今日も寒かった。

地方紙の集まりがあって奈良の老舗のホテルに行った。
バス停で待っている間も寒い。そしてバスを降りてホテルに行く道中は寒い。ホテルに入ると暖かい。心地よい暖かさである。
今はシーズンオフで少し観光客は少ないけれどそれでもホテルの玄関前でタクシーを待っている人がいる。冬の奈良の歴史の魅力を知っている人なのだろうか。
そういえばバス停で待っているときに1人の男性が奈良県マップをもっておられたので聞くと東京からきていて大きい寺や史跡は奈良県内をまわったが今は人があまりいかないところのお寺にまわっていると話していました。バスを待っている間、後ろにおられたので思わずマップの本で話しかけました。こうして東京からきてまわっている人がいます。京都と奈良が好きでしょっちゅう来ているという。たぶんこの人、安い旅館に泊まって奈良をまわっておられるのだろう。彼は話した「奈良は1日2日ではまわれません。しょっちゅう来ることで奈良のよさがわかってきます」と話しておられた。私はこんなふうにして奈良をまわっている人に感動してせえいっぱい「もてなしの心」をふるまっている。「この近くに○○のお寺がありますよ。マップがあつまったらまた何かを書いて下さい」と言っている。

今日の講演会はNHKなら放送局の管理職の人でした。
20年ほど前に日本中を涙に巻き込み大根飯を流行らせた「おしん」のテレビ番組に関係した時の思い出とその裏話でした。いろいろありましたが1つだけ裏話を紹介します。
おしんの成人時代を演じたのが田中裕子さんの撮影の裏話です。
浴衣1枚での撮影なのに雪の中の撮影だったとのこと。1分以上のセリフをNG無しで演技をされる。そしたらできあがった画面を見ると浴衣姿なのに映像に白い息が映っている。
はて困った、撮りなおしになった。そしたら田中裕子さんは雪をとってきて口の中に含んだ。しばらく雪を口の中にいれている。そしてセリフになると口から雪を出した。その後セリフを言うと息が出ていない。
はてこれはなぜか。口の中を外気と同じ温度にするために口の中に雪をいれたという。それで完璧に撮影ができたという。こんな裏話を聞いて華やか女優、仕事になると努力して苦労して撮影をしておられるということが分かった。なるほどと思いました。
この会合でかつて日韓国交正常化してから韓国に技術提供して企業を興しをしたという経営者がいました。まさかそんな昔の話を聞けるとは夢にも思っていなかったのにそんな話を立食懇親会の中でお話ができるとは思っていなかった。それこそそんな古い時代の話をまた聞きたいものである。
この会合にでてまた今日もいろんなことを勉強させてもらった。感性磨きになればいいと思っている。ありがたい。感謝です。

ホテルに行く前、郵便局の用事を済ませたりして行きつけの喫茶店に行って新聞を読んでいると雑誌記者時代お世話になった広告主だった奥さんが来られた。今は引退して息子さんに代替わりをしておられる。
もう80歳を越えておられるが絵を習いにいったり美術館に行ったりと結構忙しくしておられる。いつも私は新聞をよんでいるが今日は隣り合わせになった。今日は座る席がないほど混んでいた。
世間話をしていてこの方面白いことを話された。
話はこうである。
「高齢者ばかり集まる○○の家に行くと300人近い人が体操するのです。それが窓を閉め切ってカーテンもするのです。ここで『さあ息を大きく吸ってそして大きくはきましょう』といわれるのですが、こんな締め切ったところで大きく息が吸えないから窓を開けてほしいと言ったら近所の人が音楽や人の声がうるさいと苦情がくるから締め切っているというのです。これおかしいと思いません？。そんな締め切った部屋で空気を吸ったりはいたりする体操、なんかもっと体が悪くなるようにな気がしてやめました。なんでそんなところでせんなあかんのと考えて今は奈良公園に1人で歩いて散歩して大自然の息を吸ったりしています。この方がなんぼ健康にいいかわからりません」と話された。
そういえばそうです。
スポーツクラブに行ってもそうです。部屋の中は踊っている姿が見えるように鏡もあって綺麗ですが締め切った部屋で音楽をガンガン鳴らして踊っています。
私も15年ほどまえに1年間、スポーツクラブに通っていましたがその時は気がつきませんでしたが今日、高齢者の人からそんな話を聞いてなるほどと思いました。スポーツクラブは狭い空間の中でいろいろ工夫しています。音楽もステップもいろいろ工夫しています。それが小さな部屋でしている。なるほど。やっと今日気がつきました。高齢者の婦人の言う通りです。

新聞2紙、鞄に入ったまま、朝読めなかったのでまた帰りに立寄って新聞を読んでいると私の知らない人が頭を下げていかれる。なんでかなと思うが1月いっぱいはこんなことがある。地方紙にペングループの年賀の挨拶に顔写真入りで掲載される。それでぶさいくなこんな顔を覚えている人がいて地方紙を読んでおられるのか喫茶店で新聞を読んでいると私の知らない人も会釈をされるので最初はなんのことかわからなかったが数年前から気がついた。正月の年賀挨拶、写真の影響だった。あの写真もももそれこそ10数年前の写真、もう来年は最近の写真に変えないといけない。器量が悪いのにまた太っている写真かと思うと自分でもぞっとして変える気にならなかったがもう来年あたりは変えないといけない。これこそ写真詐欺に「偽」になりそうだ。
今日も過ぎていく。
誤字脱字が多いがパソコンを閉めないといけない。明日は早い現場そして2カ所もある。気合をいれて寒さに踏ん張ってヨイショと掛け声である。