筑豊電鉄の2021年3月13日ダイヤ改正、終電時間帯を繰り上げる他、データイムの運転本数を減らす。
まず、朝時間帯だがリリースにないところで、楠橋発5時57分の黒崎駅前行を廃止する。黒崎着6時33分を3分繰上げるものの18分のタイムラグが発生する。また、黒崎着8時56分も廃止して、運転間隔を調整する。下りについても、黒崎駅前発6時29分を廃止、6時41分発を6時35分に繰上げ、6時46分の楠橋行を筑豊直方行にしている。また、7時台も1本間引いている。
データイムは、黒崎駅前~筑豊中間間毎時5本の12分間隔、筑豊中間~筑豊直方間毎時2.5本の24分間隔だったのを、それぞれ毎時4本の15分間隔、毎時2本の30分間隔に削減する。運用本数は、直方系統、中間系統交互で6本だったのを、中間系統2本、直方系統3本、計5本とし、1本削減する。筑豊中間以南は24分毎から30分毎へと拡大したものの、毎時の発車時刻は揃ってわかりやすくなった。
過去のダイヤを振り返ると、全線通しで毎時6本体制が長く続いたが、2008年改正で平日5本、土休日4本に削減、2011年改正では筑豊中間以北6本、以南3本、翌年には以北5本、以南2.5本となっていた。2008年以前と比較すると、筑豊中間以北の運転本数は2/3に、筑豊中間以南の運転本数は1/3に減少している。ちなみにJRの直方から折尾方面も、ここ数年で毎時3本あったのを毎時2本に減らしている。
16時台、19時台、20時台は、9~10分間隔だったのを、黒崎駅前発00、10、20....の10分ヘッドとしてわかりやすくしている。21時台も20分まで13分間隔、以降15分間隔となっていたのを00、12、24....の12分ヘッドとしている。黒崎駅前発23時25分の筑豊直方行は、26分の楠橋行に、23時52分の楠橋行は廃止となる。このことで、楠橋以北の最終は26分、以南の最終は25分繰り上がる。上りについても、筑豊直方発23時10分の黒崎駅前行を廃止、22時45分の楠橋行を黒崎駅前行に変更、24時04分の楠橋行は廃止して、最終を25分繰上げる。
2021年3月改正で、黒崎駅前~筑豊中間間は平日が14本減の190本、土日祝が2本減の156本、筑豊中間~楠橋間は平日が30本減の140本、土日祝が16本減の108本、楠橋~筑豊直方間は平日が10本減の116本、土日祝が32本減の92本となった。改正前の土日祝は筑豊中間~楠橋、楠橋~筑豊直方共に124本だったが、今回の改正では朝時間帯に楠橋行が増えている。
改正から2ヶ月後、5月22日からは黒崎駅前~筑豊中間間列車が土休日運休になり、全線で24分間隔となっていた。
それから5ヶ月後、10/1にもダイヤ改正を行なった。これは黒崎バイパス建設に伴い、西黒崎駅が4年間の休止になるためだ。休止中は全列車が西黒崎通過となる。西黒崎駅通過に伴う時刻修正だけでなく、平日のみ列車の見直しを行なう。
まず、楠橋発6時32分、黒崎駅前着6時58分の列車を新設、後続を3分繰下げ、7~8分間隔での運転とする。下りは黒崎駅前発7時03分の筑豊中間行を新設する。夜間については、20時台10分間隔、21時台12分間隔だったのを、20時30分から22時まで、15分間隔に変更、20時台と21時台の運転本数を1本ずつ減らす。21時20分までは3月改正で少し増発したが、7か月後の10月改正で3月改正以前より少ない本数となった。
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