サンシャイン通信

サンシャイン・ステート(フロリダ州)発のニュースレター

息子はライバル?

2006-12-13 22:23:19 | Weblog
早いもので8月下旬にスタートした秋学期も明日のHumanities(人文学)の
期末テストを残すのみ。
このクラス、事情があってどうしてもを取りたい・・・いや、取らなければなりません、
母親の名誉にかけて・・・

アメリカでは規定の成績をクリアすれば、高校生でも大学のクラスを
受けることが出来ます。それも無料で!!
授業料もテキスト代もいっさい不要。
そしてコースを終了すれば大学の単位を取得することが出来ます。
今まで私が受けたクラスにも、このシステムを利用した高校生が
何人もいました。

実は今学期、息子と私は同じ人文学のクラスを取っているのです。
それも私が通う大学のコースを、しかもテキストも同じ
私と息子のテキストのツー・ショット。(上が息子、下が私のテキスト。)
 


私達が受けているクラスは西洋史のみですが、テキストには日本の文化、芸術も載っています。

授業料もバカになりませんが、テキスト代もかなりかかります。
ちなみにこのテキスト代、100ドル!(約11000円)
運良く私は今学期、奨学金で授業料もテキスト代も賄えましたが、
そうでなかったら息子が恨めしくて仕方なかったでしょう。
その息子、時々学校のロッカーにテキストを“お泊り”させて
家で勉強する時、ちゃっかり私のテキストを使ってたりするのです。

やっぱり息子より悪い成績を取ったらカッコ悪い。
だから何としてでも好成績を修めたいのです。
夫は「子供相手に何ムキになってるんだよ。」と笑いますが、
私にとっては笑い事ではありません。

新学期早々の第1回目のテストで息子は93点をゲット、私は撃沈・・・でした。
別々にクラスを受けていて、インストラクターも、テストの範囲も
フォーマットも違うので、点数だけを比較して一喜一憂するのは
どうかと思いましたが、やっぱりくやしかったです・・・

その後、私は何とか挽回。
コンサートに出かけ、エキストラ・ポイントも稼げたし・・・
明日のテストで相当なヘマをしなければ、Aを取れるのですが、
油断は出来ません。
息子は既に楽々Aを取れる範囲にいるらしい。
彼が先生に「母も同じクラスを取っている。」と教えたら
「それは良かったわね。お母さんのチューター(家庭教師)に
なってあげられるじゃない!」と言ったらしい。
これ、どう受け止めたらいいの??

息子も来週でこのクラスを終了。1月からは別の人文学のクラスを取ります。
学年末には大学の一般教養課程で必要な人文学の単位を全て、
高校在学中に取得することになるのです。
それも無料で!タダで!0ドルで!! (しつこい!!)

親として子供が無料で大学の単位を取得できるのは
喜ぶべきことでしょうが、一大学生として何だか納得できない・・・
ま、そんなことより明日の期末試験です。
この勝負、息子私、どちらに軍配が上がりますか・・・


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