東京での「ボリウッド・フェスティバル」開催期間中に、とうとう『クリッシュ』のご紹介ができませんでした。せっかく宣伝を担当したフリーマン・オフィスから素敵なスチール写真をいただいていたのにゴメンナサイ。『チェンナイ・エクスプレス』と『クリッシュ』は明日11月5日よりレンタル開始となるので、その前に少し『クリッシュ』のこともご紹介しておきましょう。なお、DVD発売は、『チェンナイ・エクスプレス』が11月19日、『クリッシュ』が2015年1月9日の予定です。ご注文はお早めにどうぞ。
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で、『クリッシュ』の身の上話なんですが、この作品の冒頭で簡単に説明されています。ナレーターはアミターブ・バッチャン。お年のせいか(10月11日で72歳になられました)出演作が減り、最近はナレーション等の声の出演が多いですね。アミト・ジーの深みのある声で語られるのが、前々作『何かが...やって来た(Koi...Mil Gaya)』(2003)と前作『クリシュ(Krrish)』(2006)のストーリーで、今回の『クリッシュ』は原題を「Krrish 3」と言い、製作側ではシリーズの3作目と位置づけている作品なのです。ということで、第1作から順番に見ていきましょう。
『何かが...やって来た(Koi...Mil Gaya)』(2003) 予告編
監督:ラーケーシュ・ローシャン
主演:リティク・ローシャン、プリティ・ジンター、レーカー
メーヘラー博士(ラーケーシュ・ローシャン)は宇宙科学者。研究を重ね、ついに自身の作ったコンピューターで宇宙の未確認生物との交信に成功します。しかし、先輩科学者たちは信じてくれず、失意のうちに妻ソニア(レーカー)と共に帰宅の途についた博士は途中で宇宙船らしきものと遭遇。その衝撃で交通事故を起こし、博士は亡くなってしまいます。その時、ソニアのお腹には小さな生命が宿っていたのでした。
出産した男の子をローヒトと名付け、博士の研究を封印したソニアは、高原の町に行って暮らし始めます。しかしながら、胎児の時交通事故の衝撃で脳に損傷を受けたローヒト(リティク・ローシャン)は、知的障害を持っていました。体は大きくても小学生と一緒に学ぶローヒト。そんな彼の前に、その町に転居してきたニシャー(プリティ・ジンター)が現れます。ニシャーはローヒトの純粋さに惹かれ、2人はつき合うようになりました。
そんな時、ローヒトが父の遺したコンピューターを見つけ、いじっているうちに宇宙と交信してしまいます。町には宇宙船が現れ、大騒ぎに。そしてローヒトは不思議な生物と出会います。ローヒトは彼を”ジャードゥー(魔法)”と名付け、彼はローヒトに不思議な力を授けてくれます。ローヒトはニシャーや友人たちと共にジャードゥーを大人の目から隠そうとしますが、警官(ムケーシュ・リシ、ジョニー・リーヴァル)や町の人々に追求され、必死で逃げることに。やがてローヒトとジャードゥーの前に宇宙船が現れ、ジャードゥーは彼を待つ集団のもとへと戻っていったのでした。
このストーリーからもわかるように、ハリウッド映画『未知との遭遇』(1977)や『E.T.』(1982)を下敷きにした、インド映画には珍しいSF作品です。知的障害を持つ主人公をリティク・ローシャンが巧みに演じ、また、E.T.と『スターウォーズ』(1977)のヨーダが合体したようなジャードゥーが結構可愛くて、2003年のナンバーワンヒットとなりました。今見返してもよくできており、ハリウッド作品との版権問題が生じないようなら日本でもソフト化してほしい作品です。なお、原題の「コーイー...ミル・ガヤー」は、シャー・ルク・カーン、カージョル、ラーニー・ムケルジー主演作『何かが起きてる』(1998)のこの歌のタイトルからのイタダキです。
『クリシュ(Krrish)』(2006) 程小東(チン・シウトン)監督によるアクションシーン
監督:ラーケーシュ・ローシャン
