?
安心してください。この後たくさん掲載いたしますよ。








いやぁ…本当にすごいよね…昔の技術。デザイン。素敵やぁ…(これでもかってくらい写真載せました笑)
え、最初に述べたカウンターの画像はまだかって?
安心してください。この後掲載いたしますよ。






奥の方も撮影させていただいた。




この天井のデザインも圧巻だ…..!
名古屋の廃喫茶店、らんを思い出した。
やっぱり店内全景。

お待ちかねのカウンターです。「これぞ喫茶店のカウンター」という感じのカウンターだ。
いえろうだねぇ〜…









丸や四角の取っ手は大好物。



あぁ…
素晴らしき喫茶店に出会えたことに感謝。実はここもリスボンに続き事前に調べていた喫茶店ではない。直前にインターネットで調べて出てきた喫茶店である。

そして大事な店名の由来を聞き忘れるという失態。
看板のコーヒーカップが「U」だなんてオシャレ。
ならば、わたしが想像していた「有」「由」「裕」「友」「優」のどれかの漢字が当てはまるのだろうか…?

なんだか今回の記事は「とにかく明るい安村構文」まみれだった気がするが…(笑)
まぁこんな感じのブログなのですが、来年もよろしくお願いいたします(ちょっと早い!)

2022年5月4日訪問


















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343 喫茶リスボン 岐阜⚫︎中津川《閉業》

2024-12-29 20:15:13 | 🍭岐阜県の喫茶店
大容堂から見えていた、マスターが昔はダイエーだったと教えてくださったビル(中津川市にぎわいプラザ)最上階にやって来た。実はそこに喫茶店があると知ったのはものの数(十数)分前。

悲しいかな、ここもどうやら訪問後割とすぐに閉業してしまったみたいで…。
岐阜も広島や愛知(名古屋)並に閉業された喫茶店が多い。

大容堂で小腹は満たしたので、ミルクセーキを注文。
いやぁ、もう古いよね。ビルが古いのは見るからにわかる。しかし、では中にある喫茶店は古いのか?と聞かれると、必ずしもイエスではない。けれども入店した。
じゃあ、ここはどうだったの?古かったの???↓

今回の私の判断は大正解!!!マスターにお店の歴史を伺うと、
ちゃんとこのビルがダイエーとして開業した1977年から営業されている純喫茶だった。よっしゃあー!
だって…だって…このコカ・コーラのメニュー表置きからもう古い!昔からずっと使っておられるとのことだ。







景色、最高。大容堂の入ったビルも見えるの。
ちなみに、既にお察しの方もおられると思うが、観光センターになってから、最上階であるココに移ってきたから、ドアやチェアからは全くもって古さは感じないのである。
ちなみにダイエー時代は、1階(?)にあったとおっしゃっていた気がする。
そしてその頃は地下と今リスボンがある6階にも喫茶店が1軒ずつあったそうだ。

実はひととおりお店の歴史を伺えたところで、お店の電話が鳴る。友人なのか常連さんなのかはわからないが、マスターと超⭐︎長話が始まってしまったので、しばらく待ってから、ごちそうさまです!と声をかける。

マッチを尋ねると、「たしかあったはず」と…。
まさかこんなに真新しいカウンターから出てくるとは…うれしかった。

あと、1階スペースに開業当時のテーブルが置いてある、とせっかくおっしゃってくれたのに、見るのを忘れて帰ってしまうポンコツな私。ビルを出てから気づいてしまった(涙)

最後に、最上階にやって来てお店の中に入り声をかけると、「いらっしゃい」と後ろから声が(笑)
下の写真のチェアに優雅に腰掛け外の景色を見て寛がれていたのはマスターだった(笑)という入店前エピソードもある(笑)

また、ダイエーの歴史をもっと詳しく調べたいと思っている。
ダイエー中津川店の営業期間(1977-98)
ちなみに6階にあった喫茶店の店名は「レインボー」だったという。(知恵袋より)

2000年に市が土地及び建物を取得。2003年開館とのこと。(Wikipediaより)



思いがけずモダンなデザインにハートを撃ち抜かれた…
ちなみにこれが岐阜喫茶旅行最後のマッチとなった。素敵なデザインで嬉しさでいっぱいだ。

2022年5月4日訪問
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