程よい距離感」とも申しますか
叫べば届く距離なんてのが一番良いですな
まあ今日の話はそんな話なんですけれど
そういった状況だけとは限りませんで
時には叫べど相手に届かないそんな場合もある訳で
例えば、私どもも往年は轟音の演奏環境の中で
相手に意思を伝えようなんて状況も多々あった訳です。
伝えようにも離れすぎて不可能、アイコンタクトと申しましても
正確な意思はなかなか難しい....
さあ、そんな時、登場するのが演奏時の指サインって奴でございまして
あらかじめ幾つか決めておいて非常時には指サインで合図を出す
そりゃ状況に応じて幾つかあるんですけれど、本日はそのうちオーソドックスと申しましょうか
基本的な奴をば幾つかご紹介したいと思います。
で、まずはこれ
ちょっと出す指、間違えると大変な事になりそうですが
これはつまり、いわゆるキーサインですな
一本がC,二本出すとD,以下3本でE、4本でF,五本でG
となっていく常識的なKeyの確認でございます。
で次はちょっと複雑なこれ
まあ楽器等を演奏する方なら見覚えもあるでしょうけれど
中指に人差し指をからめてひねるという
これはセーニョという音楽記号を模したもので
意味としてはDCからこのマークに「頭に戻れ」といった感じでしょうか
踊り場等で演奏しておりますと
時にして「この後どこに行けばいいのサビ?それともテーマ?」なんて状況も生まれる訳で
そんな時、勇気ある奴が堂々とこのサインを出してくれると
全員「ああ良かった行くところ決まったもんね」と一安心する訳でございますな。
まあこういったサインが幾つもありまして、轟音の中、往年は演奏を進めていた訳ですが
最近はPAもしっかりしておりますし、サイン等出さなくてもお互いの音を聞いて
各々判断も出来る訳ですが
昔は自分の音を出すので精一杯
おのずとこういったサインが飛び交う状況ではありました。