市の代表駅と乗降客３桁

北海道旅行３日目、今日も移動が中心となった。

まず、北見周辺にある乗降客３桁の４駅の駅降り、朝一番の網走行で愛し野へ向かい折り返し、西北見から東相内まで歩いた。

東相内（ひがしあいのない）は、上下線ともに網走へ向かって右側にホームのある２面２線、駅舎は上りホーム側にあり、構内踏切がその旭川寄りと下りホーム真ん中を結んでいる。折返し列車は上り線の１番線を使って折り返す。駅舎は昭和９年に建てられた古いもの、中はガランとしてベンチだけ置いてある。

西北見は左側に片面ホームのある構造、網走寄りにコンクリート造りの待合室駅舎があるが、施錠されていて入ることができなかった。階段の他にスロープ出口もあるバリアフリー構造になっている。網走寄りで道路がアンダーパスしているので、南側に出るにはそれに併設している地下道を経由することになる。

トンネルを抜けると北見に到着する。北見は左側が駅舎付き片面ホームの２面３線、両ホームは改札左の跨線橋で結ばれている。大半の列車は１番線を使用、交換列車や折返し列車は２番線、３番線を使用し、特快きたみも３番線から発車する。駅前は西武も撤退し、再開発中、駅南側へは駅舎横の自由通路を経由することになる。

北見を出た列車は高架を走るようになる。柏陽は左側に片面ホームのある構造で、旭川方面にホームと平行して階段が降りている。近くには高校があるため利用者が多い。にたような構造の駅に帯広の柏林台がある。

高架を下りてしばらく走ると、左側の片面ホームのある愛し野に到着する。出口は旭川寄りでホーム中ほどに小さい待合室がある。北側に平行している国道に出ると郊外型の商業施設が並んでいるが、駅ホームと逆側は田園風景になっている。

北見発8時56分の特急『大雪』で北見を出発、最初は1時間半後の特快『きたみ』での移動を考えていたけど、ネットで特急券を買うと通常の半額以下の2990円で済むこと、ホテルのある東室蘭に早く着けること、午後から大雨の予報が出ていることを考慮して特急で移動することにした。

特急『大雪』は途中の遠軽で進行方向が逆向きに。シートの向きも回転させる。後ろ前に誰もいなくて良かった。遠軽を出ると再び誰も住んでない山奥を走るようになる。

北見を出て3時間、11時50分に旭川に到着、旭川からはバスで芦別へ向かう。芦別での接続時間は10分だが、途中で7分の遅れ、そのうえ激しい雨も降ってきた。結局、芦別には4分の遅れで着いたのだが、駅前を通りすぎ、駅から数百メートル離れたところで止まった。駅前を通り過ぎたから位置関係は把握できたのだけど。ともあれ、列車発車直前にホームに着くことができた。

芦別は富良野に向かって左側に駅舎のある相対式、両ホームは滝川寄りの跨線橋で結ばれている。ホーム上屋は全て覆っているところもあるが、肝心の駅舎付近は狭く、乗降口付近に上屋がないので、今日のような雨の日は不便である。基本的に列車は駅舎側の1番線から発着するが、滝川行のうち、8時11分、18時27分、22時54分の３本は2番線から発着する。駅舎は比較的古いものの、有人駅で臨時特急フラノラベンダーエクスプレスも停車する。

芦別から乗った列車を降りたのは赤平、この2駅を駅降りしたのは、いずれも降りたことない市の中心駅だから、列車本数が少ないからスルーしていたのだ。

赤平も富良野に向かって左側に駅舎のある相対式、駅舎に面している左側ホームは滝川寄りにずれている。そのため、跨線橋は左側ホームのホーム端と右側ホームの中程を結んでいる。列車は駅舎側ホームから発着するが、16時41分の滝川行は交換があるので2番線からの発着となる。

駅舎は洋城のような茶色い６階建、中は施設『赤平市交流センターみらい』になっており、研修室やかたらいホールなどといった地域施設が入っている。コンコースはその1階、窓口業務は平日の14時まで行われる。
駅前はバスのりばが整備され、札幌行の高速バスも乗り入れる。

赤平からはバスで滝川へ。岩見沢で721系同士を乗り継いで、札幌を目指す。ところが札幌には強い雨雲が接近中、外に出られそうではなかったので、白石で千歳線に乗り換えた。千歳線普通は3両なので、新札幌でようやく座れるくらいだった。半分くらいは苫小牧までの乗り通し客、空港客と分離しているのね。苫小牧ではほとんどが下車客で乗り換え客は少なかった。

苫小牧から乗った東室蘭行では萩野まで大半が下車、幌別からまた増える感じだった。