
使用するきっぷは『のんびりホリデーSuicaパス』、18きっぷ1枚当たりより高い2670円だが、大月などエリアの末端まで往復するだけで366円得をする。『のんびりホリデーSuicaパス』は、名前の通りSuicaに情報を搭載するわけだが、普段使っているSuica定期券では搭載できない。そこで2020年の年末に東海道線通勤快速の乗り納めや横須賀線E235系に乗った時に使った『のんびりホリデーSuicaパス』があったので、それに上書きすることにした。今はモバイルSuicaにも『のんびりホリデーSuicaパス』の情報を搭載できるようになったから、それを使った方が普段使っているSuicaと使い分けやすかったかもしれない。
山梨方面への玄関口である新宿へは、山手線でなく、東京駅から中央線のグリーン車を使うことに。当初予定では常磐線の品川行で乗り換えなしで東京駅へ向かうつもりでいたが、早く起きることができたので、上野に一旦出てから4分接続の上野発7時13分の高崎線小田原行に乗り換え、東京には7時18分に到着した。
東京発7時25分の快速青梅行は、三鷹でホリデー快速青梅行、国分寺で中央特快の待避を受けるタイプ、早朝時間帯のためか、グリーン車階上でも窓側を確保できそうだったが、新宿までなので階下に乗る。3人だった階下の客は御茶ノ水で7人に増えた。新宿着7時39分、対面の11番線には44分発のホリデー快速が停車している。後続の武蔵小金井行は新宿に43分に到着、対面接続のホリデー快速を先行させて47分に発車する。今度のダイヤ改正では、ホリデー快速が東京発に変更、東京から新宿まではこの武蔵小金井行のスジを踏襲する。武蔵小金井行は東京発7時33分へと4分繰り下げ、その分新宿の停車時間を短縮させるので、新宿から先の時刻は変わらない。ホリデー快速が東京発になることで、その送り込みもなくなり、中央線快速から新宿行は消滅する。7時51分発の『新宿さざなみ』を7番線で撮影した後、『あずさ』の発車する9番線へ向かった。
8時丁度の『あずさ』の行先は南小谷、15日のダイヤ改正で南小谷行が消滅するので撮影している人もいた。1982年の改正以来、40年以上も走り続けていたからな。行きも無料開放グリーン車を使うことも考えたが、大月まで行く中央線快速で朝一番なのは9時08分の快速、中央特快に至っては10時48分までない。大月から先もロングシートの可能性が高いので、快適性だけでなく速達性も得られる特急を選択した。予約を取ったのは2週間前だったが、日曜日のためかチケットレス35%OFFが余裕で確保できた。料金は1020円なので、50キロ以上のSuicaグリーン料金より20円高いだけだ。なお、乗車中の時点では指定券は売り切れとなっていた。新宿を出ると、しばらくは90キロに満たない速度で走行、西荻窪からは80キロ以下に落とすことになった。三鷹を8時11分に通過すると、再び90キロ近くまで加速するが、西国分寺からは再び徐行することになる。立川着8時24分、新宿からの表定速度は70キロ、ノンストップとはいえ列車密度の高い区間を走るからこんなものかもしれない。同じく新宿から出るロマンスカーも町田までの表定速度は少し下回るし。
八王子着8時32分、目の前に伊豆箱根鉄道色の車両が停車していた。西武多摩川線用の新101系の甲種回送で、約3か月に1回、武蔵境~小手指間で行われる。数年以内に、東急大井町線で運用されている9000系が代わりに甲種回送されることになるだろう。高尾を出て小仏トンネルを通過する。八王子から高尾までは60m登るが、相模湖まではさらに30m登り標高は200mを超える。藤野を通過したら100キロ近くまで加速、上野原を通過後は110キロまで加速する。上野原で標高190mと少し降りるが、梁川までの7.8キロで100m以上登り、標高は300m近くになる。この辺り90キロまで落ちるが、鳥沢を過ぎると比較的平坦なのか110キロを出すようになる。標高358mの大月を100キロで通過、大月から笹子までは12.6キロだが250m近く登ることになる。そのためか速度が90キロくらいまで落ちる。標高606mの笹子を通過すると、長さ4656mの笹子トンネルへ、入口付近では徐行していたが、しばらくして加速した。甲斐大和駅を出ると、鶴瀬トンネル、新深沢第二トンネル、新大日影第二トンネルを通過、それぞれ1.5キロに満たないが、明かり区間が短いので4000m以上のトンネルに感じる。勝沼ぶどう郷は標高491m、甲斐大和からの6キロで130m降りてきた。勝沼ぶどう郷の辺りから左手に甲府盆地を望みながら、90キロ程度で走行する。塩山の標高は410m、4.4キロで80m降りてきたことになる。塩山を出ると110以上出すが、山梨市を通過するときは90キロくらいまで落ちた。山梨市駅の標高は331m、石和温泉駅の標高は271mで勝沼ぶどう郷からの15.3キロで220m降りてきたことになる。
甲府着9時28分、新宿からの表定速度は84.4キロ、八王子からの表定速度は94.6キロとなる。90キロ程度で走る区間が長い割には、八王子からの表定速度は意外と高い。山梨市で追い抜いた小淵沢行に8分で接続するが、それには乗らずに10時05分の甲府始発の松本行に乗ることにした。1本早いのに乗っても、塩崎での折り返し列車は同じだ。時間があったので北口から陸橋経由で南口まで散策した。陸橋の上のバス停が特徴的だ。南口には県庁やお城、他の県庁所在地駅に比較すると県庁舎が近い。北口は2008年から整備事業が進み、2012年には甲府合同庁舎や図書館が移転してきた。
最新の画像もっと見る
最近の「日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事