私はインド専門人間と思われているのですが、実は香港にも強い思い入れがありまして。インド映画大好き歴は1971年からなのですが、1980年代の半ばからは香港映画も大好きになり、1993年には4ヶ月間香港の中文大学に留学して、広東語を学んでいました。日本では、香港返還が決まった1980年代の前半から1997年の中国返還まで、かなりの香港ブームが巻き起こり、香港映画ファンを中心に香港へ行く人も相当な数にのぼっていました。その中には広東語を学び始める人も多く、たくさんの学校や教室が日本中のあちらこちらに生まれていたのです。私も留学前に2、3年、夜のクラスなどで学び、留学後もいろんなクラスに参加していたのですが、ここ数年クラス通いがちょっと途絶えていました。
スターフェリー乗り場@尖沙咀
これではいけない、と昨年から通い出したのが東京外国語大学が主催しているTUFSオープンアカデミーの「広東語講座」。初級はスキップし、「初中級Ⅰ」から始めて「初中級Ⅱ」と順調に進んだところで、今年4月から開講予定だった「中級Ⅰ」は、コロナ禍のためアカデミーの全講座が取りやめとなり、がっくり。というのも、教えて下さる郭文ホウ先生は香港大学の卒業生で、その後東京外大で日本語を学び、日本語も完璧。それだけではなく、教え方というか、授業中の生徒のモチベーションを高めるやり方が非常にお上手なのです。この授業は広東語学習だけでなく、教授法の学習にもなるなあ、と毎回楽しみにして通っていたものですから、「Stay Home」にはかなりめげました。
旺角の点心屋さん
で、この秋期から、オンラインで再開となり、これで何とか広東語の方だけでも力をキープできるか、と思っていたところ、私が申し込んだ「中級Ⅰ」はどうも定員割れしそうな気配と聞いて、青くなっています。こちらをご覧いただければおわかりのように、初級Ⅰなんて「満員御礼」なのに、初中級Ⅰも上級2クラスも成立しているとのことなのに、なぜか木曜日にある「中級Ⅰ」だけが少ないらしいのです。というわけで、あの頃広東語を学んでいた方たち――ある程度の実力が今も残っている方たちに、中級からやり直しませんか、という呼びかけをしている次第です。
旺角の招き猫
授業の予定はこんな感じです。下にも、授業内容の要点を貼り付けておきます。
【A2011025】 広東語中級I 受付:9/24(木)AM10~10/7(水)締切
講座番号 A2011025
開催日(回数) 2020年11月05日~2021年02月25日 (全15回)
曜日 木 曜日
休講日 12月31日、2月11日
時間 16:30~18:00
会場 オンライン講座
定員 21 名
受講料 25,000 円
講座内容
2019年度秋期間の広東語初中級IIの続きです。
基本はテキストに沿ってレッスンを進めます。楽しく広東語を勉強することを目指します。講座の後半は聴解や発表などのアクティビティを中心にしてレッスンを進めたいと思います。
受講対象者
入門程度の広東語を学習した方を対象にしています。
(参考:『ニューエクスプレス広東語』15課までの範囲)
テキスト
『日本人のための広東語② 新修訂版』賴玉華著、青木出版(2014)
(注:郭先生が共著者なので、先生から買いました。オンラインの場合も、斡旋していただけるのでは、と思います)
講座スケジュール
回 日程 内容
1 11月05日(木) 15課 語彙、会話①
2 11月12日(木) 15課 会話②、ことばと文化①
3 11月19日(木) 15課 ことばと文化②、構文①
4 11月26日(木) 15課 構文②
5 12月03日(木) 15課 練習、読む練習
6 12月10日(木) 16課 語彙、会話①
7 12月17日(木) 16課 会話②、ことばと文化
8 12月24日(木) 16課 構文①
9 01月07日(木) 16課 構文②、練習
10 01月14日(木) アクティビティ①
11 01月21日(木) アクティビティ②
12 01月28日(木) アクティビティ③
