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しーさるの鉄日記

横浜市電保存館へ

ブルーラインに乗り込んで、次の目的地は横浜市電保存館、googleだと阪東橋からバスか、桜木町で根岸線に乗り換えて根岸からバスとなっていたが、根岸駅からの方がバス停の位置がわかりやすく、空いていそうなのでそちらをチョイスした。

桜木町でギリギリでブルーレインから京浜東北線に乗り換え、混んでいたものの座ることはできた。乗客のほとんどが山手まで下車した。地形の都合上仕方ないとはいえ、横浜線を石川町まで走らすことができなかったのは残念な流動だ。根岸からのバスは5分遅延の16時21分発、信号のタイミングが良かったためか、16時26分には終点の市電保存館停留所に到着した。受付終了まで4分しかないので、急いで保存館へ向かった。

市電保存館の入館料は300円だが、ICカードで市バスを使うと200円になり、履歴を見て証明する。あくまでも履歴を見るだけなので、ICカードでの支払いはできない。

展示してあるのは500型、1000型、1100型、1300型、1600型、1500型、無蓋貨車の7両となっている。1300型以降は戦後の製造で、中扉のせいでワンマン化改造のできなかった1600型は1957年から1970年までの13年しか走らなかった。1000型、1100型はクリーム色ベースに青色帯という標準色、500型は下ブルー上ホワイトという都電9002のような塗色、1300は下水色上ホワイト、1500型はクリーム色に薄い茶色、1600型は白ベースに下半分と天井付近が青となっている。片隅には書庫棚があり、1964年以前の時刻表もあったが、感染症対策のためか閉鎖されていた。無蓋貨車は花電車となっており、ブルーラインの新車4000系を展示していたから最近飾り直したと思われる。

歴史展示コーナーは、先ほど訪れた歴史博物館と重複しており、横浜の歴史を吉田新田などの開発、開港から振り返り、明治期の横浜電気鉄道からは路面電車の歴史に、関東大震災以降は本牧、磯子の人口増加に対応して路線網も延ばしている。路面電車が廃止となった1970年前後からは、地下鉄及びバスの歴史となっている。最後には将来の路線図があり、来春に全通する神奈川東部方面線のほか、横浜環状鉄道、東海道貨物支線の旅客線化に触れている。

歴史展示コーナーに囲まれるようにあるのが、Oゲージ鉄道ジオラマ、戦前の横浜の街ベースのようで、横浜駅の駅舎は先代のもの、拝啓にある建物も赤レンガや合同庁舎など洋風の古いものが建っていた。全てシンプルな一周コースで、地平が市電、その内側の高架が市営地下鉄1000、京急や蒸気機関車のけん引する旧型客車、さらにその奥の高い高架が700系新幹線や市営地下鉄3000となっている。10時30分から15時30分には1時間ごとにジオラマショーが行われるが今回は見ることができなかった。

ジオラマは隣の多目的コーナーにもNゲージがある。こちらは小さい分、Oゲージの周回より複雑になっており、左側は海にはみ出ている。山下臨港線が海の上を走っていたことを考えると間違ってはないが、今の景色では違和感がある。ストラクチャーはスケール感を無視せざるを得ない高層ビルのほかは、Tomixの既製品が中心、車両はKATOで販売されているE6、E7、ドクターイエローの3両のほかに、地下鉄や、京急2100系3両などがあり、100円で動かすことができる。

多目的コーナーはそれ以外に、吉村栄氏が制作、収集して、市に寄贈したOゲージが展示してある。車両は国鉄の電車から蒸気機関車、私鉄まであり、両数は把握できないものの、資料としては鉄道博物館を上回る。私鉄は東急や相鉄はもちろん、新京阪P-6、阪急6300系、近鉄ラビットカーなど関西も充実、国鉄も117系や飯田線の旧型国電もあった。東急は8090系もあることから、亡くなられる1984年まで模型を作っていたことを実感した。ちなみに原鉄道記念館の模型は1番ゲージで、Oゲージが1/45に対し1/32と一回り大きい。

市電保存館を閉館直前に出て、次の用の時間稼ぎのためにみうら湯へ。保存館の係員に弘明寺へ向かうといったら、google mapで調べた滝頭バス停でなく、その一つ先の滝頭地域ケアプラザ前を教えてもらった。こういうのは聞けるときに聞いた方がいいかもしれない。9系統を藤の木バス停で降りて、みうら湯へ向かった。みうら湯は京急直営のためか、売店でちいかわとのコラボグッズを売っていた。



ブルーラインの新車4000形に乗るため、みうら湯から10分ほど歩いて弘明寺駅へ向かった。今年5月にデビューした4000形、充当列車は公式HPで発表されているので、簡単に乗ることができる。ただし、来春までには5編成揃うので、それまでにはHPでの発表はやめると思われる。92年デビューの3000A形以来、3000形を通してきた横浜地下鉄、改番したのは外観が違うため、3000形もそれぞれ正面が違うが、4000形はそれ以上の違いがあるのだろう。とりあえず、前照灯が縦に並んでいるのは3000形と大きく変わっている。3000V形が1編成で終わったのは、4000形の準備のためではないかと。
乗ったのは一番先頭、運転室背後の右側が車いすスペースになっているのは他の車両とは違った特徴だ。運転台への扉上部に施錠中というランプがついているのも初めて見た。お昼に乗った三田線6500形と同じく、ドア上LCDの横には監視カメラがあった。

高島町で4000形を降りたあと、みなとみらいのOKで買い物、横浜駅まで1キロ歩くことを覚悟していたら、運よく横浜市交通局の連接バス『ベイサイドブルー』が来た。横浜駅改札口前着19時57分、改札口前と停留場名はおかしく、実際はポルタの上に停車し、京急の改札ですら数分くらい歩くことになる。これを横浜駅前に改称し、現行横浜駅前となっている下りバスの始発停留場を横浜駅東口バスターミナルとした方がわかりやすいのかと。

横浜駅からは、京急の2100系快特と、上野東京ラインを乗り継いで帰宅した。


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