日本列島は連日30度越える猛暑である。

真夏の猛暑から逃げてユジノサハリンスクにいるK氏から涼感を呼ぶ映像が届いた。
日本は連日、猛暑である。
人間はアツアツで家の中は冷房を入れっぱなしである。
それが2羽の鳩、つがいなのだろうか。
毎日、マンションから見える向かいの家の2階、屋根のてっぺんに鎮座している。この鳩のつがいは人間の仕草を覚えてしまった。
1度、何気なしにベランダの戸をビシヤと音を立てて閉めると屋根にいた鳩はびっくりして飛び立とうとしたが鳩は気がついた。
「なんだ。あのおばさん。戸を閉めて中に入っただけで危険はない」と分かったのだろうか。
それから何度か意図的に音を出して閉めてみるがしらん振りしている。まったく動じない。鳩にまで馬鹿にされてしまった。
そんな暑さの中であの屋根の上の鳩は平気なのだろうか。
うだるような暑さにユジノサハリンスクから涼しい写真が送られてきた。
映像からK氏の顔が見えてくる。
どうだろう。こっちは涼しい快適なところにいるだろうなんて----。
選挙で燃えた暑い夏そして猛暑の暑い夏から遠ざかって1人でエヘヘヘとニタニタと日本を向いて笑っているだろうな。

ホント、日本は暑いでござんす。

おもわず若い女の子が食べているかき氷に「一口食べさせて」といいたくなるほど町の中は不快指数で大人たちの顔はただでも苦虫つぶした顔なのにもっと歪んでいる。髪の毛に張り付いている汗はふけないが顔から吹き出る汗をさかんにふきまくっている。

もう夕方の4時半、火を使う料理は作りたくないのが本音であるが台所に入らないといけない。
冷房ガンガンいれて風邪を引いている。
なんともわりにあわない夏をすごしている。
年よりは家でいると電気代がもったいないのか駅のベンチで1日中座っている。
家に居場所がないのか座っている。そして下を向いて居眠りをしたふりをしているだけで道行く人を見ている。けれどそれを見ている周りはまた余計暑さを感じてしまう。買物した重い荷物を両手に持って立っているがそんな人にベンチを取られて座るところがない。また余計に汗が吹き出てくる。

こんな光景に涼感のある映像、いっとき涼しさが心の中に走った。