JR東海の在来線の改正概要は以下の通り。
●313系120両の投入を完了し、117系を定期列車から引退させる。
●朝ラッシュ時の米原発金山止2本を、新快速豊橋行に変更する。816の新快速は区間快速に変更し、8時台は20分ヘッドの新快速で平準化させる。9時台は約20分毎から15分ヘッドとわかりやすくなる。
●大垣609の新快速豊橋行を新設する。これに伴い、大垣601の区間快速は554に繰り上げ4両編成に変更する。なお、平日の大垣発616、858の豊橋行ホームライナー、及び土休日の大垣発ホームライナーは廃止する。
●朝ラッシュ時の東海道線において、6両で運転している特別快速、新快速、快速を8両に増結する。
●平日に名古屋発919の大府行を新設して、15分ヘッドの時間帯を拡大する。
●豊橋2218発の新快速大垣行を新設する。代わりに2143のホームライナーは廃止とする。
●中央線の座席指定快速、セントラルライナーを廃止する。これに伴い、データイムの快速多治見行は中津川発着に変更、毎時3本の快速は運転間隔を平準化させる。
●夕ラッシュ時のホームライナーの1時間ヘッド化させ、名古屋発車時刻を毎時58分に揃える。このうち17~19時台発は瑞浪折返しとし、瑞浪で中津川行に接続させる。
●しなの4号の設定時刻を30分繰り上げ、先行しなの2号との間隔を1時間半にする。
●ふじかわ5号の設定時刻を1時間繰り上げ、ふじかわの設定を2時間毎とさせる。
●ホームライナー沼津4号を13分繰り上げ、身延線や御殿場線との接続を見直す。
●沼津着1131、沼津発1630の御殿場線を三島まで直通させ、ひかりとの接続をはかる。
●快速みえの名古屋発を2~5分繰り下げることにより、東京50分発ののぞみから乗り換えを確保する。(50分のぞみは東名間3分時間短縮)
●身延線13時台の芝川発着列車を西富士宮以北で部分廃止する。また、早朝深夜の下部温泉発着を身延以北で部分廃止する。
●在来線特急の車内販売を取りやめる。
中京圏の東海道線快速は、増結や逆方向の増発といった近畿エリアの東海道線と少し似ている内容。近畿エリア同様、18きっぷ旅行に良い影響を与えそうだ。
置き換えとなる117系といえば金山発着運用だが、それを311系に置き換えることで豊橋までの運転が可能に。117系は車両性能以上に2扉というのがネックだったからな。
13年以上にわたって中央西線を走り続けてきたセントラルライナーは、ようやく廃止に。以前は中津川で飯田行のバスと接続していたのだけど、ここのところは昼間の利用率が低迷していたのだろうか。高蔵寺と多治見はセントラルライナーがなくなった分、純減となる。高蔵寺は有効本数が変わらないからいいけど、多治見は15分ブランクが2回になるのか。セントラルライナーの廃止で313系8000番台6編成がどうなるか気になるところ。117系置き換えと関連してくるのだろうか。313系8000番台が他路線の313系を置き換えて、それが117系を玉突き置き換えする感じで。
瑞浪折返しホームライナーの使用車種は383系でいいのだろうか。この時間帯は下りしなのも設定されているのだけど。18時、19時のセントラルライナー利用者にとっては、瑞浪乗り換えが必要になったのが痛いところ。
のぞみの所要時間短縮及び、快速みえとの接続見直しにより、3時間半以上かかっていた東京-伊勢市間は3時間20分前後と10分以上の短縮。式年遷宮のために、50分のぞみを時間短縮させたのではないかと。みえだけでなく、快速亀山行や上りもこのまま2分繰り下げるのだろうか。上りみえを2分繰下げても、10分ののぞみの接続には影響がなさそうだけど。
車内販売の見直しは、駅付近のコンビニの普及を考えれば仕方がないところ。逆に言えば、駅構内のコンビニの営業時間を延ばしてほしいところ。個人的には高いというイメージがついているから、ほとんど利用していけどね>車内販売。鉄道グッズは車内販売の方が売れるのだろうか。
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