しーさるの鉄日記

島原鉄道2021年春改正


島原鉄道の2021年3月13日のダイヤ改正概要は以下の通り。

●夜間時間帯において、諫早発島原船津行と島原港発諫早行を、それぞれ諫早~本諫早間の運転に短縮する。それに伴い、後続の最終列車の時刻を繰り上げる。

●夕方時間帯において、諫早~島原港間列車1往復、諫早~本諫早間列車1往復の運転を取り止める。

●土休日に運転する島原港発諫早行の急行1便を廃止する。また、諫早発10時08分の急行を普通に格下げする。

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島原鉄道では夜だけでなく夕方の一部列車を廃止する他、急行についても見直すことになった。

まず、諫早発17時台を見ると、11分本諫早行、31分島原港行、52分島原港行の3本あったのが、31分の島原港行となる。3本が1本になるという大幅削減だが、11分の本諫早行は、52分の島原港行につながる調整運用だから、52分発がなくなれば11分発もなくなるということになる。長崎方面からの接続も快速から40分、特急から4分だから、中途半端な存在だったのだろう。17時52分発がなくなるので、17時31分から18時16分まで開くことになる。この影響で島原港発16時58分は森山での交換による5分停車がなくなり、本諫早で4分停車に、島原港発18時28分は18時34分に繰下げ、大三東での停車時間を見直す。

上りについても島原港発15時39分の運転を取り止める。このことで島原港発で15時04分から16時00分まで1時間近く開くことになる。この影響で諫早発16時49分は47分に、愛野まで3分以上繰り上げる。

急行については、土日のみ運転の島原港発9時21分の急行諫早行を2020年10月1日から区間運休となっていたのを正式に廃止して、本諫早発に短縮変更する。このことで8時54分から10時00分まで1時間以上のタイムラグができる。また、リリースでは触れてないが、データイムに毎時1本運転していた島原~島原港間シャトル上り5本、下り4本についても、2020年10月1日から運休となっていたのを正式に廃止する。島原市内観光客をターゲットに2018年8月改正に新設された列車だったが、市内の3駅間だけでは需要が見込めない為か、2年2ヶ月で運転を取り止めることになる。シャトル列車じゃなく、コミュニティバスの方が良かったのではないかと。

諫早発10時08分の急行島原港行については普通に格下げする。それに伴い、愛野着は7分、多比良着は12分、島原着は20分繰下げとなる。島原までの所要時間は55分だったのが75分に、比率にして36%増えるのは少し厳しい。土日だけでも新幹線に接続する急行が欲しいかもしれない。格下げによる時刻変更に伴い、上りとの交換駅を西郷だったのを古部に変えている。

夜間時間帯については、諫早発21時44分の島原船津行を廃止に、22時21分の最終島原船津行を21時58分に繰り上げる。このことで、本諫早から先、島原方面への最終は23分繰上げる。また、本諫早行最終については、22時48分だったのを22時17分へと31分繰上げる。改正前の島原船津行最終よりも4分繰り上がる形だ。上りについては、島原港発20時25分の諫早行を本諫早発21時22分に短縮変更、島原港発21時12分の最終列車を20時40分に繰り上げてフォローする。ちなみに博多行の「かもめ」の最終は諫早発22時02分だから、本諫早以南への最終は博多への最終より4分早いことになる。

なお、今年9月23日には西九州新幹線が開業して、博多から諫早までの所要時間は20分ほど短縮される。新幹線の発着時刻に合わせて、ダイヤ改正を行なうと思われる。その時、土日だけでも急行を復活させて、博多から島原への時間短縮を図ってもいいと思うのだけどね。


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