アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

来週は「インド映画最前線」@朝日カルチャー

2016-09-09 | インド映画

夏のインド映画調査@東南アジアも終わったので、その成果の発表@朝日カルチャーセンターです。春はインド、夏は東南アジアと定点観測を続けていると、結構いろんな変化がわかってきます。目下、シンガポール等で手に入れたDVDも参考にしながら、講座の内容をまとめつつあるところです。以前にも一度ご案内したのですが、1週間前に再度のご案内です。

 ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫

 インド映画最前線

 ハリウッドを追うインド映画

 講師 アジア映画研究者 松岡 環

最近のインド映画は、様々な面で変化を遂げつつあります。特にハリウッド映画の影響が顕著に見受けられるようになり、サスペンス映画や実話に基づく作品が増加。また映像技術的には、インドがハリウッドのCGやVFX制作の下請けをしていることもあって、最先端の映像技術を使った作品も出現するようになりました。このままインド映画は、ハリウッドを追い続けるのでしょうか? ここ2、3年の作品を対象に、インド映画の最新動向を分析します。(講師・記)

 日 時:2016年9月16日(金) 19:00~20:30

 受講料:会員 3,024円、 一般 3,672円

※資料請求、お申し込み等は、朝日カルチャーセンターHPからどうぞ。

 ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫  ♫

つい先日、9月1日には、ディズニーがインドでの映画製作から撤退することを発表したばかり。ヒンディー語映画の冒頭にディズニーのクレジットが出現した時は感慨深さと警戒心とが呼びさまされましたが、10年弱での撤退となり、あとは自社のハリウッド映画の配給に専念することになります。今回の撤退決定となった要因は、『Mohenjo Daro(モヘンジョ・ダロ)』等の大コケによる損失で、インド・ディズニーの社長シッダールト・ローイ・カプール(ヴィディヤー・バーランの夫ですね)もディズニーを去ることになりました。こんな風にインド映画界とハリウッドとの関係は、製作面、配給面、そして心情的な面も含め、今、めまぐるしく変化しています。


今回のお話の中心になる作品は、ハリウッド作品の前に壁となって立ちはだかった『pk』(10月29日(土)公開)と『バーフバリ(原題)』く来春公開予定か?)。ハリウッドと競えるユニークな作品を作り続けているラージクマール・ヒラニ(ヒラーニー)監督&S.S.ラージャマウリ監督の戦略などにも言及しながら、ここ2、3年と言わず、数年間のインド映画の変化を辿っていきます。ちょうど配給会社さんから『pk』の第2弾ポスター画像をいただいたので付けておきますが、当日は力の入った『pk』2つ折りチラシなどもお配りする予定です。

そして、恒例(?)の受講者の皆様へのプレゼントは、今回も現地版インド映画ポスター。『pk』『バーフバリ(原題)』はもちろんのこと、シャー・ルク・カーンの『Dilwale(勇者)』、サルマーン・カーンの『Bajrangi Bhaijaan(バジュランギー兄貴)』、プリヤンカー・チョープラーの『Jai Gangaajal(ガンジスの聖水万歳)』、ディーピカー・パードゥコーンの『Tamasha(見世物)』、さらにタミル語映画『O.K.Darling』『Puli(虎)』、そしてIFFJで上映されるボンベイ・ベルベット(Bombay Velvet)』『カプール家の家族写真(Kapoor & Sons (Since 1921))』『ニールジャー(Neerja)』『プレーム兄貴お城へ行く(Prem Ratan Dhan Payo)』などの作品のポスターも、プレゼントの中に含まれています。プレゼントで釣るわけではありませんが(笑)、ご一緒にインド映画の最前線を覗いてみませんか。皆様のお越しをお待ちしています。



コメント (13)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サッチャル・ジャズ・アンサ... | トップ | 『pk』のここに注目!<1>... »
最新の画像もっと見る

13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
参加します! (りからん)
2016-09-11 11:20:56
アップしていただいて助かりました!
当初日程が合わなかったので、今年は行けないわとあきらめたのですが、
予定が変わって参加できるようになりました。
お会いできるの、楽しみにしています~。

ところで、「チャーリー」というインド映画が10月1日からキネカ大森で公開されるんですね。
http://masala-press.jp/

キネカ大森の名画座チラシのはじっこに宣伝が載っていて初めて気がつきました。
タイ映画の「すれ違いのダイアリー」を連想させるような内容ですね。
返信する
先ほどのコメントで (りからん)
2016-09-11 11:25:36
「チャーリー」の公式サイトのURLを入れると、なぜかはじかれて投稿できなかったので、配給元のURLを載せました。あしからず。
返信する
りからん様 (cinetama)
2016-09-11 16:10:04
コメントをたびたびありがとうございました。

