お客様より連絡を受けて
排ガス触媒の燃焼が出来なくなった・・・・
インジケーター内にランプが点灯している。
という修理依頼でした。
早速車両を点検すると

2か所もランプ点灯しています。
スキャンツールにて確認すると

どうやら排ガスの詰りが多めの状況。
本来であれば触媒の交換や分解しての洗浄が好ましいでしょうけれど、
分解洗浄までの詰り状況であれば、
ランプ点灯が頻発するようになってからの方が
経済的かと思い軽油と燃料系統の洗浄剤を規定量入れて
触媒に負担が掛からないように
ユックリ燃焼 を試みました。
(
注意:
スキャンツールにて強制燃焼のためディーラーや整備工場にて依頼してください)
ユックリ燃焼ですので相当時間がかかりました・・・
燃料も減りましたが、
こちらの方が排気システムに負担が軽減されます。
エンジンのエラーも消えて
燃焼状況も相当改善されました。
ですので納車したところ・・・
10日くらい過ぎたころでしょうか!??
さいどお客様よりチェックランプが点灯した・・・・
と連絡を受けました。
こりゃもう分解洗浄しか無いなぁ~ と思って制度点検すると、
今度は燃料関連のエラーです。

排気状況が改善しても今度は燃料系トラブルです。
お客様に今回のトラブルは前回と違う系統のトラブルです!と伝え整備に掛ります。

燃料フィルターを交換しました。
念のため試運転やアイドリングで状況確認しましたが、
どうやらトラブルは出ていません。
前回入庫で排気が気になったので、
再度ユックリ燃焼をしておきました。
昨今のディーゼルは制御が複雑すぎて
整備士泣かせです・・・
でもそれってユーザー様も困るわけですから考え物です。
先月のBLOGに書いたような
噴射ノズル(マツダ タイタン)も電子制御ですし、
圧力までコントロールされています。
コモンレールシステムが市販車に積まれてから20年くらいたつでしょうか?
未だ故障が多いシステムですが、
うまいこと整備してゆきたいです。
小林自動車地図
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