１０月２７日、火曜日 晴れ

昨日は１日ジトジトと雨が降っていた。
体調はほぼ回復しているがまだタンが少しでるので気をつけないといけない。
今日は大阪の天満で仕事。午後２時から。１０時には外出の支度をしないといけない。
新聞は1紙だけ持って出て後はライフワークの作業をしないといけない。
後１紙は家で読むことにしよう。
さっき朝８時頃、ヒナの１羽（行動派）が向かいの屋根にとまっていた。
私の家のほうをじっと見ていた。
私もベランダの戸をあけてじっと見ていた。
遠くでピイピイとヒナの鳴き声が聞こえる。
そしてどこかの親鳩が嘴に何か木のようなものをくわえて飛んでいった。
屋根からヒナはじっと見ていたがマンションの上のどこかに飛び立っていった。
そしたらヒナの鳴き声がとまった。
気がついた。臆病のヒナが早く帰ってと鳴いていたと気がついた。
臆病のヒナは慎重派でなかなか飛び立つことができなかった。
ヒナの巣にいても行動派のヒナに甘えるように寄り添っていた。
台風が来た時、ベランダの巣に雨風が入っていたようだ。そしたら行動派のヒナは臆病のヒナの上に立っていた。そして気がついた。
雨風を行動派のヒナが臆病のヒナの雨風をしのいでいるようだった。
寒くなってきても臆病のヒナを庇うようにして立っていた。
鳩は鳩なりの生きる智恵があるのかと感心したものだった。
こんなことを子どもたちの教育の中で知らせて行くとつながりというものを理解していく教材になるなと思いながら親鳩とヒナの様子を見せてもらった２ヶ月間だった。
しかしもうこの体験は1回でたくさん。ベランダは汚れる。そしてヒナが育って飛び立つ日が近づくとベランダをウロウロ歩いて糞をする。
そしてマンションなので隣のベランダまで行って迷惑をかける。
私の家が鳩を飼っているわけではない。うちも被害者。鳩が来て困っているのに隣の奥さんがやって来た。「鳩の糞、洗濯について、どないしてくれるねん」と腕組みをされて攻撃、これには参った。
今時の若い奥さんは話し合いする常識もないのかと驚いた。
今時の若い（若いと行っても３０代の後半）人はこんな物言いをするのだろうかと私が理解を示せばよいのかとまどったが腕組みをして「どないしてくれねん」という威嚇にこんなことに動じてはいけないと、心で言い聞かせていた。
それで私は「どうしたらいいですか」と聞くと「ヒナを捨ててきたらええやんか」ときた。後１週間もすれば飛び立つヒナである。
そんなわけにはいかない。私は私なりに軒下を貸してここまで一緒に育てたという自負心がある。とりあえず生き物である。
カチンと来た私は立て板に水のごとく一方的に話した。
「生き物だからそんなことできません。もう少しの辛抱だから我慢して下さい」といい「集合住宅に住んで皆さんと挨拶はしますが誰とも深く付き合うことはしていません。集合住宅でトラブルになるのが１番嫌ですのでそれだけは気をつけてきました。トラブルが１番嫌いです」と言ったら隣の奥さんはぐっと唇を結んで黙ってしまった。
やっと気がつかれたのだろう。
ここは１軒屋と違うマンション暮らしだということを。
そしてもっと言いたかったがぐっとこらえた。
子どもがいる家には子どもに何をされるかわからないから子どものいる家には鳩がきて子どもを産みません。静かに暮らしている２人暮らしの老夫婦を狙いしかも留守の多い家を狙って卵を産んだことも。しかし黙った。ここまで言う必要がない。
「彼女が管理人に言って下さい」と何度も言うので「明日管理人さんに電話します」と言って玄関のドアを閉めた。
しかし後味が悪い。だからこんなトラブルが大の苦手である。
夫が帰ってくるまで解決をしておかないといけないと考えて１時間、ふっと思いついた。隣同士でいがみあっていてはいけない。
夫が帰るまでに息子が勤務する会社の焼酎1本とラーメン５つ入った１袋を持って行った。「隣同士でこんなことしてはいけないから」と年上の私がお詫びに行った。彼女は言う。
「主人に言われました。飼っている鳩ではない。勝手に鳩がきて子どもを産んだのに隣に言っていくあんたは頭がおかしいと言われました」と言う。
女性はここでもろに感情が先にでている。
男性は社会でいろんなことにかかわっているので理解をしておられた。
卵からヒナになって鳩になって飛び立つ鳩の生態を見せてもらったが１度でたくさん。もう私の家で卵を産んでもらいたくないので真剣に夫と鳩対策を考えている。
今日はこのへんで。少し休憩して外出の支度をします。
写真は１０月２２日撮影。ベランダを歩きウロウロし出したヒナ。
写真から向かって左は私が付けた行動派のヒナ、右のヒナ、私はいつもチビと言っていた。少し発達が遅れているようで少し小さかったからチビと言っていた。臆病のヒナです。左と右のヒナの羽根の色が少し違います。左は灰色と白が多いです。右は黒が多いです。母鳩が右の系統、父鳩は左の系統のようです。