会社の休み時間に運用サイトを調べていたら、京都河原町発16時09分の阪急京都線特急が2300系運用であることが判明、それに合わせて納会を切り上げて、京都方面へ向かうことにした。
東京着13時09分、東京へ移動する上野東京ラインの車内で『のぞみ』指定席をエクスプレス予約したのだけど、1時間先まで満席だった。例年だったら、余裕で直近の『のぞみ』指定席が取れるのだけど、今年は曜日配置の関係なのかダメだった。東京駅に着く前に、アプリを更新したら、13時39分の『のぞみ』指定席が×から△表示となったので、迷わず取ることにした。運よく、2300系運用の特急に間に合うギリギリの『のぞみ』だった。今日12月27日は9連休には含まれてないものの、『のぞみ』は全車指定席、9時台から13時台前半までと、17時台から19時台までは限界の毎時12本体制となっていた。それでも、18分発、21分発、24分発は3本続けて満席となっている。名古屋まで行くのなら、33分の『ひかり』自由席という手もあるけど、利用率はどれくらいなのだろう。福井方面への需要がなくなって、利用率は下がっていると思うのだけど。39分発は新大阪行の枠で、定期ダイヤでは13時台、14時台の設定はないが、帰省客需要のある今日はこれらの時間帯も運転される。33分発の『ひかり』と名古屋で緩急結合するため、小田原、豊橋から京都以西方面へ行くには非常に便利だ。
13時39分の『のぞみ』は月火水中心に運休するだけで運転頻度は高い。普段は新大阪行だが、今日のような繁忙期は福山停車で博多までの運転となる。停車駅は9分前の定期『のぞみ』と同じく福山停車だが、新横浜~名古屋間ではこの定期より3分速く、広島~小倉間では3分遅い。『のぞみ』は新横浜を出ると順調に飛ばし、三島と浜松で『こだま』を追い抜き、名古屋で『ひかり』と接続する。
名古屋を出てほどなく、15時20分頃に阪急烏丸発16時11分の特急の『PRiVACE』席を買うことにした。12月の平日とはいえ、前もって買っておいた方が無難だ。予約はチケットレスのみなので、予約サイトから乗車列車と座席を指定、認証コードをスマホでも見れるメールアドレスに送ってもらったあと、認証コードを入力、クレジットカード情報を入力して、料金500円を支払う形となっている。席は1/3くらいが売れていたが、ドアに2番目に近い1人掛けを確保することができた。
京都着15時51分、地下鉄への乗り換え時間が7分なので、急いで八条東口を抜けて地下自由通路へ向かう。京都は15時58分の国際会館行は20系運用、先頭車のフリースペース『おもいやりエリア』は観光客などの列を一気に吸収した。五条を通って、四条には16時01分に到着、地下3階ホームから地下1階コンコースへ上がって阪急に乗り換える。阪急の特急までは10分ほどとギリギリの接続、新幹線が遅れたり、あとの新幹線だったら間に合わなかった。
阪急京都線烏丸駅のホームに降り立ったものの、『PRiVACE』の停車位置どころが連結位置もすぐにわからなかった。階段付近に『PRiVACE』の予約状況のLCD案内があったので、この辺だろうと察した。乗車位置は車両の真ん中1箇所、『PRiVACE』利用客以外も並んでいたが、列車が到着すると隣の乗車位置へ移動した。『PRiVACE』は2300系1編成の他、9300系11編成のうち6編成の4両目が2350系に組み替えられる形で導入された。そのため、『PRiVACE』を連結している特急はまだ半分くらいとなり、今度の特急が『PRiVACE』を連結しているかどうかは、わかりにくい。『PRiVACE』は、2列と1列のリクライニングシート、半室に7列並んでいるが、大阪梅田寄り車両のドアに近い7Aの部分は共用荷物コーナー、8Aの部分は車いす用の9Aのためのスペースになっている。そのため1車両の座席定員は40名となっている。ちなみに京阪プレミアムカーも同じく1両40名だが、秋には増結するとのこと、JR新快速のAシートは46名と多いものの運転本数は少ない。
『PRiVACE』の乗降ドアは両開き、窓ガラスはひし形になっているのが特徴的だ。デッキ下部や床は木目調、上部は大理石調となり、特別車両の出入口らしさを演出している。客室は床面がカーペットとなっており、荷棚を半透明にすることで明るい感じとなっている。リクライニングシートは座面連動可能、収納式テーブル、ドリンクホルダー、マガジンラック、フック、読書灯と、私鉄の有料列車としては充実している方だ。『PRiVACE』の名前の通り、シートのヘッド付近や2人掛けの間には仕切りがある。料金は500円、京阪プレミアムカーに匹敵し、近鉄特急の40キロまでの特急料金520円と同じくらいだ。
