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アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

緊急事態宣言解除を待つ映画界から①『悪人伝』&『ディヴァイン・フューリー 使者』

2020-05-21 | 韓国映画

緊急事態宣言が、じりっ、じりっと解除されつつあります。ご承知のように、本日京都府、大阪府、兵庫県が解除されたので、残るは北海道と、首都圏の埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県のみになりました。それ以前、5月14日に解除された各県では、5月15日からTOHOシネマズ、ユナイテッド・シネマ、MOVIXが、5月18日からはイオンシネマが、全部ではありませんが営業を再開しています。どこの映画館でも、マスク着用のお願いや、ソーシャル・ディスタンスを保つための一部座席の不使用、夜遅い回の上映をなくす、チケットは当日販売等々、新型コロナウィルスの感染予防対策を優先させ、営業に当たってはいろいろと知恵をしぼっています。たとえば、TOHOシネマズのある劇場HPにあったお知らせはこんな風です。

座席指定券販売方法変更について

友達と席を離されてしまったから、大声でしゃべりあう、なんていうことのないよう気をつけて、映画を静かに楽しんで下さいね。しかし、こういう五月雨式解除は映画業界にとって、すごくやりにくいのでは、と思います。この2ヶ月間で、劇場ブッキングがめちゃめちゃになってしまっており、封切りが予定されていた作品がたくさんあるわけですが、首都圏を後回しにして上映するわけにもいかず...。というわけで、日本中の映画館が本格的に再始動するのは、首都圏の緊急事態宣言解除後になりそうです。

そんな中、久しぶりにアジア映画の試写状をいただきました。韓国映画『悪人伝』(2019)と『ディヴァイン・フューリー 使者』(2019)で、どちらもクロックワークスの配給作品です。『悪人伝』は、昨年の東京国際映画祭でも特別上映されたので、マ・ドンソクのファンの方はすでにご覧になっているかも知れません。私は見逃したので、公開になって嬉しいです。下の写真は、東京国際映画祭上映時の宣伝スチールです。

一方の『ディヴァイン・フューリー 使者』は、昨年の夏シンガポールで見て、すごく恐かった憶えがあります。英語タイトルの「The Divine Fury」は「神の怒り」と言う意味で、一口で言えば韓国版「エクソシスト」です。40数年前の映画と比べるのも何ですが、神父側がアン・ソンギ演じる神父様と、超能力を持った格闘家のパク・ソジュンという組み合わせで、その悪魔鎮めぶりがハンパなく迫力満点だったんです。アクション・ホラー好きの方は期待していいですよ。

試写状にあった、両作品の説明の部分を付けておきます。今回の試写は、両作品とも試写室で行われるのではなく、オンライン試写となっています。

ついでに、予告編もどうぞ。『悪人伝』はまだ日本版予告編がアップされておらず、韓国版予告編です。そういえば、マ・ドンソク兄貴、この作品で昨年カンヌ映画祭に参加したんでしたね。その時の素敵なインタビューが「BANGER!!!」のサイトにありますので、ぜひこちらもご覧下さい。

The Gangster, The Cop, the Devil (2019) 악인전 Movie Trailer 2 | EONTALK

 

『ディヴァイン・フューリー 使者』もまだ「特報」しかアップされておらず、正式な予告編はこれからのようです。そしてこちらも目下工事中のようですが、公式サイトが一応できていますので、リンクを張っておきます。

『ディヴァイン・フューリー/使者』特報

 

いよいよ、アジア映画がスクリーンで見られる時間が戻ってきそうですが、「感染第二波!」とかでまたまた緊急事態宣言が出ないよう、日常生活もこれまで以上に気をつけて、映画界の受けたダメージを最小限にとどめることを目指しましょう。私は外出自粛期間の先月20日過ぎにぎっくり腰をやってしまい、ほぼ完璧な「Stay Home」生活を1ヶ月送ったら、足腰がずいぶん弱ってしまいました。腰が少しよくなった昨日からそろそろとリハビリをやっているのですが、コロナ禍後の生活には、体も心も頭も、いろんなリハビリが必要みたいですね。皆さんも、後遺症が出ないように気をつけて、初夏のアジア映画をお楽しみ下さい。

 


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