駅降り行動：室蘭本線（本輪西～小幌）

北海道旅行４日目、今日から本格的に駅巡りすることに、室蘭本線の本輪西～豊浦が今日のターゲットとなった。
駅降りした順序は以下の通り、数字は東室蘭からの駅数。

４稀府－３黄金－２崎守－５北舟岡（歩）６伊達紋別－８有珠－７長和（バス）６伊達紋別－10豊浦－９洞爺－13小幌－１本輪西

本輪西は島式、ホーム中程から山側へ跨線橋が延び、そのたもとに新し目の待合室がある。駅前は国道、室蘭の市街地の続きなので建物は多い。

崎守は、高架の上にある相対式、その両側はトンネルに挟まれている。高いところにあるため、上りホーム側からは工場を眺めることができる。両ホームから降りる階段は途中で合流しており、さらに海側へ降りることができる。

黄金は、山側に駅舎とホームのある２面２線、以前は２面３線だったが中線がなくなり、今の形となった。両ホームは駅舎前の構内踏切で結ばれている。駅舎は焦げ茶の木造で中には駅ノートがあった。

稀府は山側に駅舎のある２面３線、中線は線路があるものの営業列車の使用はないので、実質山側ホームの２面２線である。両ホームは駅舎前の構内踏切で結ばれている。稀府を出ると長和までの３駅間は単線になる。
北舟岡は相対式、上下ホームは札幌寄りの跨線橋で結ばれている。列車はほとんどが出口のある山側ホームから発着するが、14時23分の長万部行、20時56の洞爺行は海側ホームから発着する。なお、海側ホームは海に接している。出口を降りると、横には仮設の倉庫のような待合室、駅前広場などは整備されておらず工事現場のようになっていた。

伊達紋別は、山側駅舎の2面3線、海側１線は使われてないので、実質相対式である。通常は駅舎側が1番線だが、伊達紋別は駅舎側の札幌方面が３番線、反対側の函館方面が２番線になっている。両ホームは札幌寄りの跨線橋で結ばれている他、その近くにはエレベーター専用の跨線橋がある。この跨線橋の駅舎側エレベーターは南北を結ぶ自由通路と共有している。当然、ドアの開く位置はホーム側から乗った場合と自由通路側から乗った場合で変わる。
駅周辺は商店もなく寂れている。駅から10分程歩いた市役所の辺りだと商業施設などがある。

長和は山側駅舎の２面３線、中線は側線扱いなので、実質２面２線である。両ホームは駅舎前の構内踏切で結ばれ、下りホームは函館寄りにずれている。駅舎は北海道独特のしゃれたもの、伊達紋別同様、駅舎側から３番線、１番線となっている。駅周辺は住宅街だが、国道沿いは伊達市の続きで郊外型の店が並んでいる。

長和までは単線だが。長和から有珠までは複線、有珠からは単線となる。

有珠は、上下線ともに海側にホームのある２面２線、以前は２面３線だったが、中線が撤去された。ここも、両ホームは駅舎前の構内踏切で結ばれている。国道は比較的近く歩いて数分ほどだ。
洞爺は海側駅舎の２面３線、両ホームは札幌寄りの跨線橋で結ばれている。さらに３番線の脇には横取線があり、保守庫につながっている。中線は洞爺止だけが使用し、１番線を函館方面、３番線を札幌方面が使用する。駅舎の中には当然ながら観光案内所があり、駅前には洞爺湖方面のバスやタクシーが出入りする。その周辺にはスーパーなど商店が、駅裏には洞爺湖町役場と虻田神社があり、駅舎の一部が通路で町役場に繋がっている。

洞爺からは再び複線になる。
豊浦は海側駅舎の２面３線、以前は２面４線だったが山側の１線が撤去された。中線は東室蘭方面からの折り返し列車は使用する他、17時19分発の長万部行も使用する。両ホームと駅舎を結ぶ跨線橋は山側にも延びており裏口となっている。駅舎は２階建でワークランドかっこうの食堂と共有、優等通過駅の割りには周辺の建物は多い。

小幌は、言わずと知れた秘境駅、一時廃駅になる予定だったが、豊浦町の力で免れることができた。相対式で、旧線の下りホームは石造り、線増の上りホームは鉄でできている。駅はトンネルで挟まれ、上り線からは横取線が分岐している。両ホームは函館寄りの構内踏切で結ばれている。踏切板面は悪いが、高速列車が通過するので遮断機はついている。出口は海側、といっても森深くの獣道を少し歩くと、雨の日は歩きたくない下り道があるだけだ。洞窟や海岸への看板はあるものの、訪れるには勇気がいる。秘境駅とはいえ、それ目的の観光客が訪れ、自分が降りた15時台には自分以外に10数人の客、豊浦町スタッフ４人、それを取材するテレビ局クルーがいた。そのほとんどが豊浦までの利用だった。

室蘭本線の駅降りを終えた後は、本輪西から室蘭フェリーターミナルまでバス移動、室蘭港からはフェリーで岩手県の宮古にわたった。