JRの秋の臨時列車（首都圏）

JRの秋の臨時列車、首都圏の概要は以下の通り。

★八王子支社

●特急『かいじ171号』新宿557→甲府754、特急『かいじ172号』甲府1435→新宿1621

甲州フルーツマラソンに伴う臨時特急、『富士山マラソン号』同様、新宿を５時台に出発し、八王子と甲府の間は会場最寄りの勝沼ぶどう郷にしか停車しない。また、通常の『かいじ』や『富士山マラソン号』が停車する三鷹は通過となる。下りは、列車本数の少ない早朝を走るものの、高尾～大月まですぐ前を走る普通に詰まり、高尾以西で定期特急より10分強遅くなる。上りは臨時188号とほぼ同じスジを走るので、下りに比べ11分速い。甲府駅では韮崎行に８分で接続するものの、マラソンのための列車だから需要はほとんどない。

●快速『ホリデー快速あたみ』青梅841→熱海1114、熱海1710→青梅1954(11/10、11運転）
●快速『鎌倉紅葉』青梅841→鎌倉1023、鎌倉1800→青梅1954（11/23～25運転）

いずれも去年は189系での運用となっていたが、同車両の廃止により185系が充当されることになった。青梅線に185系が乗り入れるのは久しぶり、団臨を除くと1990年くらいにホリデー特急でぼったくって以来になるのだろうか。185系が充当される臨時列車はこの２本の他に『おさんぽ川越』だけ、来年は『ホリデー快速鎌倉』同様、E257系５両の運転になるのではないかと思う。
なお、お座敷車両『華』が充当される『お座敷青梅奥多摩』は、南武線内が廃止となり、青梅線内での運転となった。御嶽ケーブルの乗りつぶしの時、これを使おうかな。でも紅葉の時期でケーブルそのものが混むか。

★高崎支社
列車設定で目立った動きはないが、『SL（レトロ）みなかみ』と『SL碓氷』を、『SLぐんまみなかみ』と『SL・ELぐんまよこかわ』に改称することになった。これは栃木県で『SL大樹』が有名になったため、知名度を上げるために『ぐんま』を走ることを強調させたのではないかと思う。こっちの方が先だし、旧型客車にも乗れるからな。

★水戸支社
●快速『奥久慈紅葉レトロ号』水戸859→磐城石川1112、磐城石川1336→水戸1605(11/10、11運転）

『懐かしの水郡レトロ号』以来、２年ぶりにキハ47による臨時列車を運転することに。『懐かしの水郡レトロ号』は首都圏色だったが、『奥久慈紅葉レトロ号』はイメージでは急行色になっている。去年の水郡線祭りの時と同じで新津運輸区から回送することになる。磐城石川まで走るということは水郡線祭りでの展示はないということなのだろうか。
停車駅は袋田、常陸大子、矢祭山、東舘、磐城塙、磐城棚倉、磐城石川で、品川始発の『ときわ』から接続させる。上菅谷とか常陸大宮を通過（扱い）とは珍しい、去年停車していた『風っこ』もこの２駅は通過となているし。『奥久慈紅葉レトロ号』が磐城石川1まで運転されるためか、『風っこ奥久慈清流ライン』は磐城石川行から常陸大子止に短縮変更されている。こちらが水郡線祭りで展示されるのではないかと。

水戸黄門マラソン臨については、『ときわ41号』を品川始発に延長変更、『ときわ42号』と651系による急行が廃止となった。

★千葉支社
●アクアラインマラソン号　（総）：総武線経由　（京）：京葉線経由
特急　東京613（京）木更津725　新宿634（総）木更津751　木更津1625（総）新宿1747
快速　東京621（総）君津754　東京652（京）木更津813　君津1704（総）東京1836
全て10/21運転

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２年ぶりの設定となるアクアラインマラソン臨、特急列車の愛称名は『さざなみ』から『アクアラインマラソン号』に変わった。上りの木更津発1610と1638の特急は統合、行先も東京行から新宿行になった。また、千葉と蘇我は通過となり、京葉線経由特急は海浜幕張の他に新木場にも停車するようになった。中央線のマラソン臨同様、普段は停車となる駅を通過することになる。木更津へ向かう特急が255系９両とE257系10両に対し、帰りの特急がE257系５両というのは、ランナーの帰る時間がばらけているのだろうか。

『おさんぽ川越』については、先述した通りE257系５両から185系の４両に変更、茂原発着から新習志野発着へと短縮変更された。また、千葉から日光への直通列車や『ちばかいじ』はなくなった。185系の４両編成は、大宮のB7編成かC7編成になるのだけど、『ムーンライトながら』以外での運用は初めてになるのではないかと。