13 02月04日(木) アクティビティ④
14 02月18日(木) アクティビティ⑤
15 02月25日(木) アクティビティ⑥
講師紹介
郭 文灝 (かく まんほう)
本学非常勤講師
東京外国語大学在学中から広東語教師として活動。
著書に『香港スターと広東語(共著)』(三修社)、『やさしい広東語 カタコト会話帳』(すばる舎)がある。
趣味は音楽、料理と食べ歩き。
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※本講座は、ビデオ会議システムZoom等を利用したオンライン講座です。 一度納入された受講料は、原則、払い戻しができません。必ず、「受講案内」(及び同ページの「オンライン講座ご受講手順」や「受講規約」)を事前にご確認・ご理解の上、お申込みください。
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翠華茶餐庁@将軍澳
現在は、厳しい厳しい政治情勢で世界の注目を集めている香港。王家衛(ウォン・カーウァイ)監督が描いた『2046』を待たずに、一国二制度が終わらされようとしている香港は、この先の26年間、世界から注視される地であり続けると思います。そこで話される広東語も、普通話(北京語)とのせめぎ合いに日々さらされる存在なので、この先学べなくなる日が来るかも知れません。今のうちにぜひ、あなたの中に眠っている広東語学習経験を目覚めさせて、香港に寄り添える語学力を復活させましょう!
茶餐庁の昼定食(半ライスにしてもらった)
とか偉そうに言ってますが、要は一緒に勉強して下さる方募集!というわけです。申込期間があと3日間しかないのですが、どなたかよろしければぜひぜひご一緒に。郭先生は香港映画にも詳しくて、この「Stay Home」の間には『インファナル・アフェア』のセリフを使った授業などもやって下さいました。「二五仔(イーンーチャイ)」の意味がわかるあなた、お待ちしています!!
新しいアカウントで失礼します。
六本木でご挨拶させていただいて以来ですね。
またクラスメイトにさせていただこうかしら!!w
ちなみにわたしの知り合い何人もマンホウ先生の弟子ですw
えー、でも、どなただったっけ、とお名前が出てこないんですが...。
六本木ということは、TIFFですよね。
記憶力減退をお許し下さい。
郭先生、もう長く日本で教えてらっしゃるので、お弟子さんもきっとたくさんいらっしゃるんでしょうね。
私は広東語だけではないのですが、先生運がとてもよくて、広東語も千島先生、アニー先生、周先生等々、いい先生方に教えていただきました。
郭先生の授業も、対面だとあっという間に90分が終わってしまう感じで、とても楽しいです。
今回はオンライン授業なのがちょっと残念ですが、Zoomでお顔も見られるはずですので、ぜひぜひご一緒に。
開講を楽しみにしています~。
実はぼくも広東語勉強会やっているんですが、メンバーさんの半分ぐらいはマンホウ先生とかけもちですw
お互いがんばりましょう!☆
やっぱり森戸さんでしたか!
TIFFでお目にかかったのは森戸さんだけだったのですが、この前のコメントは「いただこうかしら」とか書いてらしたので、てっきり女性の方だと思ったんです!
うう~、ほかに誰に会ったっけ? と少なくなった脳みそを絞ったのですが、出てこなくて...。
日本語は、ヒンディー語やタイ語と同じくジェンダー性を所持する言語なので、騙されますね。
広東語中級Ⅰは、やはり定員に達せず、開講取りやめとなりました、しくしく。
事務局から、返金か別のクラスに移るか意向を聞いて下さるメールが来て、郭先生が「これまでの学習経験を踏まえると、上級2クラスへ参加できるレベル」と口添えして下さったとあったもので、舞い上がって(笑)上級(読解)を受講することにしました。
「唔得、唔得、點算呀!」になるかも知れませんが、がんばります。
また、郭先生つながりで、どこかでお目にかかれますように。