何を思ったのか夫が昼すぎに戻ってきた。

丁度、昼食は卵焼いて茄子を炒めて夕べの豆腐の煮込みでごはんを食べ終わったところだった。夫はラーメンを炊いてという。ラーメンを食べるとまた急いで出て行った。税務署の申告とか何とか行って書類袋を提げて出かけた。
私はそれから新聞を読んで昼寝をした。３時に起きたいが眠たい。やっと４時過ぎにおきて仕事の電話連絡をした。
パソコンを開けるとメールの雑用が入っていて処理しなければなにない。
夫はまたうるさく言っている。
「風呂を入れて」「さぬきうどん炊いて」とか-----。
私はパソコンを閉じて洗濯ものを取り入れたりしていると夫は風呂に入った。
そして私は台所で鶏肉を炒めようと思ったらめずらしく「俺がする」という。
私がするとにんにくとうがらしの量が少ないらしい。
私はたくさん入れているのに少ないという。どんな胃をしているのか。おどろく。私は少し辛いもの食べると腹痛で大変なのに----。
「もう自分でやりたいようにしたらいいわ」
風呂から上がって讃岐うどんの味噌煮込みうどんをして今夜の夕食にした。
今夜はコンニャクと竹輪の煮込みを作ろうと思ったがやめた。明日の料理はまた明日考えることにしよう。明日は現場、疲れるとまた寿しでも買ってかえるかもしれない。
雨が今日は激しく降っている。マンション暮らしになるとベランダの戸を閉め切ってしまうので雨音が聞こえない。雨の音が聞きたくて私はベランダに出てみる。現場に行く時は雨があっていると嫌なものだが家にいると雨の音が聞きたくなる。
かつて借家に住んでいた時は安普請の家だった。まわりは雑木林だったので雨が降り出すと雨音の大きさで何もしなくてもいいという心になって心が安らいだ。時々一軒屋の家で地面に落ちる雨音を聞きたいものだがもう今更、一軒屋は住めるはずがないのでベランダにでて雨の音を聞いている。
雨音で自然の摂理を思う。雨がふり天気になっていく。人生ともよく似ている。
雨の音でまたかつて住んでいた平城宮跡の近くに住んでいた頃を思い出していた。
今日はコレぐらいにしておこう。