ある人の日程表が入ってきた。

そして最後に「もう死にそうだ」という。
私もそうなんですと心の中で叫んでいた。
ほんま。もう私も3・4日何もしないで横になりたい。
ずっと休みなし。元気になるつける薬があれば----。
それも鼻の頭にクリームみたいなものちょっとぬるとムクムクと元気な源が沸いてくるというものである。

そんなものないな。
たいてい医師は「寝なさい」と言う。

今日病院でのべつなく話している高齢者婦人を見た。
ずっと話が出来るので本来は元気な人なんだ。
車椅子に座りヘルパーさんが介護についておられる。
私は待合の椅子に座っている。話は何も聞いていないのに聞こえてくる。声が大きいから耳に入ってくる。話の内容はとぎれとぎれに聞こえてくる。
あの薬は夜と昼飲むのよ。あれとあれは何とか---ずっと話している。
私は若いホームヘルパーさんが気の毒に思えた。
ヘルパーさんは朝こられたときより1時間もすると目が奥に引っ込んでいた。
疲れていても何も言わないで高齢者の話しを聞いておられた。
周りのものはのべつなく話しているあの声にちょっと耳障りになっているのにヘルパーさんは大変だろうなと思った。

病院の治療が終わって所用を済ませて行きつけの喫茶店に行った。
そして1番隅っこの席で新聞を読み始めた。しばらくするとまた今度は親子なのか親戚なのか知人なのかしらないが60歳過ぎの婦人と80歳ぐらいの婦人が話し出した。そしたらまた今度は60歳ぐらいの人の声は大きくよく笑う。笑い声も大きい。話す声も大きい。
大きい声で話す人は元気なのだと気がついた。
私は新聞を静かに読んでいる。疲れているのかだれとも話したくない心境で新聞を静かに読んでいた。

自宅に帰るとまたあれこれ忙しい。
さて23日の現場はなくなった。明日は休養しなければならない。
連載の作成もあるがとにかくぼちぼちやっていこう。