しーさるの鉄日記

九州新幹線復旧を振り返る


今回の熊本・大分地震に被災された方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

あの地震から2週間が経過した。本震の後、数日間は熊本県内の鉄道路線が全て運休となっていたが、今では豊肥本線の肥後大津~宮地間、南阿蘇鉄道を除いて復旧した。

特に、九州新幹線はGWに間に合わないという報道があったが、ギリギリどころが前倒ししての運転再開となった。まず、前震6日後の20日に新水俣~鹿児島中央で再開、23日には博多~熊本間でも再開し、14.5往復の『つばめ』が設定された。だが、熊本近辺では速度が制限され、通常9分の新玉名、熊本間の所要時間が3倍の27分前後となった。なお、鹿児島口は新水俣発着が15往復、川内発着が1往復設定された。川内は車両留置用の車庫があるから、少し早く復旧できたと思うのだけど、何か事情があったのだろうか。

熊本再開4日後の27日15時ぐらいに、全線での運転を再開、熊本~新八代も速度が制限され、通常12分の所要時間が31分となった。そのため上り最終の熊本着は24時を過ぎることになった。速度を落とせば、24時過ぎの走行でも問題ないということなのだろう。その翌日の28日、つまり昨日からは山陽新幹線との相互乗り入れを再開することになった。新玉名~熊本間の所要時間は12分まで短縮したものの、熊本~新八代間の所要時間は31分のまま、上り列車の場合、熊本発は3分繰上げ、鹿児島中央発は25分繰上げられることになった。その影響か、新大阪から鹿児島中央まで乗り入れるのは、朝夜の『みずほ』5.5往復と下り『さくら』2本だけ、それ以外の下り最終『みずほ』と『さくら』は熊本折り返しとなった。でも、一部の『さくら』が鹿児島中央行の『つばめ』に接続するのは高評価、暫定ダイヤでこういうことをやるとはね。

『あそぼーい』が、豊肥本線の長期運休で他路線に行くことには、SL人吉の前例で読めていたけど、まさか門司港に行くとはね。こんな短期間なのに、おもてなしの内容も決まっているし。門司港行きは、折尾で快速に抜かれる他、海老津で運転停車してソニック待避、赤間では定期普通を抜くようだ。一方、博多行は追い抜きも待避もない。

でも、鉄道が復旧したとはいえ、未だ大勢の方々が避難している状況、しばらくは日常を取り戻せない人が多いのだろう。

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