しーさるの鉄日記

兵庫のケーブルカーと京都のケーブルカー


鉄道と関係ない用事は今朝になって終了、そこでケーブルカーつぶしの続きをすることに。駅構造は中間駅以外、2面1線の頭端式である。

まず、バスで六甲駅から六甲ケーブル下へ向かった。バスを降りると目の前にはケーブルカーの駅と階段、天気がいいのでケーブル乗り場には10人ぐらいの列、ぎゅうぎゅう詰めではないが、後ろの景色が見えないくらい混んでいた。

ケーブルカーに10分ほど乗って六甲山上駅に到着、駅舎は石造りのクラシックなものだ。駅を右側に出ると、大阪湾どころが関空まで一望できる光景が広がった。
そこから山上バス、終点の摩耶ケーブル山上まで20分ほど移動した。

六甲山からはロープウェイと摩耶ケーブルカを乗り継いで降りることに。バス停近くの星の駅から虹の駅まではロープウェイに5分乗車する。ケーブルカーも虹の駅だが別の駅舎で100メートル以上も歩くことになる。データイムは15分接続だが、降りるだけの夕方以降は5分接続となる。

摩耶ケーブルを降りた後はバスで新神戸駅へ。三宮直通を見送り、新神戸経由を選択したが、駅手前から時間がかかって、乗り換えがぎりぎりになってしまった。さらに券売機を通過するときにエラーが。誤って、1日早い特急券を買ってしまっていたのだ。

新神戸発10時59分のキティ新幹線で新大阪へ、エヴァの500系がピンクのキティカラーに塗られたものだ。エヴァのコックピットがあった博多寄り先頭車は沿線のお土産を買えたり、休憩コーナーのある『HELLO!PLAZA』に、その隣の車両は、シート、床、カーテンなどがキティ一色となり、キティと記念撮影もできる『KAWAII!ROOM』になっている。

新大阪からは東海道線の普通電車、茨木の次のJR総持寺で途中下車する。一昨日ね衣摺加美北、四十九と同じく3月に開業したばかりの駅である。低い築堤の上にあり、コンコースは島式ホームの下、南北を結ぶ通路に面している。南口は広場が整備され、茨木方面への阪急バスも発着する。だが、その周りは仮囲いに囲まれ、少し離れたところにコンビニがある。この仮囲いの部分には、タワマンや商業施設が建つ予定だ。

行程に余裕があるので、高槻から京都へは、座れない新快速でなく快速をチョイス、京都から東福寺までは大した距離でないので、みやこ路快速を利用した。
東福寺からは京阪で出町柳へ、三条で準急から特急に乗り換え、出町柳方面、淀屋橋方面、両方とも追い抜く方が西側1番線、3番線を使用することを初めて知った。

出町柳からは13時07分発の観光列車『ひえい』で、八瀬比叡山口へ。『ひえい』はデオ732を改造した車両だが、外観、内装ともに改造車だとは思えない仕上がりになっている。まず一番目立つのが、前面に設置された連結機から天井まで囲む楕円、まるでカメラのレンズのようだ。側窓もドアを含め楕円窓になっている。内装はロングシートだが、ヘッドレストのついたバケットタイプ、落ち着いた作りになっており、14分の短い乗車時間が惜しいくらいだ。
1両なので発車5分前から席が埋まっていたが、2駅で座ることができた。それでも終点の八瀬比叡山口まで座席の8割は埋まる利用率だった。ケーブルカーはそんなに混んでなかったから、大原への観光客が多かったのだろうか。

八瀬比叡山口から叡山ケーブルのケーブル八瀬までは200メートルほど離れている。ケーブルカーのきっぷがなければ、21分着の列車から25分発のケーブルカーへの乗り換えは微妙なところだ。ケーブル八瀬駅前を過ぎて、国道の方に出るとコンビニがあるが、信号も横断歩道もないところを渡らなければならない。

ケーブル八瀬を出たケーブルカーは500パーミル前後の勾配を駆け上がる。高低差は561メートルで日本一だ。ケーブル比叡に近づくと、京都の街並みが眼下に広がるようになる。
ケーブル比叡の駅舎は入口のみで、出口は左ホームの下の方にある。ロープウェイのロープ比叡駅は出口の目の前にあるから、ロープ比叡からケーブル比叡へは坂道を昇ることになる。ケーブルカーからロープウェイの接続時間は11分、その間にかわら投げを楽しめるようになっている。ロープウェイは30人乗りだから利用状況によって順次発車している。

比叡山頂駅から10分ほど歩いてシャトルバスのバス停へ。バス停は駐車場のある展望台にあり、琵琶湖が一望できる。また、軽い食事もできる店もある。シャトルバスに乗って、延暦寺バスセンターへ、工事中の延暦寺を見た後、坂本ケーブルのケーブル延暦寺へ向かった。

ケーブル延暦寺に着くと駅の外には長蛇の列、乗れるかどうか不安だったが、何とか乗ることができた。1本逃すと30分も後だからな。ケーブル延暦寺の駅舎は開業前の1925年に建てられた洋風のもの、2階の縦に細長い窓が特徴的だ。駅舎に向かって、右側が降車専用、左側が乗車専用になっている。

坂本ケーブルは、中間駅が2駅あるが、利用客が少ないので、前もって駅員にお願いしないと停車しない。駅から乗る時もインターフォンを使って、停車をお願いする。きっぷは途中下車可能なので、中間駅で1本ずつ落としていく。
もたて山は比叡山に向かって左側に勾配のある木造の片面ホームのある構造、出口はほぼ上の方にあり、その横には上屋付のベンチがある。駅から500メートル離れた所には紀貫之の墓がある。ほうらい丘は比叡山に向かって左側に勾配のあるアスファルト舗装の片面ホームのある構造、出口はホームに並行して下の方にある。駅近くには、蓬莱丘地蔵尊があり、大きな祠の中に多数の石仏が奉納されている。また、獣道沿いに石仏が並んでいるが、途中で途切れているので、駅から外に出るのは難しい。
ケーブル坂本の駅舎も1925年と開業2年前に建てられたもの、ケーブル延暦寺と同じ洋風だが木造構造になっている。駅前からは江若バスが発着し、京阪の坂本比叡山口駅とJRの比叡山坂本駅へ行くことができる。坂本ケーブルの駅降りは4時過ぎに終了した。

ケーブル坂本からはバスで比叡山坂本駅へ。そこから、ワゴンで雄琴温泉へ向かい、琵琶湖を望みながらひと風呂浴びた。そして、再びワゴンでおごと温泉駅へ、京都で新幹線に乗り換え帰宅した。

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