久々の豆注射

この数日間、豆注射（ツベルクリン反応）に振り回されてました・・・

今、受けている教育学のクラスは実習が必須。春学期も近くの小学校で実習をしました。大学のコーディネーターが実習先を見つけてくれたので、今学期も同じかな～と思ったら、今、受けているクラスは実習先を自分で探さなければならないとのこと。それも民間の機関を。別に公立校でなければ嫌だというわけではないのですが、前回の実習に際し、私にとって決して安くはない金額を払い、スクールボード（教育員会）で指紋を取り、バックグランドチェック（犯罪歴の有無等のチェック）を受けたから。公立校で実習・ボランティアをするには、これにパスしなければなりません。だから公立校の受け入れ先さえ決まれば、私はいつでも実習を始められるポジションにいるのです。

しかし今回は勝手が違います。民間の機関に連絡を取り、先週、実習生として引き受けてくれそうな保育園を見つけました。しかし！　民間の機関なりに様々な条件・手続きがあり、けっこう大変です。

条件の1つが“18ヶ月以内にツベルクリン反応を接種、陰性であること”でした。面倒くさいと思いましたが、久し振りに豆注射（←子供の頃、こう呼んでました）を接種。でもあることに気付きました。

結核のとらえ方は国によって違うということに！！

日本では陽性（接種跡が赤くなる）のが正常。陰性の場合はBCGを接種する。従ってBCG接種後は陽性になる。
でもアメリカでは陰性が正常。陽性の場合は結核の疑いがあるとみなされ、医師の診断を受ける。

私は子供の頃、BCGを何度か接種し、その跡が腕にクッキリ残っている。したがって陽性と出る可能性が極めて高い。
陽性　　実習不可　　単位がもらえない　　12月にコミカレを卒業出来ない　　1月に4年制大学に編入出来ない　
というシナリオが即、頭に浮かび、とにかく陰性になることを祈りました。でも気のせいか、接種跡が異常に赤くなってきたように見えて・・・　心配でしかたありませんでしたが、昨日、再度クリニックに行き無事“陰性”と言われました。ホッ！！でも私を診てくれた看護士さんは、日本の接種システムを知っていたので、もし陽性であったとしても即、“結核の疑いあり！”とは判断しないと言ってました。

豆注射は無事済みましたが、保育園から渡された山のような書類に必要事項を記入して、そのうち数枚は提出前に法律事務所で公証してもらわなければなりません。バックグランドチェックもまた受けなければなりません。あ～、面倒くさい！でも単位取得のため頑張らなければ　それにしてもこの歳になって、豆注射で一喜一憂するとは思いませんでした。まさに“所変われば・・・”です。