講座に来て下さるとのこと、こちらもありがとうございます~。
日程を決めたのが4月で、まさかのラフマーン様来日が重なり、今回はお申し込みが少ないようなのです。
というわけで、とってもありがたいです。

『チャーリー』に関しては、夏の初めに上映情報を得ていたものの、どなたに連絡していいのかわからず、頭の隅にありながら失礼していました。
こんな立派なサイトがあったんですね。
早速問い合わせてみます。
いろんな方のお話から総合して、主宰者の方が私の知っているMO(旧姓)さんでは、と思っていたのですが、サイトのお写真で確認できました。
なお、『チャーリー』は自主上映があった時に、↓で簡単にご紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/cinemaasia/e/41d14fb06935291b18dd04730267eee1
スチール等をいただけたら、あらためてご紹介しますね。
返信する
もうすぐですね~♪ (Jaan)
2016-09-11 20:36:41
cinetamaさん、こんにちは。

アジア映画巡礼を終えたばかりのcinetamaさんのお話を聞けるのをとても楽しみにしています(*^。^*)

「pk」のポスター、とても明るくてポップな感じで、いいですね~♪
チラシもご用意くださるとのことですが、余分にお持ちになられますか?
友人・知人にも渡したいと思いつつ、まだチラシを手に入れていなかったので、もし余分にご用意いただけるようでしたら、是非、何枚か頂きたいと思っています。
宜しくお願い致します。

返信する
なるほど (りからん)
2016-09-11 23:11:41
福岡アジアフォーカス映画祭の表彰来日ですね。
世間様はちょうど連休前、
超充実の映画祭だし、福岡は空港も市内からすぐだし、それはそれは。

こちらは新宿で楽しく学ばせていただきます~(^^)
返信する
チャーリー (りからん)
2016-09-11 23:21:47
コメント失念してました^^;

南インド映画上映会でされてたんですね。
私、英語ほとんどダメなので、
この上映会はいつもスルーなんです…悲しい。

せっかく日本語字幕で見られるんだから、
久々に大森まで足をのばそうかな。
シネマートが開館するまではよく通ったものでした!
返信する
「インド映画最前線」@朝日カルチャー (浪速のしゃあるく)
2016-09-12 21:04:55

いいないいな~!
cinetamaさん、大阪でもやってくださいよ~!!

お江戸ではpkの試写会もあるようで…。
大阪でもやらないかな~。

しかしながらオープニングイベントは無いにせよ、インディアン・フィルム・フェスティバルが大阪(シネ・リーヴル)でも無事開催との事で気分はアゲアゲです。

ああ10月が待ち遠しいです!


返信する
Jaan様 (cinetama)
2016-09-12 23:08:19
コメント、ありがとうございました。
お待ちしています~。

ちょっと荷物が多いので不確定なのですが、持って行けるようなら『pk』の新しいチラシを何十枚か持って行きます。
しっかし、B5判2枚組なので、重い重い...。
数枚でもよけいに持って帰っていただけるよう、何とかがんばりますので、よろしくお願いします。
返信する
りからん様 (cinetama)
2016-09-12 23:25:21
たくさんのコメント、ありがとうございました。

A.R.ラフマーンはアジアフォーカス・福岡国際映画祭の表彰ではなく、別組織による「福岡アジア文化賞」を受賞します。
http://fukuoka-prize.org/laureate/
で、ついでに映画祭にも協力して、自分が作曲を担当したイラン映画『予言者ムハンマド』(マジド・マジディ監督)の舞台挨拶も行うということで、十分に「稼働」して下さる予定です。
http://www.focus-on-asia.com/info/1977/
私は17日のフォーラムにしか参加できないのですが、うまく行ったらまたレポートしますね。
返信する
浪速のしゃあるく様 (cinetama)
2016-09-12 23:45:54
コメント、ありがとうございました。

実は前に大阪の朝日カルチャーの方からもお話があったのですが、日帰り前提の謝礼だったので、「前泊しないと恐いので」とお断りしたのです。
以前、立命館大でゲスト講義をする時に日帰りで予定を立てていたら、当日超快晴なのに前日の雨で大井川が増水して新幹線がストップ、多大なご迷惑をかけたことがありました。
それ以来、大井川より先(?)は必ず前の日に現地到着、にしています。
自分で宿泊費を出しても2時間で2万円程度の謝礼になればお引き受けしますし、あと、ボランティア団体でどうしても、ということであればいろいろ考慮しますが.....だったのでした。
でも、大阪の朝日カルチャーの担当者の方はとても熱心な方で、1月になら国際映画祭の仕事をした時にはわざわざ奈良まで来て下さった(しかも、おいしいクッキーまでいただいた!)りしたため、いつかコラボできるといいなとは思っています。
その時は、ぜひいらして下さいね~。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インド映画」カテゴリの最新記事