主演:リティク・ローシャン、プリヤンカー・チョープラー、レーカー、ナスィールッディーン・シャー
2003年の『何かが...やって来た(Koi...Mil Gaya)』の大ヒットを受けて、続編として作られた作品です。しかしながら当時は、同じタイトルを踏襲して「2、3...」と付けていくという概念がボリウッドにはなく、別の独立した作品のように作られ、「『何かが...やって来た(Koi...Mil Gaya)』の続編」という宣伝文句が入れられたのでした。一方2004年にヒットした『騒ぎ(Dhoom)』は、『クリシュ』と同じ年の2006年に『騒ぎ2(Dhoom 2)』を作り、以後これを踏襲して「2、3...」という同じタイトルでのシリーズ製作形式が続くことになりました。
なお、2006年の興収ベストスリーは、1位が『騒ぎ2』、2位が『クリシュ』、そして3位が『その調子で、ムンナー兄貴(Lage Raho Munna Bhai)』で、はからずも3作とも続編ものでした。『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ監督による『その調子で、ムンナー兄貴』は、2003年の前作『医学生ムンナー兄貴(Munna Bhai M.B.B.S.)』が興収第4位とヒットしたことで作られた続編です。
続編製作に関しては、2000年にヒットしたコメディ映画『ごまかし(Hera Pheri)』が2006年に『ごまかし再び(Phir Hera Pheri)』を作っていますが、この作品も考えに入れると、ボリウッド映画界において「続編」「シリーズもの」の概念は2003年前後に芽吹き、2006年に定着した、と言えそうです。それまでは、I.S.ジョーハルとマハムードという2人のコメディアンが主演する『ジョーハル&マハムード、ゴアへ(Johar Mehmood in Goa)』(1964)、『ジョーハル&マハムード、香港へ(Johar Mehmood in Hong Kong)』(1971)ぐらいしかシリーズものは存在しなかったのでした。それが今では、『満員(Houseful)』(2010)『満員2(Houseful 2)』(2012)、『インチキ(Golmaal)』(2006)『帰ってきたインチキ(Golmaal Returns)』(2008)『インチキ3(Golmaal 3)』(2010)、『ダバング 大胆不敵』(2010)『ダバング2(Dabangg 2)』(2012)等々、コメディ映画とアクション映画で続編&シリーズものがブーム状態になっています。これも、近年のボリウッド映画界の変貌と言えそうです。
『クリシュ』は、前作の主人公だったローヒト(リティク・ローシャン)とニシャー(プリティ・ジンター)の遺児クリシュナ(リティク・ローシャン二役)が、祖母ソニア(レーカー)に育てられているシーンから始まります。家には両親の遺影が飾られており、祖母の様子からすると、2人はどうやら悲劇的な死に方をしたようです。祖母はクリシュナがすぐれた頭脳を持っていることを必死で隠そうとし、小学校の校長がIQテストをしようとすると、山奥の村に引っ越してしまいます。青年になったクリシュナは超人的な身体能力も発揮するようになりますが、祖母はそれを他人に見せないようにと言うのでした。
その村に、シンガポールで働くプリヤー(プリヤンカー・チョープラー)らがキャンプにやってきます。パラグライダーで飛んでいて墜落したプリヤーを助けたクリシュナは、プリヤーらの一行と友だちになり、やがてプリヤーに恋してしまいます。プリヤーが帰ってしまい、気落ちしていたクリシュナでしたが、プリヤーからシンガポールに来てほしいという電話がかかって大喜び。テレビ局に勤めるプリヤーは、クリシュナの素晴らしい身体能力を見せる番組を作ろうとしていたのでした。