烏丸を出た阪急京都線特急は、大宮、西院と地下駅を通過、地上に出ると100キロまで加速して、西京極を通過、110キロから減速して、16分に桂に到着する。桂では準急と接続し、大宮、西院のフォローをする。桂を出ると95キロまで加速するが頭打ち、西向日を通過したあと、110キロまで加速して21分に長岡天神に到着した。西山天王山を通過後、JRをアンダーパスして、大山崎を通過すると、新幹線と並走しながら、京都府から大阪府に入る。直線が続くものの速度は90キロに抑えられる。上牧を通過して、新幹線から離れてから110キロを出して、29分に高槻市に到着した。高槻市でも準急と接続、『Privace』は一人降りて、一人乗車してきた。富田を通過すると、90キロに落ちるが再び100キロ以上まで加速して、34分に茨木市に到着した。茨木市を出ると、110キロを持続するが、5分ほど走った相川で普通を追い抜きながら、100キロ以下に減速、上新庄を通過すると80キロまで落ちて、42分に淡路に到着、7人が下車した。淡路を出ると80キロまで加速、南方を90キロで通過して、左カーブで減速、十三に47分に到着して、2人が降りた。烏丸から41分、大阪梅田には16時52分に到着した。大阪梅田に到着した2300系特急は、折り返し17時00分発の準特急に、特急が通過した西院、大宮にも停車する。
阪急の新車2300系に乗ったところで、フェリーの出発までまだ2時間、そこで京阪電車の塗色変更後に撮影してなかった7000系と9000系を撮影しに行くことにした。梅田からはシンプルに御堂筋線を使うことに、ホームに降りたのは17時06分だったが、止まっていた電車が満員というだけでなく、急病人で運転見合わせとなった。運転再開となったのは5分後の17時11分、その次も時間が空いて混んでいたので見送り、結局乗ったのは17時17分発(所定12分発)の中津始発で、余裕で座ることもできた。
淀屋橋着17時20分、京阪のホームへ急いで27分発の7000系運用の準急出町柳行を撮影した。9000系が来るまで時間があったので、夕方時間帯の客流動を見ることに、45分発の特急出町柳行を待つ列が、33分発のライナーの発車前からできていた。40分の快速急行は、守口市、寝屋川市、香里園に停車するが、終点の樟葉まで特急から逃げ切る。特急は、枚方市、樟葉に後着となるが、3000系のクロスシートということで人気があるのだろうか。
9000系は17時55分発の普通萱島行に充当されていた。この時間帯の普通は、3番線の出町柳寄りにある切欠状の2番線からの発車となる。最初2番線の存在には気づかなかったが、遠くの方から聞こえる走行音で気づくことができた。切欠になっているので、2番線で停車中の普通の横を3番線発着の列車が通り抜けることになる。なお、19時04分の普通萱島行は1番線からの発車で、4番線から発車の19時06分発の快速急行樟葉行と縦列停車となる。ただ、これを見ていると19時50分のフェリーには間に合わなくなる。四国へ渡る再来年にでも見に行きたいところだ。9000系を撮影したあと、17時50分発の13000系運用の快速急行に乗車、すぐに北浜で降りてから、淀屋橋へ歩いて戻った。
フェリーターミナルへ行くには御堂筋線の天王寺方面だが、逆方向の18時05分発の箕面萱野行に乗車、先ほどのダイヤ乱れの折り返しだから2分の遅延だ。梅田地下街ダンジョンに迷いながら、阪神電車の大阪梅田駅にたどり着いた。唐突に阪神に乗ることになった理由は、阪神に乗れば、今年1年で大手私鉄全社を利用したことになるからだ。関東の大手私鉄は全区間乗車済み、南海は6月に高師浜線などを、近鉄は8月に名古屋線に乗った他、大晦日に乗車予定、阪急、京阪は先ほど乗車済み、名鉄も8月、11月に乗車済み、そして西鉄は明日乗ることになっている。ただ、京阪、阪神、近鉄の大阪口は短距離での利用なので、機会があれば、それらをまともに乗って再挑戦したいところだ。
大阪梅田発18時22分の普通に乗車、普通に座れず立ち席になるのは初めてだが、馴れない加速に体を持っていかれる。普通は2駅目の野田で2分後を走る急行に追い抜かれる。急行も福島、野田と連続停車すると思っていたが、2009年改正時に10年続けてきた福島停車を止めている。それにしても、ターミナル駅から2駅目で緩急結合というのは珍しく、ここ野田以外には、東急目黒線の武蔵小山しか思い当たらない。時間差が少ないから千船などの客が急行に集中するということはあまりなく、野田までの普通が少し混雑緩和されるのかなと。福島から尼崎方面への需要もあるし。普通は野田で3分近く停車して、停車列車の待避なら阪神でもそれくらいなのかと。
野田阪神発18時35分の千日前線に乗り換え、2駅だけ乗って阿波座には18時38分に着いた。乗り換え階段から一番離れている車両後部に乗っていたため、41分の中央線コスモスクエア行には乗り継げず、46分まで待つことになった。400系に乗って、コスモスクエア着18時58分、ホームドアの路線図は19日の夢洲延伸対応になっており、2番線夢洲方面の文字もあった。夢洲延伸の1月19日から万博に行く予定のGW明けまでは、日本の鉄道全線制覇の記録は、お預けとなる。そこを潰しても、数か月後には広島電鉄駅前大橋線が開業するわけだが。
コスモスクエア発19時01分のニュートラムには乗り継げずに、05分発に乗車、10分でフェリーターミナルに到着、フェリー乗り場に着いたときは発車まで30分を切っていた。発車1時間前に着いた去年よりは遅いが、一昨年とは変わらない
最新の画像もっと見る
最近の「旅行」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事