鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

夫が我が家に春を持ってきてくれた。

2008-03-13 20:46:08 | 直言!
小さいレジ袋に土筆が入っている。
たぶん30本と少しぐらいだろう。
「土筆が好き」と言う私のことを思って取ってきてくれた。夫は偶然にも宝来町で少しだけだが土筆がでているのを見つけたという。夕方7時過ぎに帰ってきた夫から土筆の袴をとる掃除した。30本と少しだが見ている夫は「そんなじゃまくさいことよくするな」と言っている。明日においておくと香ばしい土筆の香がなくなってしまう。あわてて調理した。たいていは湯がいてあく抜きするが私は土筆の香を楽しみたいのでそのままフライパンにごま油を入れてさっと炒める。薄口醤油と砂糖で味付けして卵を1個はった。蓋をして少し置くとできあがり。小鉢によそおった。ほんの口汚しほどの分量だが美味しい。春の旬を食べた。
食卓に春の香り、春が来ている証である。1年に1度の土筆の味わい。自然の恵みに感謝、そして自然の営みに人間では図りしれないものがある。
夫が帰ってきたときに「お前の喜ぶ物をもって帰ってきた」という。
私は「何もってかえってきたん。もういらんもん持って帰ってきたん」とちょっと文句を言った。
そしたら夫は鞄の中から「ジャーン」と言って出した。小さなレジ袋に土筆が入っている。さっきの文句を忘れて「嬉しい。嬉しい」と言っている。
バソコンをさっさと閉めて土筆の袴の掃除をした。掃除した後さっと水洗い、そして写真に撮った。春を撮った。
さっと洗ったところの土筆を少しだが寿しを捲くすだれにのせて撮影。春を撮った。


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