胸を弾ませシンガポールにやって来たクリシュナでしたが、祖母から「他人にお前の能力を見せてはいけませんよ」ときつく言われたことを守っていました。ところがある時、見ていたサーカスが火事になり、取り残された子供たちを助けなくてはいけなくなってしまいます。とっさに地面に落ちていた金属片を仮面にし、顔を隠してみんなを助けるクリシュナ。その仮面のヒーローは「クリシュ」と呼ばれるようになり、人々の人気者になっていきます。
そんな時、クリシュナはプリヤーが自分をシンガポールに招いたわけを知ってしまい、失意のうちにインドに帰ろうとします。そこへクリシュナを訪ねてきた老人ヴィクラム(シャラト・サクセーナー)は、クリシュナの父ローヒトが生きていると衝撃の事実を教えてくれたのでした。
実は父のローヒトは、20年前大企業の社長でコンピューターの専門家であるアーリヤ博士(ナスィールッディーン・シャー)に招かれ、未来がわかるコンピューター作りの申し出を受けて研究していたのでした。ローヒトはコンピューターを完成させたのですが、同時に博士の陰謀に気づいてコンピューターを破壊、博士に殺されそうになります。それを止めたのはヴィクラムで、「コンピューターのパスワードはローヒトの光彩と心音の認証になっています。彼を殺しては、たとえコンピューターができても動きません」と進言したのでした。アーリヤ博士はローヒトが死亡したとのニセのニュースを流し、それを聞いたローヒトの妻ニシャーはショックで死亡。生まれたばかりのクリシュナは祖母ソニアに託された、というわけだったのです。
アーリヤ博士は再度コンピューター作りを開始、20年たって今日やっと完成を見たのです。あとは、幽閉していたローヒトの光彩と心音で認証を済ませ、コンピューターを作動させるばかりになっていました。今度こそ父の命が危ないと知ったクリシュナは、アーリヤ博士の本拠地を襲い、父を無事助け出します。こうして、父ローヒト、そしてプリヤーと共に、クリシュナは祖母の待つインドに戻ったのでした。
本作で特筆すべき点は、仮面のヒーロー誕生のエピソード、そして、香港から招いたアクション監督程小東(チン・シウトン)の見事なワイヤーワークでしょう。チン・シウトンは、かつて香港映画『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』(1987)などを監督し、その後アクション監督として張芸謀(チャン・イーモウ)監督による中国映画『HERO 英雄』(2002)や『LOVERS』(2004)などで、見栄えのする高度なアクションを設計して話題となった人です。本作でも、山中をクリシュナが飛ぶように駆けるシーンや、シンガポールで街中を疾走して車の屋根を跳び、建物に駆け上がったあとその屋根を滑り降りたりするシーンなど、見応えのあるアクションシーンをいくつも見せてくれます。こんなに見事なワイヤーワークは、インド映画始まって以来と言えましょう。こちらもぜひ、日本でソフト化してほしい作品です。
(C)2013 EROS INTERNATIONAL.LIMITED
『クリッシュ(Krrish 3)』(2013) 日本版予告編
監督:ラーケーシュ・ローシャン
主演:リティク・ローシャン、プリヤンカー・チョープラー、カングナー・ラーナーウト、ヴィヴェーク・オベロイ
(C)2013 EROS INTERNATIONAL.LIMITED
そして、「ッ」が入った(笑)『クリッシュ』では、前2作の後日譚が描かれます。クリシュナ(リティク・ローシャン)は妻プリヤー(プリヤンカー・チョープラー)、そして父ローヒト(リティク・ローシャン二役)と共にムンバイで幸せに暮らしていました。父ローヒトは政府の研究所に勤務、プリヤーもジャーナリストとして働いていましたが、クリシュナは相変わらず仮面のヒーロークリッシュとしても活躍していたため、何かというと姿を消すことになってしまい、いつも仕事をクビになっていました。そんな時、南アフリカから恐ろしい病気がインドに持ち込まれ、同時に街に不気味な人間が出没し始めます。長い舌を持った男や、誰にでも姿を変えられる女など、実は彼らは悪魔のような天才ながら下半身がマヒした男カール(ヴィヴェーク・オベロイ)の発明品、人間と動物が合体したミュータントだったのです。
