しーさるの鉄日記

日光線に205改造観光列車『いろは』投入


JR東日本大宮支社は、日光線の205系600番台1編成を改造、観光列車『いろは』として4月1日から運転することを発表した。

車内は2+1のボックスシート、そのモケットはクラシックルビーブラウンをベースとしたものとする。乗降口は片側2扉、車いすスペースは2ヶ所に増設する。室内内装については木目調に、つり革は木を使用したものに変更し、蛍光灯はLED化させる。

エクステリアデザインは、乗降ドアと車体側面の下部と上部には黒色、側面帯には黄金色、それ以外には灰桜色を最小、日光にちなんて、キスゲ、華厳の滝、男体山・中禅寺湖、龍、鳳凰、唐獅子をモチーフとしたイラストを側面に配置する。

なお、『いろは』という愛称は、いろは坂だけでなく『物事のいろは』にも因んでおり、日光の旅への入口であることをイメージしている。

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今まで、宇都宮線からの臨時の直通以外は、107→205のロングシート車しか走らない日光線だが、ついに観光列車を走らせることになった。臨時列車以外でクロスシート車が走るのは、165系が撤退して以来およそ30年ぶりとなる。宇都宮~日光までの所要時間は40分台で、クロスシートの必要性はないと思っていたから、観光列車に改造してまでクロスシートを導入するのは少し意外に感じた。富士急も205の改造車を導入しているけど、1時間前後の乗車時間に対しロングシートだし。

イメージ図から座席数を予測すると、2人向かいボックスが8つ、4人向かいボックスは荷物置場で削減されるので6つ、ドア付近に3人掛けロングシート車があるけど、運転席やフリースペースの部分はないから3ヶ所、合計49席になるのかと思われる。現状のロングシートでは、中間車51席、先頭車48席だから、さほど変わらない。

リリースによると運用は日光線の定期列車を基本とするとのこと。日光線は4運用あり、1日目:小金井出庫~日光滞泊、2日目:日光滞泊~宇都宮滞泊、3日目:宇都宮滞泊~日光滞泊、4日目:日光滞泊~小金井入庫を組んでいる。日光線用の205は4編成丁度のギリギリ運用だから、検査の時は宇都宮線用の205が代走することになる。
。そう考えると、固定運用にならずに、日ごとに運用が変わるということになる。データイムも運用される1日目と4日目は、日光線列車の半数がこの改造車での運転ということになる。リリースでは観光需要によっては日光線以外も走行するとの記述も。205の運用範囲を考えると那須方面が無難だが、新駅ができる両毛線足利方面への設定もあり得そうだ。

宇都宮線からの直通は四季島だけになり、首都圏からの需要は東武に持っていかれている日光線。東北からの観光需要も、マイカーやバスによるパッケージツアーがあるし。この観光列車で再び脚光を浴びるといいのだけど。


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