JRの秋の臨時が発表になったので、気になった列車をピックアップしてみる。今回も東日本に偏るけど。まずは東北と新潟から。
●快速『SLこまち』 10/13、14運転 秋田発710→湯沢1209 湯沢1239→秋田1721
4年ぶりに設定されることとなった秋田県内のSL列車、2014年の『SLあきた路』の時は秋田~東能代間での運転だから、新幹線と並行する区間での運転は2013年のDCキャンペーン以来となる。
秋田から大曲間では新幹線より1時間以上余計にかけて走行、湯沢行は、秋田発716、738(13日のみ)、811に追い抜かれ、秋田行は大曲発1537、1633(14日は1543、1636)に追い抜かれる。秋田からだと6分後の『こまち』に追い抜かれ、大曲からだと13日は3分後、14日は9分後の『こまち』に追い抜かれるわけだけど、どの辺で並走するのだろうか。SLが交換待ち中の『こまち』を追い抜き、さらに『こまち』がSLを抜き返す展開があったら面白いけど、スジを引いてみるとそうはならなさそうだ。
横手では、湯沢行は2時間22分、秋田行は1時間37分停車する。転車台は横手駅にあって、湯沢駅にないから、長時間停車の間に蒸気機関車の付替えでも行うのだろうか。大型観光キャンペーンのイベントを行う可能性もありそうだ。それ以外の長時間停車は、湯沢行が四ツ小屋での10分近い運転停車と刈和野での10分停車、秋田行が大曲で23分、羽後境で10分、和田で19分停車、大曲と和田で定期の普通列車に追い抜かれる。和田での停車の最中に、『こまち』に追い抜かれたり、すれ違うようだから、撮影する人で混雑しそうだ。
●快速『リゾートあすなろ周遊』
11/23運転:盛岡発1325(北上線経由)秋田発1637 11/24運転:秋田発915(青森経由)八戸着1440
2日間に渡って、秋田・青森を経由して、八戸へ向かう列車、460キロ以上の距離を8時間半以上かけて走行する。臨時とはいえ、乗り換え時間がないので、10時間近くかかることもある定期列車の普通列車乗り継ぎよりはだいぶ早い。運転日は3連休パスを使えるから、それを使って全区間乗り通すのもいいし、部分的に乗るのもいいだろう。
1日目ついては、北上線内では定期列車の30分後だから、新幹線からの接続は特になし、横手や大曲でもこれといって接続は良くない。2日目については、秋田発が837の特急『つがる』、946の普通大館行(弘前行接続)の間に設定される。でも単線区間での臨時列車なので、青森着は普通を乗り継いだ場合より8分早いだけだ。まぁリクライニングシートのリゾートあすなろと、701系の乗り継ぎでは雲底の差なわけだが。青森では三厩行に12分で接続する。
●快速『十日町地そばまつり』 E129系4両 10/20、21運転
新潟711→十日町956 十日町1504→新潟1727
●快速『越後紅葉ライトアップ』 HB-E300系『リゾートふるさと』2両 11/10、11運転
新潟1356→柏崎1537 柏崎1843→新潟2027
●『やまどりもぐら・ループ』 485系『リゾートやまどり』6両 10/6~8、11/17、18運転
水上1225→越後湯沢1342 越後湯沢1403→水上1515
いずれも、去年の秋臨では『NO.DO.CA』が充当された列車、『越後紅葉』や『やまどりもぐら』はともかく、『十日町地そばまつり』 はE129に大幅にグレードダウンしている。他支社から借りたり、近郊車を2時間以上走らすくらいだったら、651系4両をもらっておけば良かったのに。
『十日町地そばまつり』はグレードダウンだけでなく、新潟発が29分繰り上がっている。十日町着は同じだから29分所要時間が増大しているということになる。普通に走ると、新潟を5分前に出る定期普通に詰まるため、新津で5分、東三条で19分停車して調整している。去年のように遅い時間にスジをひけなかったのは何か理由があるのだろうか。それだったら、定期普通を臨時として十日町に延長という扱いの方がまだよかったのに。なお、東三条での20分前後停車は、他の日に同じ時間で運転される『只見紅葉満喫号』などでも行われる。六日町、十日町間の所要時間は超快速より3分遅い13分、表定速度は73.4キロとなる。最高速度は100キロくらいに押えるのだろう。
『リゾートふるさと』は、ほくほくぐるり一周号以来、5年ぶりの新潟乗り入れ、今回は新潟から柏崎まで往復するだけだ。新潟行は新津で定期普通の2分後に着くため11分も停車する。『もぐら・ループ』については、去年は11/18、19にNO.DO.CA、11/25、26にやまどりで運転したが、今年はやまどりのみでの運転、下りは10分繰り下げ、上りは越後湯沢発を10分繰り下げながらも、時間短縮を行い、水上着は同じとなった。越後湯沢発を繰り下げたことで、長岡発普通からの接続に余裕ができた。
●快速『EL日本海庄内』EL+ばんえつ物語用客車
新津909→酒田1321(11/10運転) 酒田1010→新津1313(11/11運転)
SLばんえつ物語のSLが故障したためか、客車の方を活かした臨時列車。逆に言えば、SLが故障しなかったら、設定されなかっただろう。新潟が高架となってから初めての酒田発着客車、新津発着で水原経由での運転となる。
酒田行の長時間停車は、坂町で謎の24分停車と、あつみ温泉できらきらうえつ待避の29分停車、それ以外に三瀬か羽前水沢で運転停車して『いなほ』に追い抜かれる。新津行は待避もなく中条で12分停まるくらいなので、酒田行より1時間強速い。
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