アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

テルグ語映画の勢いが止まらない!~『プシュパ2』、『バーフバリ 王の凱旋』を抜く!!

2025-01-12 | インド映画

少し前になるのですが、現在大ヒット上映中のアッル・アルジュン主演作テルグ語映画『Pushpa 2 : The Rule(プシュパ 2:支配)』の世界興収が『バーフバリ 王の凱旋』(2017)を抜いて、インド映画歴代2位となりました。こちらに資料があります。『バーフバリ 王の凱旋』の174億7千万ルピー~181億600万ルピーに対し、『プシュパ 2』は183億ルピーで現在も更新中。歴代トップのヒンディー語映画『ダンガル きっと、つよくなる』(2016)は191億4千万ルピー~220億ルピーなので、これを超えるのはちょっと無理かと思いますが、この『ダンガル』の興収にはチャイナマネー、つまり中国での大ヒットによる興収が寄与しているため特殊な例と言え、インド映画最大のヒット作品は『プシュパ 2』とも言えそうです。公開から1ヶ月を過ぎ、勢いは衰えてきているようですが、さて、どこまで行くでしょうか? まずは『プシュパ 2』のスクマール監督のお誕生日、1月11日を記念してアップされた、スタッフ&キャストからの監督賛歌映像をご覧下さい。スクマール監督、昨日で55歳になりました。

Sukumar Birthday Special Video | Pushpa 2 The Rule | Allu Arjun | Rashmika | Devi Sri Prasad

 

この『プシュパ』ですが、第2部で完結か、と思っていたら、第3部『Pushpa 3 :The Rampage(プシュパ 3:大暴れ)』も作られるそうで、アッル・アルジュンの代表作となりそうですね。第2部はすでにWikiに詳しいストーリーが出ているのですが、日本語によるブログ「カーヴェーリ川長治の南インド映画日記」にも、かなり詳しいストーリーが紹介されました。ネタバレが嫌な方はご覧にならなくていいと思いますが、私は楽しくこちらを拝読しました。日本での公開はあるのか、ですが、上映時間が何と200分!なので、『プシュパ 覚醒』を配給したJAIHOも、その親会社と言うべきツインも、目下検討中ではないかと思います。この『プシュパ 2』では、冒頭プシュパが紅木と共に日本に乗り込んできて、埠頭で日本のヤクザと戦うシーンもあるので(おまけに日本語までしゃべるアッル・アルジュン!)、日本には猛攻がかかっていると思うのですが、はてさてどうなりますか。その『プシュパ 2』、1月17日には新たなヴァージョンが劇場でかかるようで(現在上映中なのが180分ヴァージョンで、17日公開のが200分ヴァージョンでしょうか?)、まだまだOTT(配信)では渡さないぞ、という決意が透けて見えるようです。その告知予告編がこちらです。

Pushpa 2 The Rule Reloaded - Glimpse (Hindi) | Allu Arjun | Sukumar | Rashmika Mandanna | DSP

 

さあ、どこまで暴走するのかプシュパ、とっくりと見せていただきましょう。

 

 Game Changer 1310x2048 Game Changer 1173x1600

そして、もう一つの話題は、1月10日に公開されたラーム・チャラン主演のテルグ語映画『Game Changer』です。初日の世界興収は7億7千万ルピーとちょっと低めでしたが、この土日でどのくらい行くのかが注目されています。監督は何せ、あの『ロボット』(2010)のS.シャンカル監督とあって、注目を集めるのも当たり前。最新作でカマル・ハーサンとシッダールト主演の『Indian 2』(2024)は残念ながらコケましたが、初顔合わせのラーム・チャランとなら、再びヒットメーカーに戻れるのでは、と皆さん期待しているようです。父子二代を演じるラーム・チャラン、クセ者俳優S.J.スーリヤーを相手にどんな魅力を発揮してくれるでしょうか。予告編を付けておきます。

Game Changer Trailer (Telugu) | Ram Charan | Kiara Advani | Shankar | Thaman S | Dil Raju | Shirish

 


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