しーさるの鉄日記

山陰改修駅巡り+京都新車2題



5日間の西日本旅行最終日、今日は山陰本線を鳥取から京都まで進み、京都から新幹線で帰ることになった。

4時50分起きで、5時過ぎにチェックアウト、鳥取発5時25分の浜坂行で出発した。浜坂着6時06分、4分接続の豊岡行の乗り継ぎはホーム別となる。餘部到着6時24分、餘部駅の豊岡寄りは高さ40メートルの余部鉄橋に隣接、以前あった余部鉄橋は一部が空の駅として整備され、線路も残されている。空の駅が整備された餘部駅には2014年の駅巡り時に寄ったが、その3年後に余部クリスタルタワーが整備されたので、改めて寄ることにした。余部クリスタルタワーは空の駅へエレベーターで昇るだけの施設、6時から21時30分まで利用可能だ。列車の始発が6時24分、最終が22時22分だから、始発に乗る客は利用できても、最終で降りた客はエレベーターを使えずに、細い道を降りることになる。非常階段もあるが封鎖されている。下のエレベーターの乗り場付近には山陰海岸ジオパークの地形と鉄道という、ここに高い鉄橋を作る理由を解説するパネルがあった。早朝6時台という早い時間にも関わらず、見物客はそれなりにいた。昨日、テレビで放送したからな。

7時16分の豊岡行に乗車、香住を過ぎて、柴山には7時34分に着いた。柴山は、以前は大きい木造駅舎だったが2018年に解体、2020年に簡素なコンクリート造に建て替えられた。そのため、今回途中下車することにした。駅周辺には温泉宿が数件、次の列車まで1時間ほとあったので、海の方まで出かけた。

柴山を8時34分に出発して、城崎温泉着8時57分、このまま豊岡まで乗っても福知山方面への接続はない。かといって、次の普通列車に乗っても、12分のタッチ差で福知山方面普通への接続はない。仕方がないので、9時33分の『こうのとり』の指定席に乗ることにした。
それでも接続時間が36分あったので、温泉に入ることにした。入ったのは駅から一番近い地蔵湯、湯船には菖蒲が浮いていた。地蔵湯から駅への途中、お土産物を購入した。

『こうのとり』を半室指定席を一人貸切って70分、福知山には10時43分に到着した。対面にはタンゴディスカバリー、向かい下りホームには明智光秀ラッピングの金色の289系が停車していた。福知山で降りたのは、丹後鉄道の新車『KTR300形』に乗るためだ。乗車を計画した時は2編成しかなかったので、固定運用とはいえ運用が限られていたから乗りにくかった。5編成揃った今では、午後の電車運用と朝晩の一部運用を除いて、宮福線の普通は『KTR300形』での運用になっている。

JRの改札を抜けて、丹後鉄道の改札へ向かった。記念乗車なので、隣の福知山市民病院口駅まで往復する形に、券売機できっぷを2枚買って、それぞれ『ゆき』と『かえり』のハンコを押してもらった。福知山発11時13分の列車は、緑の『KTR300形』GWのためか大混雑しており、前の方に乗っていても声をかけないと降りれない状況だった。折り返し、福知山市民病院口は赤編成、こちらはロングシートとはいえ余裕で座ることができた。

餃子の王将で昼食をとった後、福知山発11時53分の列車で園部へ、鍼灸大学前や日吉から乗り込みがあって立ち客も発生した。園部3分接続で快速京都行に乗り換え、3駅乗って13時27分に千代川駅で下車した。千代川駅は、去年2月に物置のような東口の駅舎を改良、スロープも整備された。券売機はUT70という新型のものを設置、既存の簡易券売機ではできなかったICカード残額を利用してのきっぷの購入などができるようになった。他には津山線の法界院駅や、きのくに線の周参見駅に設置されているそうな。

7分で折り返し、八木着13時37分、八木駅は去年4月10日から橋上駅舎が供用開始となった。新しい橋上駅舎は旧駅舎をイメージしたデザインで、勾配屋根や東口には丸窓もある。改札横のベンチには旧駅舎イメージのレリーフの作り木が使われている。西口は今年3月19日に開設されたばかり、駅前ロータリーが上屋付きで整備されたものの、周辺には何もなかった。

八木発14時23分の快速に乗って、京都には14時52分に着いた。出雲市からの切符を自動改札に通し、近鉄のホームに入場、ホームに停車中の『あをによし』を撮影した。旅行開始の4月29日から運転を開始した『あをによし』、14時45分から15時20分まで1・2番線を塞ぐことになる。複数人での利用が前提なので、お一人様でツインシートを利用する場合は、こども分の特急料金、特別車両料金が必要になる。それでも奈良までは1100円で利用できるのだから、午前中に乗った『こうのとり』よりは安い。

京都発15時09分の快速で西大路へ向かう。西大路駅は北口を新設、今年3月20日から供用を開始した。それに伴い、京都寄りに跨線橋を新設、北口駅舎と結ぶようになった。北口駅舎の前にはロータリーを整備、アクセス道路は跨線橋をアンダークロスする形となる。梅小路への廃線跡に設置された駅舎は高い場所にあるので、外から駅前広場へは階段またはエレベーターを使うことになる。

15時28分の普通で京都へ戻り、地下鉄に乗り換えた。京都発15時40分の竹田行は、新型車両20系が充当されていた。3月26日に営業運転を開始したばかりのこの車両、京都市交通局のホームページに運用が掲載されているので、乗るのは簡単だ。ただ、奈良への運用もあるから、それにはまると待たされる羽目を食らうことになる。20系は先頭車両におもいやりエリアを設置、関西では大阪モノレールに次ぐ導入だ。立ち掛けシートのモケットななどに西陣織を採用、その案内もドア横の広告スペースにある。先頭車両以外は吊革の鞘に北山丸太を使い、それを組み紐で結ぶ形となっている、

竹田でひと風呂浴びて折り返し、京都発17時10分の湖西線で山科へ向かう。山科では、新塗色となった京津線を撮影、京都に戻って買い物をしたあと、京都発18時39分ののぞみで東京に帰った。

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