(C)2013 EROS INTERNATIONAL.LIMITED
中でも、誰にでも変身できるカメレオン女カヤ(カングナー・ラーナーウト)はプリヤーを狙い、彼女を捕らえてカールの元に送ったあと、自分がプリヤーになりすまします。さらに、ローヒトもカールに捕らえられますが、そこにはとんでもない秘密が隠されていたのでした...。
(C)2013 EROS INTERNATIONAL.LIMITED
3作目では、クリッシュに敵対するカール(上写真右)という悪の権化のような存在が登場、これまでとは様相を異にする物語が展開します。しかも、このカールを演じるヴィヴェーク・オベロイと、カメレオン女カヤを演じるカングナー・ラーナーウトがうまいのです。ぜひDVDで、カールのぞっとするような悪の形象、カヤのミュータント女ぶりの怖さ&かわいらしさを堪能して下さい。
このシリーズ、残念なのはどの作品もソング&ダンスシーンがイマイチなことで、かろうじて合格点をあげられるのはシリーズ2『クリシュ』のこの歌「心は渡さずに(Dil Na Diya)」ぐらい。ラーケーシュ・ローシャン監督、息子リティク・ローシャンのデビュー作『愛していると言って(Kaho Naa...Pyar Hai)』(2000)では、弟ラージェーシュ・ローシャンの作曲した素敵な曲に洗練されたダンスシーンを付けていて、目を見張らされたのですが。もし、『Krrish 4』を作る時には、その点をぜひパワーアップして下さいね、ラーケーシュ・ローシャン監督。
(C)2013 EROS INTERNATIONAL.LIMITED
それと、日本での宣伝に関しては、「カレーの国から参上。」というような時代錯誤のキャッチコピーは、今後二度と使っていただきませんように。「ニート兼スーパーヒーロー」というキャッチコピーも、本当に映画全体を見て作ったのかしらと首をかしげたくなりますし、「クリッシュ」というタイトル文字もひょっとして素人さんのレタリング?と思ったほど。DVDのジャケットもこのヴィジュアルで、今後ずっと手元にあるのかと思うと(すでに予約注文済み)、ちょっとトホホです。本作の配給会社である日活さんのお仕事ぶりを見ていると、本当に神経を行き届かせて、キャッチコピーにしろヴィジュアルにしろ作っておられて感心するのですが、それをぜひ、(ほぼ)DVDスルーの作品にも生かしていただきたいものです。
下は、本日届いた日活&東宝東和配給作品『ミルカ』(原題:Bhaag Milkha Bhaag)の試写状です。素敵なヴィジュアルでしょう? 『ミルカ』も素晴らしい感動作なので、後日また詳しくご紹介しますね。
あと1ヶ月で『チェイス!』も公開、いよいよ「インド映画冬の陣」開始です!
その後二回の上映も、インターネットのチケット予約を使って、売れ具合を覗いていましたが、同じくらい入っていたようでした。
なぜ入り具合を気にしたかというと、この作品が大変気に入ったからです。
前から「クリッシュ」は気になっていた作品でしたが、ネットの評判を見ると子供向けだと書かれていたり、昨年のインディアンフィルムフェスティバルで上映した、子供向け映画の「僕はクリシュナ」でゲスト出演しているのを観ると、本当にセコい子供向けの映画なのではと、ちょっと不安でした。
実際に観てみると、これは凄い。ここまでちゃんとしたヒーロー映画だとは思いませんでした。
これですよ、これ。近年これほど屈折していない、楽しいヒーロー映画があったとは!
なにしろクリッシュがカッコいい!
敵のミュータント軍団、特にカメレオン女のカングナー・ラーナーウトは、顔をCGで描いているんじゃないかと思うほど、人間離れしていてカッコイイ!!
そして最後に敵のボス、カールの最終形態のデザインが・・・、なぜかカッコ悪い!?(ここまで来てなぜこのデザイン?)
とにかく感動したのは、リティク・ローシャンの筋肉。鍛えてナンボのボリウッドスターですが、あの体を維持するのは大変だろうな。食べたいものも食べられないでしょう?
