しーさるの鉄日記

帰りながら改修駅巡り


2021年、年末の旅行4日目、今日は帰りながら改修された駅などを巡ることにした。

博多発6時10分の福北ゆたか線に乗って、桂川着6時48分。桂川駅は旧駅舎の上に橋上駅舎を新設、今年3月から供用を開始した。新設の橋上駅舎は、同様に新設となった南北自由通路に面しており、新たに南側に抜けられるようになった。南口駅前広場は新たにロータリーと駐車場が整備されたが、商店はもちろん、民家も少なかった。駅舎とホーム、南北自由通路と駅前広場の間にはエレベーターが整備されている。

桂川発7時02分の列車で直方へ、直方ではホーム上4分乗り継ぎとなった。東水巻を出てしばらく走ると、黒崎方面への短絡線が分岐して折尾トンネルに入る。来春改正で、短絡線が折尾駅高架に乗り入れるようになると、分岐ポイントは折尾トンネルの中に入ることになる。折尾には7時56分に到着、8時08分の普通博多行に乗り換え、2つ目の遠賀川で下車した。

遠賀川駅は、2017年の火災で駅舎が消失、そのあとしばらくの間はプレハブの仮駅舎で営業していたが、跨線橋の門司港寄りの駐車場があった部分に橋上駅舎を新設、今年7月31日から供用を開始した。橋上駅舎から既設の南北自由通路に直接出れるようになったので、小倉方面からの列車を降りて南口へ向かう場合、既存駅舎では改札内跨線橋を昇り降りしてから改札外跨線橋を昇り降りしていたのが、橋上駅舎では、改札内で昇り、改札外跨線橋を降りるだけとなり、だいぶ楽になった。また、北側出入口には昇りエスカレーターが整備された。駅舎の外観はこげ茶で、2階コンコースの真下にはファミリーマートがオープンした。その右側、プレハブ駅舎のあったところには交流センターを建設中で、来年年末の供用を目指している。この交流センターの3階は、橋上駅舎、南北自由通路から直接つながることになる。

遠賀川発8時37分の小倉行に乗車、西小倉では日豊線からの下関行に3分で乗り換え、下関では小月行に3分で乗り換え、3つ目の長府に9時44分に到着した。
長府駅は2012年3月17日に駅舎が橋上化された。以前は、島式を相対式で挟む構造だったが、橋上化工事に伴い、2番線、4番線を撤去した上で、1番線を2番線の位置に移設して、1番線と3番線だけの島式ホームとなった。橋上駅舎は1番線下関方面の線路上にある。橋上駅舎は武家屋敷の表門をイメージしたもので、縦桟が特徴的だ。海側の駅前広場は橋上化に合わせて、広いロータリーが整備された。トイレは改札付近ではなく海側出口を出たところにある。一方、山側の出口は狭く、駅周辺はタイルが張り替えられているものの、クルマで乗り入れることはできない。

長府発10時11分の下関行に乗って、次の新下関で下車、新幹線へは動く歩道経由で乗り換え距離が長いが、23分もあったので、e5489で注文しておいたきっぷを買う余裕もあった。新下関発10時39分のひかりレールスターは、当然ながら先頭の2-2列シートに乗車、快適な移動をして広島には11時54分に着いた。

広島発12時00分の普通岩国行に乗車、3両で混んでいたが、補助椅子を何とか確保した。広島から3駅目の西広島で下車する。
西広島は今月19日に橋上駅舎が暫定開業したばかりだ。新しい駅舎は、改札、きっぷ売り場の上や天井に木材を重ねて、『まち』『歴史』『交通』の交わりを表現している。天井の木材は曲がっており、東側から明かりを鳥れられるようになっている。コンコースには、改札向かいにセブンイレブン、その横にむさしという飲食店が入居するようになった。エスカレーターは南口が上り下りともに、北口およびホームとコンコース間は上りだけが整備、エレベーターは全て整備されている。南口エスカレーターは改札内エスカレーターと一体化していて、天井は吹き抜け、側面はガラス張りの開放的なデザインになっている。暫定開業なので、南口の駅前広場はラインが引かれたまま、駅舎右にはこげ茶の仮駅舎が残ったままになっている。イメージ図を見ると、左側に歩道橋が整備されることになっている。北口はほとんどが仮囲いに囲まれ、クルマは駅舎から少し離れた狭い道路を通るしかない。今後は整備され、2030年後にはアストラムラインが乗り入れる予定だ。そのせいか、エレベーター横の壁が外せるように見える。なお、新しい駅舎はみどりの券売機プラスが設置され、みどりの窓口は古い駅舎とともに営業終了となった。

