アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

「特集:アジア映画の森」上映チラシのメイン・ビジュアルは....

2012-09-07 | アジア映画全般

ここのところ、チラシのご紹介ばかりしている感じですが、10月にアテネ・フランセ文化センターで行われる「特集:アジア映画の森」のチラシが今日届きました。三つ折りにされて定形封筒に入って送られてきたDMのチラシ、これが開けてびっくり玉手箱でした。な、なんとメインのビジュアルが『オーム・シャンティ・オーム』なのです。とはいえ、普通ならここでびっくりする私ではなく、「当然でしょ~」と涼しい顔をするはずなんですが、そこに使われていた写真が「こ、これなの!?」だったのです。

もったいぶらず、皆様に見ていただきましょう。三つ折りの線が入ってしまっていますが、ご辛抱下さいね。

 

真ん中に大きく写っているのは、『オーム・シャンティ・オーム』のヒロイン、ディーピカー・パードゥコーンと、悪役のアルジュン・ラームパールです。アルジュンのファンの皆様は大喜びでしょうが、シャー・ルク・カーンのファンとしては、ちいっとばかり釈然としません。中の各作品の説明箇所には、ちゃんとシャー・ルクとディーピカーの写真が使ってあるんですが、モノクロでしかも小さいのです。

さあ、どうしてこの写真になったのか、推理してみましょう。

派手でメインのビジュアルにピッタリ、ということで『オーム・シャンティ・オーム』の写真が一番大きく扱われることになったが;

1.デザイナーさんが映画を見ていなかったので、「このハンサムな人が主演男優だな」と誤解し、この写真になった。

2.主演はシャー・ルク・カーンだとわかっていたが、写真としての美しさからこちらが選ばれた。

3.他の映画が大人しい作品ばかりなので、雰囲気を壊さぬよう、黒が基調のこの写真に決定した。

さーて、どれでしょうね? 案外3が正解では、と思います。他に使われている写真は、左上から逆時計回り順に、『ブラックボード-背負う人-』 (イラン/2000)、『イスラエル映画史』 (イスラエル/2000)、『エグザイル/絆』 (香港/2006)、『花物語バビロン』 (日本/1997)、『下女』 (韓国/1960)、『クリスマス・イブ』 (フィリピン/2011)、そしてアピチャッポン・ウィーラセタクンの作品(のどれか/タイ)です。このチラシ、裏表紙のスケジュール表もとても見やすく、何本かご覧になる方にはいい手引きになります。首都圏の映画館、特にアジア映画をよく上映する映画館には置いてあると思いますので、お早めにゲットして下さいね~。

 


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