日本の仮面ライダーやウルトラマンの役者がイケメンで、どんなに話題になっても、ドラマの中で変身すれば、被り物の中は別の人が演じるから、体を鍛える必要はありませんが、リティクはあの肉体でヒーローを演じるから感動するし、しかも、ぜんぜんタイプの違う父親までも演じる演技力に関心しました。
今回は三作目でずが、ぜひ前二作を公開して欲しいです。ちょうど「チェイス!」も三作目。しかも同じ日活配給。
「チェイス!」の興行成績によっては、前の作品も公開することもあり得るでしょうし、「クリッシュ」もまずまず入ったようなので、前の二作も公開してもらえるのではと期待しています。
どちらにしても、ビデオで前の作品が出る可能性が出てきたということですが、出来れば「チェイス!」の公開記念に、両作の前作を小さな劇場で良いから公開してくれないかと、淡い期待をしています。
それにしても、「クリッシュ」と「チェンナイ・エクスプレス」のDVDのジャケデザインは酷すぎます。
ワゴンセール一本500円のDVDと同じ扱いですね。
しかも、Blu-reyは出ないのでしょうか?
最近公開されたインド映画のBlu-reyがなかなか出ませんね。
後から出ると困るので、DVDを買うのを控えているのですが、みんな大作で豪華なのに、DVDしか出ないというのは寂しいです。
私は上映最終日、『クリッシュ』3日目に見たのですが、場内は7割ぐらい埋まっていて、よく入っていました。
驚いたのはサラリーマン風の方が多かったことで、もと男の子の皆さんは「変身ヒーローもの」がやっぱりお好きなのね、と思ったりしました。
上に書いたように「1」と「2」も面白いので、『クリッシュ:エピソード・ゼロ』とか、『クリッシュ:エピソード・ワン』とかタイトルを付けて(ちょっとまぎらわしい?)、DVDボックスにして売り出して下さらないかな、と妄想しています。
で、その前に、今回のような劇場上映があれば言うことなし。「2」の”シンガポール八艘飛び”など、劇場で見ると迫力倍増、すごく楽しめるはずです。
BDは、配給会社というかソフト会社というか、いずれにしても結構採算ラインを見極めるのが大変らしく、とりあえずDVD、というのが今の状態のようです。
BDへの移行が思ったほど加速しないなー、というのが私の印象ですが、私自身はもう少しDVD時代が続いてくれないと過去の設備投資の元がとれないので(笑)、あと3、4年はDVDにがんばってもらいたいというのが本音です。
「チェンナイエクスプレス」は、大入り満員でかつ反応もすごくよかったので、劇場公開はあれだけで、あとはDVDのみというのは残念な限りです。あれならマサラ上映しても、かなりみんなノルと思いました。
さて、クリッシュですが、前にシンガポールに行く機上で見ることができました。なので劇場には足を運ばなかったのですが大画面で観た方がかっこよくて良かったかもなあ~。
クリッシュはDVDでシリーズは一通り見たのですが、本当にリティックの筋肉はすごいし、レーカーが出ているのも❤です。
ストーリーも壮大でうまくできているし、ハリウッドにも負けない素晴らしい作品だと思います。公開してほしいですね。
日活さんはインド映画に対して素敵な宣伝をしてくださるようになりましたが、他はまだまだちょっとバカにしているというか3流扱いというか・・・本当に古臭いデザインや変な副題!?止めてほしいです・・・作品の質が下がる・・・
私個人としては「lab ne bana di jodi]をぜひ日本で公開してほしいな~と。地味ですが、ストーリーが日本人好受けする?感じがしますし、作品中の日本の表現もウケると思うので~。どうでしょう?
『チェンナイ・エクスプレス』は『クリッシュ』以上にいい入りでしたが、やはり単独で公開となると難しい作品だと思います。今の日本の映画市場で、どこがウリになるか、と考えると.....。
ディープなインド映画ファンとしては、とっても楽しめるんですけどねー。
でも、DVDが出てからもマサラ上映をした作品もありますから、これもどこかで、と秘かに期待はしています。
『神はカップルを作り給うた(ラブ・ネー・バナー・ディー・ジョーリー)』は日本語字幕も映画祭上映時に作られていることから、以前某ソフト会社に「シャー・ルク・カーンDVDボックスとして、『行け行け!インド』とか『何かが起きてる』とかと一緒に出されませんか?」と打診したことがあるのですが、見事に敗退しました。
作品が古くなってしまうと、なかなか難しいですね....。