昨日、ビハール州の州都パトナで、12月5日に公開されるテルグ語映画『Pushpa 2 : The Rule』の予告編公開セレモニーが行われました。メインゲストはプシュパ役のアッル・アルジュンと、その妻役のラシュミカー・マンダンナで、会場にはものすごい数のファンが詰めかけ、いかにもビハールらしい素朴なこの儀式を見守りました。その後、アッル・アルジュンとラシュミカー・マンダンナは、それぞれきれいなヒンディー語でスピーチ、会場を沸かせました。では、二人のスピーチ場面をどうぞ。
Allu Arjun Speech | Pushpa 2 Trailer Launch Event | Rashmika | Sukumar | Fahadh Faasil | DSP
Rashmika Mandanna Superb Hindi Speech @ #Pushpa2 Trailer Launch Event | Patna | Manastars
特にラシュミカー・マンダンナのヒンディー語はよくわかりますね。ヒンディー語を学習中の皆様、真似してしゃべってみませんか。それにしても、なぜビハール州のパトナが選ばれたのでしょう? 「『プシュパ』シリーズのファンであるごく普通の人々が、一番たくさんいる町だから」と説明されたりしましたが、本当のところはよくわかりません。今回の映画の舞台になっている、とかいうわけではないようです。で、公開された予告編がこちらです。ヒンディー語版を付けてみました。
Pushpa 2 - The Rule Trailer (Hindi) | Allu Arjun | Sukumar | Rashmika Mandanna | Fahadh Faasil | DSP
前作は日本でも、昨年の10月20日に「熱風!! 南インド映画の世界」上映作品中の1本として、『プシュパ 覚醒』(2021)という邦題で公開されましたが、さて、この第2作はどうでしょうか? 先日、「ディワリ・イン・ヨコハマ」のインド映画セミナーで配布したJAIHOのチラシでは、下のようになっていて『プシュパ』の名前は出ていなかったのですが、公開後に『Pushpa 2 : The Rise』の契約が結ばれる予定になっているとか??? いろいろ想像してしまいますね。
『Vikram』(2022/タミル語)も『Kantara』(2022/カンナダ語)も、2022年のインド映画興収トップ10に入った作品で、日本公開が待たれていたヒット作です。興収第6位の『Vikram』は、監督は『囚人ディリ』(2019)や『マスター ――先生が来る!――』(2021)のローケーシュ・カナガラージ、主演はカマル・ハーサンにヴィジャイ・セードゥパティ、ファハド・ファーシルというクセ者揃い。また、興収第4位だった『Kantara』は、監督・主演がリシャブ・シェッティで、不思議な世界に我々を連れて行ってくれます。そして最後に書かれているマラヤーラム語映画『Malaikottai Vaaliban』(2024)は、『ジャッリカットゥ 牛の怒り』(2019)のリジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ監督作で、主演がモーハンラールという異色作です。これに『Pushpa 2』が加わるかどうか――来年夏頃になると思うのですが、楽しみにして待つことにしましょうね。