新井口、五日市と飛ばして、廿日市で下車する。廿日市駅は2015年10月3日に橋上駅舎化したが、北口を使えるのは翌年、南口駅前広場が供用となったのは2018年になった。木工の街とあってか、西広島駅以上に木材が使われ、天井空間には小屋組みを設置、外観は2階ガラス張りのログハウス風に見える。南口駅前広場のタクシーのりばも上屋に木材が使われている。駅舎の南口1階にはセブンイレブンが入居、北口もスーパーやマンションが整備された。

廿日市からは大野浦へワープする。大野浦も2016年に橋上駅舎化され、北口は駅前広場が整備された。南口は橋上化前の駅舎から直接行けない頃から駅前広場があったが、橋上化と同時に丸屋根の階段で直接降りれるようになっただけでなく、バスのりばに上屋も整備された。北口は旧駅舎のあった辺りを含め、駅前広場を改修、ラインだけで仕切られた広場は植栽帯などで仕切られるようになり、バスのりばには上屋も整備された。大野浦に13時16分に到着し、13時24分のコミュニティーバスでべにまんさくの湯へ向かった。

べにまんさくの湯で、一風呂浴びて昼食、14時40分のバスで大野浦駅に戻り、14時57分の始発に乗った。空いている列車から降りるのは惜しいが、2つ目の宮島口で下車する。宮島口駅は2017年に正面の外壁をガラス張りに改修して、開放的なものになった。売店も撤去され、その跡には観光案内所や待合室も整備された。駅構内のデザインは先述した廿日市の木材を使用し、シックなものになった。売店の機能は駅を出て右側のセブンイレブンに統合させた。来年7月に広電宮島口駅が移転するから、広島ボートレース場駅と組み合わせて、改めて行こうかと。

宮島口発15時20分の列車は所定3両のところを5両で運用、28日にあった貨物脱線事故により安芸中野~西条間が運休となっていたが、午後に復旧したので、その影響だと思われる。宮島からの帰り客で混んではいたものの、5両の停車位置に待つ人はほとんどいなかったので座ることができた。15年前の駅巡り時に撮影枚数の少なかったので、五日市で下車、国鉄末期に橋上化されたので、廿日市、西広島に比べると古さを否めなかった。ただ、駅周辺は2駅よりは栄えている。お土産を買って16時22分の『のぞみ42号』で広島を後にした。

『のぞみ42号』は、新神戸手前で先行の『さくら』に引っかかったものの、新大阪は帝国通りに発車した。ところが、雪の影響で近江鉄道の五箇所辺りから170キロ制限、関ヶ原インター付近を過ぎるまで約20分速度制限は続いた。名古屋到着は、所定より7分遅れの18時41分となった。
夕食の年越し『きしめん』を食べようと思ったが、新幹線ホームの住よしは満席、仕方がないので中央線ホームの住よしへ向かう。19時閉店なので自分が最後の客、すき焼風きしめんで体を温める。

今月は全ての大手私鉄に乗る月、ということで最後に名鉄に乗ることに。名鉄名古屋発19時09分の東岡崎行で堀田へ。折り返し時間は10分ほど、駅の中にスーパーを見つけたので、えびせんを買い込んだ。堀田からは急行一宮行に乗って、名鉄名古屋には19時43分に到着した。

名古屋からの『のぞみ174号』は所定19時57分発のところを20時02分と、5分遅れとなった。そのため、駅間平均速度は浜松~豊橋が262キロになったのを除いて275キロ以上をキープ、新富士から三島までの平均速度は284キロと限界ギリギリの走りだった。名古屋~新横浜までの所要時間は、行きと同じ73分、ダイヤ通りの最速のぞみより4分速い。それでも東京駅まで1分遅延となった。『のぞみ174号』が東京駅に到着した2分後、博多からの『のぞみ50号』が到着、これがN700Sでの運用だった。在線状況に充当車両を掲載してくれれば、1本落としたのだけどね。

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