R東日本は、7月1日にE353系7編成を投入、『あずさ』3往復と『かいじ』9往復をE353系で運転することを発表した。置き換え対象となる列車は以下の通り。
あずさ:下り17号、21号、27号、上り12号、16号、34号
かいじ:下り101号、105号、109号、111号、113号、
117号、119号、121号、123号、上り102号、104号、106号、
108号、110号、114号、118号、120号、122号
なお、E257系についてはリニューアルを行い、東海道線に導入する予定である。
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3月にE351を置き換え切ったE353だが、わずか4か月で『あずさ』『かいじ』の一部を置き換えることになった。このペースで行くと、次回の2019春改正には、全ての中央線特急をE353で置き換えて、『スーパーあずさ』以外の速達化を図るかもしれない。その時点で『スーパーあずさ』を『あずさ』に統一するだろう。スワローサービスについては、『はまかいじ』を含めた臨時特急を考えると微妙なところだ。
『あずさ』は10往復中3往復をE353化、『かいじ』は12往復9往復をE353化、『スーパーあずさ』8往復を含めると、新宿~松本間では18往復中11往復(61%)、新宿~甲府間では30往復中20往復(67%)がE353での運転となる。『かいじ』は3/4がE353化されているので、甲府までのE353率が上がっている。『あずさ』の置き換えがあまり進まなかったのは、千葉や南小谷への乗り入れを先送りしたからだろう。当然ながらホームライナー千葉もE257のままだ。
E353が集中投入されるのは、新宿発13時から16時まで。7本全てがE353で統一されることになる。また、13時台以降の『かいじ』については、東京発1615の115号を除いて、全てE353での運転となる。上りは午前中が多く、甲府発1425までは、724と10時台の『あずさ』2本、1329の『かいじ』以外は、全てE353での運転となる。
現行、E257系は16編成で14運用をやり繰りしている。7月1日からは、そのうち7運用をE353で置き換えると思われる。E257系は9運用残るが、青梅ライナー1本をE353運用とすれば8運用でやり繰りすることが可能だ。そうと仮定すれば8編成を東海道線対応の改造用に回すことができる。定期の踊り子は5運用だから、7編成もあれば、十分置き換えができる。7月に離脱するE257の編成を組み替えれば、来年の春改正には定期の『踊り子』全てを置き換えるのだろう。一部は9両と2両を、7両と4両に組み替えて、修善寺踊り子を残すと思うのだけど、どうなるのだろうか。
185系は10両と5両が6編成ずつの他、4両2編成、6両5編成、7両3編成、8両1編成の計23編成157両が残っている。それに対してE257は9両編成16本2両編成5本の計21編成154両ある。編成は2編成減少するが、定期運用は踊り子の5運用だけだから支障はないだろう。臨時運用では9両だと走行路線が限定されてくるから、編成組み換えで対応するかもしれない。
なお、リリースでは東海道線に導入と書いてあるが、『踊り子』とか東海道線特急という記述にはなってはいない。つまり『踊り子』以外の列車にもE257投入ということになるのだけど、これはムーンライト大垣でなく湘南ライナーなどを指すのではないかと。185系10両と比較して座席は増えるのだろうか、それとも減るのだろうか。
追加投入のE353は7月から営業運転することになるが、4/25に幕張に1編成、5/15に幕張と尾久に1編成ずつ疎開回送された。尾久では、E353系が、251系や『リゾートやまどり』と並ぶところが、宇都宮線や新幹線の車窓から見ることができる。幕張はともかく、尾久や上野駅への乗り入れは、今回が最初で最後になるのではないかと。
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