鄭容順の直言!

日頃気が付いたこと徒然に。

魚、鰊の小骨が喉の奥に引っかかってとれない。

2006-09-16 23:21:14 | 直言!
それがとれない。長いこと喉の奥に人差し指を入れていると吐き気がしてくる。
テッシュでとってみようとテッイュを口の中にいれるがこれもとれるはずがない。血のついた唾液がでてくるだけでとれない。
あわてて食事したのがえらいことになった。
朝、7時半ら2時間、パソコンの前に座っていた。
9時半から家にいると楽しみにしているのがテレビ番組の建物探訪、人の家の間取りを見るのが好きで不動産の広告のチラシでもつい間取りを見てしまう。
自分にはかなわない1戸建てなのか建物の番組が好きである。
じっと見ていると10時になった。
これから新聞を読もうと思ったらお腹がすいてきた。
朝食はパン食、腹持ちが悪いので10時過ぎると空腹感を感じる。
この時間食べると昼食は栗まんじゅうとコーヒーだけにしょうと夕べの残り、祭祀の供物、夕べの残り、豆腐と煮込んだも鰊ご飯を食べた。
早く食べて新聞を読もうと急いで食べている。
いつもは小皿をもってきて骨をいれるのに自分1人なので鰊の入った器の隅において食べていた。
私の悪い癖、急いで食べて流し込んでしまう。
あっ、骨がひっかかった。と思ってご飯を流し込んだがとれない。またご飯を流し込んだがとれない。
栗まんじゅうをほおばって流し込んだがとれない。
お茶を何度も流しこむ。横になってもとれない。
今日は土曜日、夜は病院に行くと急患になる。明日の日曜日もそうである。急患の治療費用は倍になる。高い。それにこんな不快感が我慢できない。
またこんな骨が喉にひっかかった状態では何もできない。
化粧もしないで身支度だけして近所の病院に駆け込んだ。
さて病院の行く道中、これはどこで診察してもらっていいのかわからないと考えながら歩いていた。
そしたらメールが入る。
K氏からだった。
急いで歩いている。「魚の骨が喉に詰まってとれないから病院にいく」と行ったら驚くより珍現象に「鯨に食べられたのか」という。みんなそういうだろう。
病院についた。受付で「診察するところはどこですか」と聞くと内科医室に聞きに行った。戻ってきた受付の女子職員は「外科に行って下さいということです」と言われた。そして「まず問診を受けて下さい」ということで内科診察の前でまった。
今日の看護師はきさくな看護師である。
私の名前を呼びながら後ろを向いてクスクス笑っている。
私が椅子に腰掛ける前にもまだクスクス笑っている。
そして看護師は「だってここに魚の骨が喉にひっかかっている」と書いてあるとカルテの隅っこに鉛筆で薄く書かれた文字を見せてくれた。
おもわず周囲も貰い泣きでなくて貰い笑いをしている。
これがもっと高齢者だったら「大変」と気の毒そうな目で見ただろう。それがこの私、大きいこの図体でマンガみたいで不細工な器量の風貌に思わずふきだしたくなったのだろう。
「外科」のところで診察を待った。
この間に骨がとれればいいのにどうなるのかちょっと怖い。
おもわず看護師に「大事になるんでしょうか」と小心者の私は聞いている。
看護師は「大丈夫です」と言ってくれる。
いよいよ外科の診察室に入った。
医師は「よくあることだから」と言って下さる。
しかし看護師に言う言葉にびっくりする。
「さあ展開や」と言ってシュッと私の口の中に何か口の中にいれた。
口がこわばってきた。麻酔だった。
人差し指であたっていたところの骨はとれた。これはまだ5ミリ程度の骨だったがまだ喉の奥に引っかかっている。
「まだひっかかっている」と言ったら口の奥を見ると「ありました。ありました。大きい骨がありました」と言ってピンセット(私は見えないから分からないが)で取られたら喉のひっかかりがなくなった。
医師は念のためにと言って右の方の喉も診察されたがなかった。
診察台で横になっていたのは数分もしていない。あっという間に取れた。

それからである。
その骨をテッシュの上において見せて下さる。1・5センチほどの長い骨に看護師も見にこられて「これは痛い」と口々に言っておられる。
そして医師は「こんなことよくあります。以前の患者さんでお尻が痛いとこられた人が口から食道に入って魚の小骨がお尻に刺さっていたのです」と話された。
いろんな患者さんが来るので私の魚の骨が喉にひっかかったぐらいで驚いてはいない。
さて、その私の鰊の小骨は私のカルテにセロテープで貼って患者を診察したの証拠を残しておかれた。
またそのカルテを私に見せて小骨の貼っているカルテを触らせて下さった。本当に私の喉に奥にひっかかったものだったのか。と、この小骨1つでも不快きわまりなかった。
問診しておられた看護師に「抜けたよ」と話すと笑いながら「よかったね」と言って下さった。
計算する受付に言って鉛筆で「魚の骨が喉にひっかかっている」と書かれた女子職員に「取れました」と話して診察医療代金1640円支払った。
そしてその職員が面白いことを言う。「魚を買うより高くつきましたね」というのでまた周りの人が笑っている。
帰り、病院の売店で買い物をするとき店の人も前から知っている人なので魚の小骨を刺さった話をするとまた彼女もげらげらと笑い転げる。
やっぱり私が小骨に刺さることがマンがになるのかとわれながらおかしくて仕方がなかった。これも小骨がとれたらから人に話して笑っておられる。
病院に来るときは必死だった。
マンションのエレベーターのところで最初から分譲で入居している7階の人に会った。「こんにちは」と元気な声で挨拶されるのだ私も「こんにちは」と大きな声で挨拶すると「元気そうで」というので「それが私、魚の骨がのどにひっかかってこれから病院にいくところ」と言ったら彼女は「わあ、それは大変」と言ってくれるものの心の中ではくすくすと笑っていたのでは--------。

薬局でうがい薬をもらってきた。骨の刺さったところを炎症してはいけないのだろう。風邪薬と一緒にもらううがい薬である。
えっ。これで治るのとちょっとびっくりした。

今日はとんだハプニングになった。
急いでご飯を食べた私のおしおきになった。
けれど小骨1つで不快感、落ち着いて新聞も読むこともできない。
何もない平穏な暮らしが1番いいということである。
また自分の老いに向き合わなければならない。若いときはご飯を飲み込めば小骨はとれていた。こんな小さなことができなくなるのが老いの始まりなのだろう。まだ気が若いと思っているが体はどこかで今までなかったことがおきてくる。
初秋の朝、とんだハプニングになった。しばらく魚を食べるのに躊躇するだろう。
介護ヘルパーの人たち、高齢者の食事のメニューに気配りされる理由がわかった。私も60歳の始めとまだ気は若いのに年はもう増やしたくないのにまた3ヶ月少しするとほしくない年がくる。
止まれ----。老いを止まれとくだらんことを叫んでいる。
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