しーさるの鉄日記

189系M50編成引退へ


R東日本八王子支社は、189系M50編成(旧あずさ色)を引退させることを発表した。それに伴い、1/20の土曜日に豊田~富士急行線の河口湖まで往復、1/25の木曜日に中央線で豊田・甲府から長野までラストラン運転を行う。
ラストランには乗車券のほか、弁当、お茶が付き、富士急行コースには、ツアー限定撮影会と入場券セットの車内優先販売、中央線コースには乗車証明書が付く。発売額は、富士急コースが8800円、中央線コースが8900円で、募集人員は両方とも300名である。

豊田車両センター配属の189系3編成のうち、旧あずさ色のM50編成が引退することとなった。M50編成は元をたどれば、1975年以降に『あさま』用に製造された車両で構成されている。1998年の長野新幹線開業時に『あさま』から撤退し、『あずさ』などに充当されるように。その3年後にはE257系がデビューしたので、編成組み換えの上、中央本線の臨時快速を中心に充当されるようになり、165系を置き換えるようになった。

ラストランは富士急行線と中央線の2回行われる。ラストランが2回というのも、他社を巻き込むというのも珍しい。1回目のラストランは、土曜日に行われるから比較的参加しやすい。河口湖駅で撮影会があるとのことだけど、ホリデー快速富士山に充当された他の189系と並ぶのだろうか。もう1編成回送してきて、去年の8月のように3編成が並ぶということもあり得そうだ。発売額は8000円で子供は5500円、運賃だけの往復だと3800円だからだいぶ高い。

一方、中央線コースは、113系、183系でも行われた廃車回送を兼ねたツアー、名前の通りラストランとなる。廃車回送に客を乗せることで、最高260万以上も徴収できる合理的なラストラン、他社でも採用すればいいのにね。例えばメトロ6000を新木場まで廃車回送する時とか。滅多に通れない霞ヶ関の連絡線を走行するし。
発売額は8900円で子供は6000円、運転区間の乗車券に指定席特急券を合算すれば7330円だから差額は弁当代といったところか。

M50編成引退後も189系は、旧国鉄色とグレードアップ初期塗装の2編成残り、ホリデー快速富士山などに充当される。運用されるのは1編成だが、『らくらく青梅マラソン号』運転日の2月18日は両方とも運用される。

いずれも数年以内には廃車になるだろうけど、富士急直通快速の後継車両はどうなるのだろうか。可能性が高いのは、房総特急削減で余剰となったE257系500番台を導入すること。これは『山梨富士』でも行なっているが、その場合全車指定席となるだろう。
E353系の導入で余剰となるE257系0番台の可能性もなくはないが、185系を置き換える予定だし、編成を組みかえなければならない。E257系0番台154両に対し、185系は157両。そのうち踊り子に充当されているのが94両だから、それ以外の臨時運用を最低限に抑えれば、E257系0番台の富士急行直通快速もありえそうだ。

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