JR東日本と青い森鉄道のダイヤ改正、青森県内の改正概要は以下の通り。
●八戸線において、八戸~鮫間で朝1往復、夕上り1本を増発する。なお、久慈~階上間上り1本、鮫~久慈間下り1本は運転を取りやめる。
●大湊線のうち、2往復の青い森鉄道への乗り入れを取りやめる。
●津軽線のキハ40・48形をGV-E400系で置き換える。また、GV-E400系は奥羽本線の青森~弘前間列車1往復に充当する。
●弘前発5時26分、22時08分、青森発23時38分の列車をワンマン列車での運転とする。
●野辺地発8時34分の青森行を新設する。また、青森発7時28分の浅虫温泉行を野辺地まで延長運転する。なお、浅虫温泉発7時58分の青森行は運転を取りやめる。
●青森発15時11分の浅虫温泉行、浅虫温泉発15時56分の青森行を新設する。
●青森発5時41分の八戸行を狩場沢に停車させる。千曳については通過とする。
●八戸発19時01分の三沢行を12分繰り上げる。
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JR東日本のダイヤ改正、青森県内では津軽線に新型気動車を投入した他、大湊線の青い森鉄道乗り入れなど見直しが行われた。
八戸線では、朝時間帯に八戸発7時33分の鮫行と、鮫発7時45分の八戸行を新設、7時台の運転間隔を20分前後にすることで、八戸市内の通学需要に応えることとなった。八戸発の7時台は08、17、52となっていたのが07、16、33、54と首都圏並みになる。新設の7時33分発の鮫行は、盛岡発新幹線から8分、新青森発新幹線から16分で接続する。八戸着も7時51分から8時25分までなかったのが、8時12分発が追加となる。夕方は八戸着17時43分を17時18分に繰り上げ、18時20分着を新設している。運転間隔が20分、60分、20分になっているのを見ると、繰り上げ過ぎな感じもするけど、他路線への接続の兼ね合いだろうか。
八戸~鮫間で増発した一方、八戸発17時25分の久慈行を八戸発17時20分の鮫行に短縮変更している。久慈では三陸鉄道に12分で接続しているものの、利用が少なかったのだろう。それに伴い、八戸発12時22分、15時15分、16時24分と偏っていた久慈行を12時25分、14時23分、16時03分と2時間前後の間隔に変更する。
また、久慈発5時10分の八戸行を階上発6時05分に短縮変更させる。このことで階上以南からの朝一番の八戸着が1時間ほど繰り下がる。久慈からだと40分遅いバスで二戸に出ても、同じ新幹線となる。
それ以外にも八戸発10時07分の久慈行を9時29分に繰り上げ、はやぶさ1号から8分で接続させている。9時32分の鮫行は10時42分に変更、はやぶさ5号から18分で接続させる。
上りについては、まず八戸着9時41分の鮫発を9時59分に繰り下げる。このことで10時17分への東京行新幹線への接続が短縮する。また、久慈発11時13分を設定して、午前中の3時間のタイムラグを無くす一方、久慈発15時06分を鮫発16時34分に変更させる。ただ、午後に鮫以南で4時間近いタイムラグが発生する。久慈発17時13分は17時00分に繰り上げることで、八戸での東京行新幹線への接続時間を8分から22分に拡大させる。
大湊線においては、青い森鉄道への乗り入れを見直すことになった。
八戸発12時10分の快速大湊行(大湊線内普通)と大湊発11時48分の快速青森行については、青い森鉄道線内での運転が取りやめになった代わりに、ほぼ同時刻に八戸から青森までの普通列車を走らせる。三沢や上北町から青森へ向かうには野辺地での乗り換えが必要だったがそれがなくなる。また、陸奥市川や乙供といった快速通過駅での2時間以上のタイムラグがなくなる。
大湊発14時10分の普通八戸行(青い森線内快速)については、野辺地で11分接続となる。八戸着は14分繰り下げ、東京行新幹線への接続には影響ないが、三戸行には接続しなくなる。
青森発15時56分の快速大湊行(大湊線内普通)は、元から青森発16時12分の普通に野辺地で追いつかれるダイヤなので、青い森鉄道線内での運転が取りやめになっても、大した影響はない。青森から大湊線への直通運転は消滅、青森、野辺地間は青い森鉄道の電車で統一される。八戸への直通については、大湊線内快速2往復、普通1往復が引き続きの運転となる。
津軽線の蟹田~三厩間にはGV-E400系を投入、同区間の所要時間を3分短縮させる。下りについては午前の三厩着を3分繰り上げ、夕方以降の蟹田発を3分繰り下げている。青森発発13時19分三厩着14時50分は、青森発13時23分三厩着14時42分に変更、所要時間91分かかっていたのを79分に短縮させる。蟹田以南では52分から42分に短縮しており、電車と変わらない。三厩発上りについても3~5分時刻を繰り下げる。青森発三厩行は84分かかっていたのを75分に短縮、青森着14時01分を13時57分に繰り上げる。それに接続する奥羽本線も青森発を4分繰り上げの14時01分に変更する。
奥羽本線でも、弘前発11時39分青森行、青森発14時48分の弘前行をキハ40形からGV-E40系へ置き換えることで、それぞれ4分、6分の時間短縮を図る。新型気動車とはいえ、電車よりは遅い。例えば浪岡から弘前まで、GV-E400系で20分かかるのに対し、701系では16分だ。
リリースにない事項としては、青森発19時44分の大館行を19時57分に繰り下げる。浪岡での5分停車などを見直し、弘前まで51分かかっていたのを43分に短縮する。
青い森鉄道は、まず野辺地発8時34分青森着9時22分の列車を増発、浅虫温泉からは前後列車との運転間隔が16~17分となる。この列車は青森で新幹線に接続する奥羽本線に13分で接続する。この列車の設定に伴い、八戸発7時57分の青森行は8時06分に繰り下がり、青森での奥羽本線への接続がなくなる。さらに10数分繰り下げれば、大湊線から接続するのにね。
この野辺地始発の影響で、青森発7時28分の浅虫温泉行は野辺地行に変更、その折り返しだった浅虫温泉発7時58分は廃止となる。その13分前を走る列車が野内~筒井間で全ドア扱いを行っているのに対し、この列車がワンマンだということを考えると、利用率は低かったのだろう。青森着8時21分は微妙だし。そのあとを走る青森着8時42分は後続と7分しか開いてないから、繰り上げで運転間隔を平準化しても良さそうだ。
八戸発14時48分の青森行については、運転区間を見直し、浅虫温泉始発に大幅に区間短縮させる。それに伴い八戸発14時21分は14時29分に繰り下げ、青森着も16時02分に繰り下がり、特急「つがる」とそれに接続する新幹線への接続もなくなる。下りはその送り込みの青森発15時11分の浅虫温泉行を、既存列車の15分先行で設定する。
上りの初電車については、西平内、狩場沢通過だったのを西平内、千曳通過に変更する。千曳通過になったのは通学に使っていた学生でも利用しなくなったとか。
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