今朝、上本町の現場に行く前に立ち寄った。

花のアートギャラリーが変わっているのに気がついた。亡くなった前の先生が生き返ってこられたのかと錯覚を起こすほど大胆なアートに思わずカメラを出して写真に撮った。
いつも頂くアメリカンを運んでこられた店員さんに「あれ。活け方、かわってきたのですね」と言った。
そしたら店員さんは「あれは私たちみんなでしたのです」と話した。
「へえーそうだったのですか。新しい先生が前のようにしてくださっているのかなと思ったのです」と言った。
そして私が写真を撮ったあとお客さんの中で気がつく人がいて活花のアトリエコーナーを見ていた。
そして小学生と中学生の女の子が母親と一緒にアトリエのコーナーの前に来て子どもたちは「すごい。かわっている。すごい」と言って見ている。
母親は「木をぶら下げてしているわ」と言って子どもに教えている。
そして「これ造花と思ったら鉢植えやわ。それにあそこに水道があって水遣りもできるのやわ」と子どもに教えている。
なにがけない喫茶店のアトリエの一角だが親子で共通の話題をしているのがほほえましかった。しかも手作りと心の想像力でもある活花のアトリエを通しての会話に私はこの子たちはいい子に育つだろうなと思って見ていた。
店の人みんなで作ったアート、それは亡くなった先生がよく使っていた白樺の木を使われていた。
亡くなった先生がまた戻ってこられたのかなと錯覚を起こしそうになった。
白樺の木は3本並べて今の新緑をシンプルに表現されていた。

2坪ほどのアートギャラリーだがあまり他ではみられない活け方にお客も感性を磨いている。家元、家元のルール、それはされで大事なことだがここは花のギャラリー、亡くなった先生はそれをイメージにしてどこから見ても飽きのこない活け方をされていた。そして違うことそれが個性であることを花をとおして表現されていたように見えた。

今日はふっと昔がかえったのかなと錯覚をおこしたアートです。写真に撮りましたので1枚いれておきます。